佐々木久美子さんのレビュー一覧

嫌になるほど 小説

中原一也  佐々木久美子 

不良オヤジの純情とツンデレ意地っ張り

過去に付き合っていた二人、今は仕事の相棒としての付き合いながら口を開けば
元鞘に戻ろうと口説かれる日々。
10年前まで一応恋人のような関係にあった二人、ホストとその店のバーテンで用心棒を
していた二人、甘い言葉があった訳でもないのに互いに貪りあうような関係。
恋人未満セフレ以上のような関係だった二人だが、攻めの望我がギャンブルに
狂ったことから二人の関係は終わる。
それも、何も波多野に…

3

嫌になるほど 小説

中原一也  佐々木久美子 

オットコマエな年上世話女房♪

三十路男二人が、冷蔵庫のプリンのことで言い争ったり、
手回しビール冷却器を一緒にクルクル回したり・・・
いいな~こういう日常の何気ない描写v
まるで同居しているみたいに食べ物や煙草を共有していて可愛いです。
この二人のやり取りや、世話焼き×狂犬という組み合わせが、
刑事コンビ物の『不器用、なんです』にちょっと似ているかも。
本書の二人は、10年振りに再会した元セフレで、今は探偵と相棒と…

3

嫌になるほど 小説

中原一也  佐々木久美子 

中原節がうなるw

今回のこのお話も中原さんらしい要素が満載で、とても自分には好きな男同志の関係でした。
ヤクザではないけど危ない橋を渡る彼等。
勝負をかける代打ちの高レート麻雀。
腕っ節はハッタリじゃなく強い。
そして本気だか冗談だかのエロおやじ発言。
甘い雰囲気は一切ないのに、愛情がヒシヒシと伝わるドライなのにウェットな関係。
こういういかにも「男」な同士が関係あるって、すごく自分の萌えツボなのです。…

7

犠牲獣 小説

桑原水菜  佐々木久美子 

まだ、枝葉あり

もしこの作品を今まで同人誌さえも出した事が無い
新進気鋭の作家さんが書いた、という事であれば
評者は期待含みで神レベルの推奨をしたかも知れません。
ただ、あの「炎の蜃気楼」の作者さんが書いたと
言う事であれば…正直拍子抜けと言う所でしょうか。

筆のノリの良さは確かに伝わってきます。
そのノリのお蔭でぐいぐい引きこまれる様に読めたと
言うのも事実です。
しかし、どこか匙加減が狂っ…

0

編集長の犬 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

本領発揮のお仕事BL

鳩村さんならではのお仕事満載小説。これはまた特にその配分が多く感じました。
面白かった。
ご本人もあとがきで書かれているように、「社会人を目指す学生に教えたい二十のこと」というタイトルでも全然いいですよほんとに。
『部長の男』のスピンオフということで、康太出てくるかな~と期待してましたが、友情出演程度でしたね。
同じ絵師さんなのに、あの表紙の色っぽい康太とは思えないほど目が、目がっ、線(笑…

2

ひとでなしの恋人 小説

松幸かほ  佐々木久美子 

どこがどう『ひとでなし』だったのか、読み終わってもよくわからんのですが・・・

あらすじや表紙イラストの(私の)イメージとは違って、何ともラブラブで甘め(甘ったるいとまではいかないかな?)のストーリーでした。
読む前はもう少し殺伐としてるのかと思ってたんですよ。

瑞樹(受)がなんとも男前で口も悪いんですが(手も早い)根は素直というのか、竜崎と恋愛関係になってからはどんどん可愛くなって行きました。
私は『意地の張り過ぎ』は読んでてものすごく苛立つんですが、こういう…

0

ディール 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

ベスト・カップル!

自分がまだこの作品をレビューしてないことに、今更ながらビックリした。
この『ディール』の二人が、シリーズが何作出ようとも一番好きで、CDも買いこちらも何度聴いても飽きることはない。

私は割れ鍋に綴じ蓋カップルが大好きなのだが、この二人はまさにそれを体現しているのではないかと思う。
律にとって延清は何者にも代えがたい物凄く大切な存在なのだが、延清にとって律は言葉に出来ないような恋人であり、…

12

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

ほのぼの

久しぶりにコメディを読んだ。
カワイイ主人公でした。
見た目はあまり言及されておらず、そのせいか、顔でなく性格で惚れてる感じがいい。
吸血鬼は面食いが相場だけど、この人は食事だからあまりこだわらない感じもいい。
美食家ですらない。
不老不死についても適度に解決法が出てる、吸血鬼と人間のカップルって、
物語としてまったく続かないわけだけど、
そこらへんの悩むポイントを全部捨てて気楽に書…

1

執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

執事とご主人さま

美形で頭が良くてでも極度の潔癖性のご主人と、忍耐強くて大らかに心優しい執事(見習い)。
いや、主従は好物です。
ですから設定だけでも美味しいんですけれど、そこは榎田作品でちょっと楽しい一捻り。

同族経営の老舗会社の役員乙矢は、極度の潔癖性。
老執事(彼がまたいい味なんだ!)の体調不良による引退に伴い、新しい秘書を雇う事に…
原田は製薬会社に勤めるつもりで応募するのだが、なんだかあれよ…

4

熱砂の檻からはばたいて 小説

佐々木禎子  佐々木久美子 

わーきんぐアラブ!です。

いやー、これ、結構好きなんですけど古いからかな?レビューがなくてかなしいので書いて見ます。
まず惜しいところ。
表紙以外にイラストはないぜ!!
イラストが美麗なので自分で萌えを補完します。でもちょっとかなしい。

内容はですね、
あらぶな王子様×日本のリーマンです。
学生時代のはかない恋を忘れきれないまま日本の企画運営会社(イベントやさん)に勤めている主人公のもとに、元彼のアラブの王…

1
PAGE TOP