佐々木久美子さんのレビュー一覧

におう桜のあだくらべ 小説

久我有加  佐々木久美子 

清新でまろやかな人情落語BL

明治中期の日本を舞台とした落語BL。
『頬にしたたる恋の雨』のリンク作(過去編?)ですが、
単独でも読める内容となっています。
若き日の真寿市(前作受の師匠!)の登場には思わずニヤリと。


華と愛嬌がウリの人気落語家・椿丸(受)は
敵対流派の人気落語家・真吾(攻)の噺に惚れ込み、
師匠に内緒で逢瀬を重ねる。

明るい芸風とざっくばらんな性格で皆に好かれる椿丸(受)。
卓越し…

10

におう桜のあだくらべ 小説

久我有加  佐々木久美子 

表紙買いしました♪

表紙がとっても素敵だな~///と惹かれて買いました!
内容は明治時代の芸人さんBLでしたが、
明治時代の知識なんてなんにもない私でも
楽しめたし勉強にもなりましたw
でも関西弁にびっくり∑(・ω・ノ)ノ
いつも好きなセリフは頭の中で何度も反芻するのに、
今回はイントネーションがよくわからなくてできませんでした(´・ω・`)

挿絵が全部、額に入ってるみたいになってて綺麗でした♪

5

正しい恋の悩み方 小説

渡海奈穂  佐々木久美子 

本当に恋を知って、初めてわかる相手の想い

一読目は「こんな受け、ヤダ!!」って思いつつ
攻めが健気で手放さなかった、という作品ですw
何度か読むと、あーら不思議!受けの性格を受け入れられましたww
慣れたって事なのかな…?
顔が綺麗で中身は粗暴というギャップは良かったですし
受けがカワイ子ちゃんでないというのは好きなのですw

仕事に忙殺されそうなカズイは、
高校から友人だった尾崎と一時期疎遠になりながらも
他の友人と月…

4

弁護士は愛に堕ちる 小説

砂床あい  佐々木久美子 

面白いけど

なかなかシリアスで面白い作品だと思うのですが、主役の弁護士である白神が
結果的に弁護士資格を剥奪されるオチは好きになれなかったですね。
のほほんファンタジーを好む私にとっては白神が背負った被害者としての事件が
かなり重かった、そして真実が明かされたとき被害者である白神がもっと苦しむ。

それを救うのが、攻めになる年下のヤクザの一家に生まれた昴輝なのですが、
子供の頃の初恋相手である白神…

3

弁護士は愛に堕ちる 小説

砂床あい  佐々木久美子 

人は愛によって馬鹿になり、愛によって救われる

面白かった。
でも萌えたかというと「ウーン…」というところなので、評価は萌いっことなりました。

物語は暗いシリアスものです。
弁護士の白神(受)は妻を惨殺され、その胎の中にいた子供を連れ去られたという過去を持ち、犯人に復讐しようとしています。
犯人は誰の目からもあきらかなのですが、バックボーンが強力で罪を償わせることができなかった。
復讐するためにヤクザの手を借りようとして、出会った…

4

SECRETARY~『ディール』番外編~ グッズ

秘書室にて。

『ディール』ドラマCDブックレット掲載のSSです。

ちなみに、完全にブックレット(こちらのSS)目当てのため、CDはいまだに聴いていません(この先もまず聴かないでしょう)。←個人的に、ドラマCDというもの自体がどうも合わないんです。
ああ、でもこのCDのジャケットイラストはものすごく好き。

タイトルの『SECRETARY』はそのまま、榎本(エスコートのオーナー)の秘書である律(受)を…

1

SH(シュガ-ハイ) 小説

井上ハルヲ(オハル)  佐々木久美子 

うまい!と唸りました

オハルさんの本は初読みです。
文体の特徴は良くわからないのですが、硬い内容ながらスイスイ読めました。
先は若干読める部分はありますが、とにかく「うまい!」という感じです。


攻めの柘植は組対課のキャリア刑事。
キャリアといっても落ちこぼれで、兄と義姉を殺害された過去があります。

麻取の早瀬は潜入捜査官。
見た目の美しさに反して意志も気も強く、職務と上司に忠実な男です。

12

つまさきにくちづけを 小説

橘紅緒  佐々木久美子 

欧米舞台は苦手

ネタバレなしで書きたいと思います。

橘さんの小説はすべて既読ですが、こちらの作品は唯一ハマりきれませんでした。
なぜか……それはダンサーものだったから!
芸能ものはわたしの苦手なジャンルのひとつです。
そして欧米が舞台のものもちょっと…
おまけに表紙が手にとるのをためらわせると言いますか…


受けの律は、かつてはスターダンサー。
怪我が原因で引退し、今は振付師としてプリュー…

1

ふんわりフラワー 小説

早瀬亮  佐々木久美子 

「(モノローグ)」の多用が苦手でした

題材は面白いけど、文章と展開が自分にはちょっと合わなかったです;

一番気になったのは文章。
三人称体で、登場人物の心の声が「」で表現されています。
この手法で攻と受が交互に心中を語ります。
モノローグを「」や()で表すやり方が悪いとは思いませんが、本書は「」使いすぎ。
流れがブツブツ切れてリズムが悪いです(泣)
例を挙げると…

(142ページ)
「苅谷さんは、どうしてこんな…

3

ふんわりフラワー 小説

早瀬亮  佐々木久美子 

幸せな気分に浸れます

タイトルのフラワーの前についているふんわり、ふんわりな花ってなんだろうと
思って読みはじめたらバルーンのお花だったのです。
バルーンアーティストとフラワーアーティストがリニューアルオープンするホテルで
10年ぶりの再会をして、恋人になるまでの内容なのですが、全体的にほのぼの感があり、
でも、悪役がしっかりいて、トラブルに巻き込まれながらも最後は素敵で可愛らしい
結婚式での仕事を二人で仕上…

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