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31/85(合計:845件)
沙野風結子 みずかねりょう
fandesu
幾通りもの楽しみ方が出来るお話だと思います。 で、ネタバレなしで読んだ方が圧倒的に面白いと思うんですね。 まずは表題作です。 確かに目新しさはないですがこちらも充分面白いんですよ。 特に沙野さんが「非常に楽しんで書いたんじゃなかろうか?」と思える、ねちっこい身体検査のシーンは大層エロい。 『ヘ・ン・タ・イ!』として白眉でございます。 沙野さん作品には必ず存在するエロチャレンジ、今回…
沙野風結子 水名瀬雅良
ましゅ
ネタバレ
兄弟ものでこれはなかなかの良作ではないでしょうか…!! 細かな描写が登場人物たちの容姿や感情を色濃くし説得力があるからこそこちらも本気で世界に溶け込める。 一般的には宜しくない方向に進んでいくのですが、その流れも丁寧に無理なく書かれているため一緒になって心を痛められる。 各シーンが印象深いため容易に想像できて楽しかったです。 ガチな兄弟ものですが、兄視点では一貫してこの関係は正…
ぷれぱーる
とっても面白かったです! 実は、私は沙野先生の作品に苦手意識があったのですが、あらすじに惹かれて久しぶりに読んでみました。 あれ?私、何が苦手だったんだろう?と、あっさり苦手意識が覆ってしまうほど面白かった!! ーーネタバレしますーー 13年前の因縁の相手・玖島は、かつて真智の先輩であり、「犬」でもありました。 玖島の高校卒業以来疎遠になっていた二人は、真智が海外から狙われる研究…
ろっこりー
沙野先生の本領発揮 切なくて物悲しいのに希望と始まりを感じさせるとても秀逸なラスト 再会物ですが、それまでの複雑な事情から憎まれて蔑まれて離れたと思っていた真智 研究者である真智のSPとして13年ぶりに再会した玖島 お互いの想いは胸に秘したまま離れ離れになった高校時代 再会後も中々本心を明かす事ができず 警備対象として冷静な姿勢で接する玖島が秘めた欲望をぶつけるような身体検査…
沙野風結子 奈良千春
しろたん9610
妖精の取り替え子とか、国外追放され海賊になった攻めとか、ワクワクする設定でストーリーも壮大で、それ自体は面白かったのですが……読むのにとても時間がかかりました。 両片思いとかもめっちゃ好物なのに、それを補って余りある、受けの過去がキツすぎる! 九歳から大司教のオッサンにエロいことを仕込まれて、萎えたまま体内でしか達せない体にされたとか、さすがよくそんなこと考えつくな沙野先生、とは思うんだけど、う…
いるいる
なんかもう…余韻がハンパない。 満たされるような、すごく悲しいような、いろんな感情がグワッと刺さります。 発売前にタイトルで検索したところ、ちるちるじゃない感想サイトでこの作品が掲載された雑誌の感想を目にしたんですね。感想を斜め読みした印象は、割と普通の話なのかな…?でした。実際読んでみて雑誌掲載分の前半は、なるほど、こういうことね、と。 けれど!書き下ろしの後半です! 前半に散ら…
ポッチ
作家買い。 どこかで読んだことがあるなあ、と思いつつ読み進めましたが、雑誌「小説Chara vol.35」に収録されていた『疵物の戀』に加筆修正したものでした。 前半は受け視点の『疵物の戀』、後半は攻め視点の描き下ろしにあたる『疵物の愛』で構成されています。攻め・受けの視点の両方が描かれているので登場人物たちの感情の機微が手に取りやすく、読みやすかった。 ということでレビューを。ネタ…
沙野風結子 小山田あみ
幻想的な表紙に不思議なタイトル。 日常の風景から絶妙に顔を出してくる謎。 ドキドキしながら一気に読みました。 地雷がなければネタバレなしをオススメします。 初読と2週目、倍の萌えが得られますよー!!! 途中胸クソ悪くて、私は胸を掻きむしっちゃいました; 人の悪意が気持ち悪かった…。 が。それを上回る勢いで胸が熱くなります。 終始受け視点で、初読は受けのお話として読んだん…
ふばば
極道BLのハードコアな4部作のラストを飾る超弩級作品。 1作目「蛇淫の血」、2作目スピンオフの「蜘蛛の褥」、3作目は「蛇淫の血」の続編の「蛇恋の禊」、4作目の本作はその「蛇恋の禊」に登場する非道すぎる極道・熾津臣が中心となる物語です。 破滅型の武闘派極道・熾津臣が標的にしているのが高柳商事の大阪支社長・高柳光己。 妻の浮気動画を餌に呼び出し、そのまま光己本人をレイプしてそれも録画して、関係を…
沙野風結子 朝南かつみ
夏蜜柑◯
元から受けが好きで身代わりはフェイクって展開を期待したのだけど、結局は兄が好きだったけどでも勘違いでした、やっぱり君が好き!…はあまり納得がいきませんでした。狂おしく君を想うって攻めのことかと思ったけどこれは受けのこと?確かに受けは盲信的に攻めのことが好きですね、あんなにひどい事されて…。でも理屈で片づけられない恋もたくさんあるはずだからそこは否定しません。しかし今回は受けが酷い目に合いすぎている…