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75/85(合計:845件)
沙野風結子 高宮東
satoki
天使という言葉のイメージを裏切る妖怪天使憑きのいる世界観の設定がおもしろかった。さすがの沙野さんです。 天使というよりも、人の罪を喰らい快楽を得るというのは吸血鬼に近いかも。 羽根や心臓が性感帯という特殊な状況でのエロスは大変においしゅうございました。 羽なしと天使憑き。 お互いがいないとまっとうに生きていけない相依存気味の二人にはときめかずにはいられません。 今回消化不良気味の…
沙野風結子 あじみね朔生
実の叔父×甥で、沙野さんお得意のシリアス。記憶ソーシツもの。 水とセックスに関係するものを見ると動けなくなる発作を持つ恵多ですが、意識も感覚もあるけれど動けないという特殊な状況でのエロスはさすがです。じゅるり。 攻の章介の執着が光っていた。 こんなに大好きなのに離れようとするなんて……切ないです。 彼に関してはここまで執着攻なのに、ちょっと抜けているというか策士になりきれないところが面…
沙野風結子 実相寺紫子
前作が大好きだったのでうきうきしながら手に取ったスピンアウト。 月貴×睦月編と朋×甲斐編。 月貴編。 王子様×ツン少年だと思っていた彼らにこんな辛い過去があったとは。 重い運命の中での純愛が本当に切ない。 前半の月貴の色気が半端なくて、そりゃ睦月もメロメロになるわと思っていたらあの後半。 余裕がなくなっていく月貴にはやられました。 扉絵のシーンのちっちゃい睦月(オオカミ姿)から月…
沙野風結子 奈良千春
茶鬼
ネタバレ
いきなりだが、この頃の奈良千春さんの絵はいかにも小説の挿絵っぽくて大好きだったのだが、そんな表紙で購入した本でした。 なかなかに際どいところが丁度窓枠で隠れるというムフフ表紙のひとつデスw キーワードにもあるように二重人格モノです。 攻めの病み具合、激しい歪んだ執着。 受けの流され具合が結構好みで、ドSとドMのカプが好みの作品です。 また、エロ描写も攻め方にしろ、受けの反応が実に良くてい…
沙野風結子 小山田あみ
むつこ
まさに狂犬と野獣。 BLの受けらしくない強い受けが、さらに強い攻めに蹂躙されるという関係性は萌えました。 強い洗脳(催眠術?マインドコントロール?なんと呼べばいいか分かりませんが)のリズムを打ち消せるのは、攻めのあの時のリズムだけという… ほんまかいな!と言いたくなるような展開でしたが、アリです。これぞBLでしか許されない攻めのエロ野獣パワー万歳!なお話。 ただストーリーだけを見ると、ちょっとバ…
沙野風結子 朝南かつみ
夛椛
この作品を買ってから、BL小説に目覚めいろんな作品を集めるようになりました。BL小説の魅力に取りつかれた原点がこの「くるおしく君を想う」です。 性格悪い攻×健気な受 は私の大好物なんですがそのきっかけもたぶんこの作品ですね。 幼馴染ものです。隣に住んでいたお兄ちゃんの莉一に幼少時代から想いを寄せていた航希。しかし、莉一が好きなのは自分の兄で…。ある雨の日莉一が兄にキスしているところに遭…
クレタコ
二段組でがっつり世界観を堪能しました。 人狼同士カップルと、研究者と人狼カップルの2作収録されてます。 自分は人狼同士の月貴と睦月との話の方が好み。 人狼といっても、この作品の彼等は人工的に作り出されたキメラでその存在はあまりにも過酷で厳しくて悲しい生き物。 研究所の中で人狼達は時に闘わされ、レベルを付けられて規格外の人狼は処分されてしまう。 睦月[受]は小柄で気も弱く、本来ならレベ…
ハイ爺
あとがきで作者が「振り落とされずに読了してくださった方がひとりでも多く(後略)」と願ってらっしゃいますが。。。振り落とされた気分です、つ、ついてゆけなかったカンジがっ。 「天使憑き」という、ほぼ人外(妖怪的)な聖良:受けと、それを憎む「悪魔憑き」という、やはりほぼ人外な存在の代表、叶枝:攻め が、対立しあっているものの、 両方を利用しようとする宗教家たちに反発し、敵味方であったものがやがて共…
サガン。
以前から気になっていた作家さんの本をようやく読めました。 ………面白かったー! 航希は隣の家のお兄ちゃん・莉一に憧れを抱いていた。 少しずつ親しくなって距離を詰めて。 しかし、そんな話を兄である采斗にしていると采斗はあっさり莉一との距離を縮めてしまった。 その上、莉一が眠っている采斗にキスしているのを見てしまい…。 そのことで崩れる航希と莉一の関係。 やがて、莉一の感情は上がり、…
OUT
最近沙野さん読み返し月間です。 神がかり的なエロシーンの描写力にますます尊敬の念を深めております。 この「つる草の封淫」、BLには珍しい本の厚さと結構頭を使う時代言葉で1回ザッとしか読んでなかったんですが、今回読み返したらいろいろな発見が。というかフンドシです! 「下帯」という単語がやたら出てくるのですが、前に読んでたときは「オビみたいなもの?」ぐらいの認識で読んでたんですが、フンドシのこと…