佐々木禎子さんのレビュー一覧

けなげなミルク・ボーイ 小説

佐々木禎子  ヒマワリソウヤ(日輪早夜) 

おバカでかわいいよ受け~

受けは高校生。
牛乳瓶のなかにアレを入れてオナニー。で、抜けなくなっちゃって…。
この、バカすぎる受けが可愛いお話です。こんなバカバカしいことをやっちゃうのが、いかにも高校生らしいなーとw
しかも勃起して抜けなくなって、それを好きな人(学校の先生・攻め)に目撃され、ビンからチンを抜くために手伝ってもらう、という。
牛乳瓶のなかに入っちゃってるチンには触れられないので、仕方なく(?)前立腺で…この自…

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ぼくらは恋をするカタチ 小説

佐々木禎子  桜城やや 

おバカで一生懸命な受けが可愛い

妙な面白さのあるお話でした。
父子家庭で育った高校生が主人公です。
父親はマッドサイエンティストぎみの変人で、月一でしか帰宅しない。父子のあいだに愛はたっぷりあるんだけど、普通の家庭ではないのだ。
で、家政夫を雇うことになる。これが、初日から、主人公にセクハラしまくりの変態家政夫なのだ。
主人公はぐるぐるになりながらも、「家族愛を必要としてるんだ!」と解釈して、その解釈のままで突っ走っていく。
お…

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ロッカールームでキスをして 小説

佐々木禎子  高久尚子 

意外とリアルでシビアな展開となる後半が、ツボ

前半は王道展開なストーリーでした。
職場で出会った二人が、なんだかんだの末に結ばれて…という。
普通に面白かったです。

で、後半。
後半でキましたねー。
BLってほら、基本的にお互いがお互いをものすごく好きで、いつも会いたくて、片方が疑心暗鬼に囚われてても実はそれは誤解でってパターンが多いじゃないですか。
でもこれは、「確かに大好きなんだけど、今日は他の用事がしたい。ちょっとウザい…」みたいな、…

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僕の好きな漫画家 小説

佐々木禎子  香坂あきほ 

漫画家のお話が好きなもんで・・・

どこぞのルコちゃんより随分マシで、どこぞのルコちゃんより人間らしいけど、9歳年下のお世話係・澄夫くんがいないと生きていけない漫画家・瞬のお話。
でも、お話的にはルコちゃんの勝ち、みたいな・・・
他の作家さんと比べちゃって、すみません。

どう考えても元教え子・澄夫くんが瞬に惚れ込んでいるのは明白で、その件については彼らの周囲の人間みんなが暗黙の了解をしているんじゃないかと思えるくらい、澄夫…

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僕の好きな漫画家 小説

佐々木禎子  香坂あきほ 

秋葉系の萌え(笑)

両方イケメンというか受けは可愛い系だけど、(微妙に)オタクなんです。設定がそうなんでしょうが、お互いオタクっていう設定は初めてかも。
でも、オタクな感じがしない。どっちかというとあっさり系な感じだし…。

萌えには秋葉系と燃焼系という違いがあったのにびっくりで。てか知らなかった!(え、私だけ?笑)

最初読んでたとき、ちょっとハズレかなーとか思いながら読んでいったんですが、徐々に面白さが…

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SPも恋をする!? 小説

佐々木禎子  青樹緫 

いろいろと、微妙

SP関係の話は面白かったんですよねぇ。
SPである主人公とその相手役が、中二病的な職業意識しか持たずにひたすらぐるぐるしてるだけならヤダなと不安だったんですが、さすが佐々木禎子さんはオトナで、ちゃんとプロ意識のあるSPの姿を描いてくれてました。

微妙だったのは恋愛面、というよりエッチ面です。
物語の隙間隙間に挿入されるセクハラチックな場面、普通なら、「固めのストーリーのなかでのサービスシーン」と…

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クライマックスご一緒に 小説

佐々木禎子  ほたか乱 

プロットは好き

コミカルでSFなお話です。
16歳で事故死した主人公は、友人への恋心が煩悩となって、前世の記憶を残したまま、友人の隣の家に転生する。
16歳の年の差カップルもの、しかも主人公は8歳の小学生で攻めです。8歳だからショタものとも言えますが、16歳のときの記憶を0歳のころから持っているので、ショタな感じはあまりしなかったです。

これ、コミカルな部分をもう少し抑えぎみにしたら、もっと面白かったんじゃない…

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その夜、ぼくは盗まれた 小説

佐々木禎子  金ひかる 

んー…真相がバレバレなのが

プロット自体は好きです。
ただ、ミステリータッチなストーリーなのに真相がバレバレなのと、読者サービスのようにエッチシーンがてんこ盛りにあることに、辟易してしまいました。
書き方によってはもっと面白くなったんじゃないかなァと残念。
真相が簡単に読者には分からないような仕掛けにするとか、エロシーンをもう少し削るとか。

いちばん最初の、『嫉妬に目がくらんだ攻めが、受けを椅子に縛り付けて凌辱する』ってシ…

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危険なキミも悪くない 小説

佐々木禎子  すがはら竜 

ツボにきてしまいました

今まで読んだ生徒会モノの中で、一番好きかも知れない。
そのぐらいツボにきてしまいました。
ちょっと甘めの評価ですが、お祭り気分なので神にしときました。

クセのある生徒会長と副会長の二人に愛されてしまう、天然元気印の受けが主役です。
最後の最後までヘタレない生徒会長と副会長が良かったなァ。ヘタレないのに可愛かった。
遊び人な攻めが「はじめて本気で好きになってしまい、ヘタレてしまう」という展開はツボ…

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不完全で、完璧なキス 小説

佐々木禎子  鹿乃しうこ 

佐々木禎子さん、作家買いしようと決めました

確かな文章力、奥行きのあるストーリー、魅力的なキャラクター、三拍子揃ってました。
神評価するにはパンチや萌えがビミョーに足りないんですが、行間に流れてる価値観が非常に私好みなもんで、「作家買いしたい」と思いました。
この作家さん、『小説道場』出身なんですよね。
つくづく、道場出身の作家さんは、実力派が揃ってるなと思いました。

奇妙な冒頭です。
ゴミ置き場で拾った男と同居することになった主人公。

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