佐々木久美子さんのレビュー一覧

真夏の夜の御伽噺 小説

秀香穂里  佐々木久美子 

お伽話~

タイトル通りお伽話でメルヘン入ってましたー。
秀香穂里さん作品の中ではちょっと異色作なんじゃないでしょうか。
慣れない仕事にめげまくってる新人営業マンの旗野[受]が偶然に銀座の不思議なお店に入った事から始まるちょいファンタジーちっくなストーリー。
旗野がかなりのネガティブ思考でコーヒー飲みながら死にたいとか言い出します、せめて辞めたいとかにしとけーって感じですが店主の岡本[攻]が取り出したの…

0

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

ゴスチュル

イマまで読んだ、漫画家シリーズでこれが一番好き。
ちゅぅか、これを読んで、榎田さんの作品が読みたくてしょうがなくなってしまったのだよ(ノω`*)んふ
たまらなくなって積本の中から榎田作品を掘り起こしてきた。
山ほどでてきて驚いたっちゅー話。
お話は、オタクで漫画が大っ好きな編集さんが、なんと大好きな作家さんの担当に就任した。ところがその漫画家さん、編集部内でも有名な問題児。
締…

5

SH(シュガ-ハイ) 小説

井上ハルヲ(オハル)  佐々木久美子 

タイプです

厚労省・麻薬取締官と警察庁・組織犯罪対策課の主人公2人の恋愛を絡めながら、各上層部の腐敗や腑抜け振りをあらわした良い作品だと思います。

1ページ目から、主人公の組対課の柘植が、麻薬常習者の凶行で惨殺された実兄と兄嫁の死体袋のファスナーを開け、死体の状態や腐臭の説明・・・という甘くないシーンから始まります。
普通なら泣き叫ぶなりするはずが、柘植は訥々と「これ、義姉ですか?」、犯人に対しては「…

8

リンクス mini Vol.9 グッズ

ラブコメが気になる?

小説リンクス6月号の応募者全員サービスの小冊子。

「それぞれの願い」水壬楓子
「バロックの裔~偽りの花~」のお話。
椿がなんだかかわいいんだけど色っぽいです。
絵もないしそれほど詳細な描写がされているわけでもないのになんだか色っぽさを感じてしまいました。
きっとお風呂が出来たら、そこでもまたいろいろと可愛がられるのでしょうね。
椿は自分の気持ちに素直だ。
もちろん、真神が自分の欲…

0

ブルーブラッド 小説

火崎勇  佐々木久美子 

誇りを形づくるモノ

今回は大学でデザイン工学部を教える教授と
攻様の為に日本留学するアラブの第七王子のお話です。

受様視点で二人の出会いからまとまるまでの本編と、
攻様視点での本編経緯と後日談を収録。

受様はアラブの小国に王の第七王子、
正妃の母には三番目の男子として生まれ
王の子として誇り高く育ちますが、

長じると順位の低さゆえに
戸惑いと不満を覚えるようになります。

しかし聡明…

0

耳たぶに愛 小説

名倉和希  佐々木久美子 

超ネガティブ天然ヘタレオヤジ受け

いやー、どうしよう~この面倒くさいヘタレオヤジが可愛くて可愛くて、ドストライクのツボなんです!!
しかもエロい!
エロいんだけど、おかしい!
余りの天然ぶりがおかしくておかしくて、爆笑が続くぅ~~~♪♪♪
エクスクラメーションが多くてすみません、それほどに面白かったんですよ。

失業中の脩一が造園業の叔父の手伝いで訪れた顧客先が資産家で広大な屋敷に住む児童文学作家の石神の家。
最初に…

8

誓約は密やかに甘く 小説

藤森ちひろ  佐々木久美子 

甘い話を読みたいときにはおすすめです。

どうも、伯爵さまやら公爵さまは女性からの求婚を拒否りたいお人が多いご様子。
BL界の社交界では、そのうち男×男カップルの連れあい同士ばかりになるんじゃないか!?あ、それはそれで美味しいのか!!

兄弟揃って攻めたちに契約・取引をちらつかされている、障害の多い恋に縁のある兄弟です。
しかし、弟編は兄編ほど重苦しくなくて、何故ならそれはアレクシスが早い段階で悠にメロメロだったから。
アレクシ…

0

密約は淫らに甘く 小説

藤森ちひろ  佐々木久美子 

大人同士の恋は難しい。

弟編がスイートなら兄編は切なくほろ苦いビター。

大人同士の恋愛話なので、はしゃいだ部分がなく落ち着いたトーンの話ですが、大人だなぁ!と思わせるようなスマートな話ではなかった。
何と言うか大人同士だからこそ、色々なしがらみが増えてしまって、たくさん縺れてしまっている。
赤い糸は繋がってるのにこんがらがった糸が解けて、真っ直ぐになるのにえらく時間のかかったふたり、全てがもどかしかったのです。…

0

9時を過ぎたら 小説

坂井朱生  佐々木久美子 

ヘタレな年上攻め

何となく惹かれあった二人だけど、周囲の人々がいなかったらくっつかなかったでしょうねww
そんなヘタレた年上攻めが、ちょっとかわいらしいかも?と思った作品でした。
ちょっと甘い感じで好みではない作家さんだったのですが、佐々木久美子さんのイラストが好きで絵師買いいたしました。
ロン毛の男が、髪を結えて上へ巻き上げている、そんなヘアスタイルにフェロモン感じますv

渉が幼馴染の陸が恋人を紹介す…

0

シナプスの柩(下) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

「魂の再生」の物語、完結。そして出発。

下巻では、水斗が過去と向き合い、自分を取り戻すまでの過程が主題的に描かれています。
二人だけの空間で心を通わせて水斗と樋口でしたが(華藤先生は二人だけの静謐な空間を描くのがとてもお上手だと思います!)、徐々に水斗をとりまく状況が動き始めます。水斗の師、長山にまつわる諸々の疑惑の捜査に警察が動き出し、彼の愛人であった水斗にも、長山の不法行為に加担していたのでは、という疑惑が向けられます。さらに、そ…

3
PAGE TOP