本穣藍菜さんのレビュー一覧

色のない、そして光 小説

本穣藍菜  しちみ 

色の無い=感情を消す 昴のこと

書くことが好きな作家が、深く思い入れを込めた作品。
展開が上手い。状況進捗と心理描写に力を入れた作品。
無自覚の魔性の美貌を持つ昴は、母同様に自分を守る術も知恵も無い。
昴より4歳年上の葛城が昴に執着する物語。

過疎な島で生まれ育った美貌の母。妻子を愛する優しい父は、医師。両親に愛されて育つ昴。
母の希望で、島で暮らす親子三人。
ある日、島民に暴行され、母は自殺。・・ここからドミノ…

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