佐々木久美子さんのレビュー一覧

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

ほのぼの

久しぶりにコメディを読んだ。
カワイイ主人公でした。
見た目はあまり言及されておらず、そのせいか、顔でなく性格で惚れてる感じがいい。
吸血鬼は面食いが相場だけど、この人は食事だからあまりこだわらない感じもいい。
美食家ですらない。
不老不死についても適度に解決法が出てる、吸血鬼と人間のカップルって、
物語としてまったく続かないわけだけど、
そこらへんの悩むポイントを全部捨てて気楽に書…

1

執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

執事とご主人さま

美形で頭が良くてでも極度の潔癖性のご主人と、忍耐強くて大らかに心優しい執事(見習い)。
いや、主従は好物です。
ですから設定だけでも美味しいんですけれど、そこは榎田作品でちょっと楽しい一捻り。

同族経営の老舗会社の役員乙矢は、極度の潔癖性。
老執事(彼がまたいい味なんだ!)の体調不良による引退に伴い、新しい秘書を雇う事に…
原田は製薬会社に勤めるつもりで応募するのだが、なんだかあれよ…

4

熱砂の檻からはばたいて 小説

佐々木禎子  佐々木久美子 

わーきんぐアラブ!です。

いやー、これ、結構好きなんですけど古いからかな?レビューがなくてかなしいので書いて見ます。
まず惜しいところ。
表紙以外にイラストはないぜ!!
イラストが美麗なので自分で萌えを補完します。でもちょっとかなしい。

内容はですね、
あらぶな王子様×日本のリーマンです。
学生時代のはかない恋を忘れきれないまま日本の企画運営会社(イベントやさん)に勤めている主人公のもとに、元彼のアラブの王…

1

つまさきにくちづけを 小説

橘紅緒  佐々木久美子 

雰囲気にやられた

レビューを拝見して居ても立ってもいられず即購入。
文句無しに「神」でした。内容は。
橘紅緒先生の本は初めてだったのですが、本当に読みやすくて情景も手に取るように分かるので話に入り込みやすい。
ただ最初の方なんですが、専門的な用語が結構出てきて「このままこんなペースで進むのか!?」とちょっと心配したのですが、そんなのは最初だけでした。
バレエなどよく鑑賞する人なら間違いなく楽しめるお話だと思…

2

愛執の鎖 小説

秀香穂里  佐々木久美子 

秀逸な共依存もの(^O^)


神評価です。
秀逸な共依存ものです。
既出ですが、もっと評価が高くてもいい作品です。

三浦の優柔不断さはリアルでした。
そんな三浦に愛想をつかした三浦(妻)と大石が彼から離れていくのもすごく自然。
急な虚無感に打ちのめされた三浦が少しおかしくなったのも読んでて納得できてた。職場の反応もリアル。
終盤で甘ちゃんだった三浦が恥も外聞も捨てて社員の前で土下座しながら告白するシーンは、よくやった、三浦…

5

執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

面白かったです!

執事(見習い)×主という設定が好きなので、榎田先生の場合はどのようにお話をもってくるのだろうと楽しみにしていました。予想以上の素敵なお話でした~♪

綺麗なのに、厳しい性格の乙矢(受け)がツンデレで可愛い!!老執事の富益にだけ心を開いていて、そこがまた可愛くて可愛くて・・・
攻めの原田は、どう見ても体育会系なのに過去の部活はマネージャーをやっているという(笑)面倒見の良く、我慢強く、格好良か…

3

編集長の犬 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

がっつり すっきり さわやか

『部長の男』のスピンオフ
といっても、主人公の勤務する会社が同じ東都印刷というだけなので、前作と切り離して全く問題ありません。
今回もお仕事がガッツリ!
後書きで作者さんが述べられていますが、ほんとうに仕事に対するスタンスや心構えや対処法や人との付き合い方など、割とそういう方面に”なるほどー”と納得したり共感したり勉強になったりする場面が多く
というか、そういうシーンを通して主人公達が接す…

3

編集長の犬 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

お仕事もの

「部長の男」を舞台とした2作目。
編集者と印刷所の2人のお話です。

もう1つ欲しかったかな~というのが
正直な感想です。折角、タイトルに「犬」とついているので、
もっとそこを掘り下げてもらえたら、最高だったかな!と。
しかし、真面目にお仕事をする男はカッコいいな~と
思える作品でした。

印刷会社で働く、大和は、編集長の佐治と出会う。
この佐治ってのは、敏腕ではあるのですが、…

1

編集長の犬 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

ゴールデン・レトリーバーとチワワ

前作「部長の男」に続く東都印刷シリーズとも言うべき第2弾は、東都印刷会社営業で
プロ野球選手を目指していたが夢のまま終わり、何処かで諦め切れない思いを抱きつつ
それでも過去の目標以上のものを見つけられずにいる、ワンコみたいな攻め様と、
中堅出版社の美貌だがいつ来るか分からないようなスコールみたいな編集長との
仕事と恋を描いた作品でした。

個人的には前作のリバありの方が楽しめたなと言う…

2

つまさきにくちづけを 小説

橘紅緒  佐々木久美子 

好き。

コンテンポラリーダンスの世界を舞台にした物語。
足を痛めた元ダンサーで国際的な振付師のリツと、若い天才ダンサーのエース。

寡黙なエースが最初からリツに惹かれていて、強がりだけれど臆病なリツもどんどん嵌って行くのが
読者にはよく分かるのだが、小さな誤解も積もって二人はなかなかお互いの気持ちが分からない。
ストーリー展開自体は、そういう先も読める非常にベタなものなのだけれど、
なんでこん…

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