佐々木久美子さんのレビュー一覧

部長の男 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

出来る男は二兎をも得る?!

タイトルにとても惹かれて…

日下部は出世欲のある男だ。社長命令で、社長の個人的に思い入れのある青年を育てることになった。社長はこの青年を娘婿にするつもりだ。
日下部は、工場から本社へ異動になった水科を一人前に育て、ただの部長職ではなく取締役部長になるのが当面の目標だった。
ところが、水科はゲイでまた日下部もゲイだった。そして水科は部長に惚れてしまいカミングアウトするが、日下部も想いを募ら…

11

ステイ・ノート~のこり香~ 小説

火崎勇  佐々木久美子 

それほど残り香でない?

作者様があとがきにもありましたが、それほど「残り香」をテーマに感じませんでした。タバコは随所に出てくるのですけれどね。

序盤に、病院で目に包帯巻かれた村瀬(受け)がキスされる場面がでるのですが、そこで何が香るわけでもなく。まぁタバコ=恋人だとすると、最初から余りに限定されすぎてしまうかもしれませんが、

「ステイ・ノート」と「キャッチ・ノート」の二本立てです。記憶喪失から相思相愛に戻る「…

2

愛されたくない 小説

夜光花  佐々木久美子 

癖のある攻め

夜光さん買いです。
先の方がおっしゃるとおり、好き嫌い別れると思います。
癖のある攻めが好きで、そのような作品を探して読んでます。この作品も癖がありすぎてその点は期待を裏切りません。受けもなかなか芯のたつ変わり者です。
前半は三神(攻)も恵(受)もなかなかどぎつくて、萌える萌えない好き嫌いという認識ができず、人物像を掴むのに精一杯でした。
三神の母は、恵の父と不倫して息子を出産した有名女優…

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鬼恋(アンソロジー著者等複数) 小説

桑原水菜  かわい恋  夢乃咲実  佐々木久美子 

せ・せつない。。

ちるちるさんのNEWSで取り上げられているのを見て、私がBLを読むきっかけになった桑原水菜先生の作品に期待して、購入!
鬼×人の恋をテーマにした3人の先生のアンソロジーだったのですが、どれも受けが不憫で、痛切ない作品でした。
読み終わって思わず深い溜息。。
鬼が人を食らうといった表現も出てくるので苦手な方はご注意を。
桑原先生の作品は、桃太郎のお話を鬼目線から解釈した面白い切り口の作品でし…

4

ミステイク 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

えっ、たこさん?!

今回の主役は真城。
彼のワンコとのお話ですが、本編既読なので書下ろし目当て購入。

この書下ろしは貴重だった!!!
確かにメインは清家なのでしょう。
彼がエスコート内で他のメインキャラ達に出会うお話でした。

その中でも超貴重なのが延清カプのところですよ!!!
何気ない話を律としているのが耳に入ってきて
なんとその内容が律が延清の為にお弁当を作ったということ。
そこまでは普通に…

2

ミステイク 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

「俺がいいと言うまで……ダメだ」

旧刊既読のため、書き下ろしのため購入。
今回の書き下ろし「アーリー・モーニング」は、分量少なめ。
なんと! 延清がタコさんウィンナーだと!? 
毎度予想を斜め45度に裏切る延清であることよ。もっと書き下ろしに登場して欲しいです。

本編が加筆修正ということで、流れで本編も読みました。
加筆がどこなのかよくわかりませんでしたが、全体的に非常に読みやすくなっていました。
本編「ミステイク…

4

愛されたくない 小説

夜光花  佐々木久美子 

個人的大ヒット

これ、好き嫌いが分かれると思いますが私には大大大ヒットでした。

攻めが、一言で言うと キモチワルイです。
完全な攻→→→→→受 なので、甘々な雰囲気は期待しない方が良いかも。又序盤にレイプ表現があるので暴力的な性行為が苦手な方にはおすすめできません。

ただただ気味が悪くて暴力的だった攻めが、受けに好かれたいがために涙ぐましい努力をする様が段々可愛く見えてくる...か どうかが好き嫌…

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愛されたくない 小説

夜光花  佐々木久美子 

電気信号は無視したまえ!

2008年の雑誌掲載に加筆修正した物と、その続きの書き下ろしで構成。
今、2015年ですからかなり前の作品ですね。
表紙絵がひじょうにスタイリッシュなのですが、ただ口絵の恵のギャップが凄まじい。
いくら成長したからって表紙の恵になるかなあ…
サラリーマン設定なのですが、表紙の恵はフリーターか自由業みたいではないですか?
この辺りはどうにも違和感残ります。表紙絵って誰よ?的な。

**…

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真夏の夜の御伽噺 小説

秀香穂里  佐々木久美子 

御伽話

摩訶不思議な御伽噺でした。
といっても異世界(嫁の世界)に飛んじゃうような話ではないです。
舞台は現代日本の夏。
汗水たらして営業している受けが主人公です。
表紙左の男性も日本人ですよ~。
はい、何かの精霊とかではなく普通に日本人です。
…表紙見たとき何かの精霊と思ったのは私だけじゃないはずだ!←

憧れの玩具メーカーに就職できたけれど、第一希望だった開発部ではなくて営業部に配属さ…

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ミステイク 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

女王様とワンコの安定感が最高

エスコートシリーズ、文庫版の第三冊目は、ヘタレワンコ×女王様の鉄板カプ。
シリーズの中でも個人的にかなり好きなカプです。

派遣会社「エスコート」のボディガード・真城(受け)は、警視庁SP時代の部下・清家(攻め)と仕事で再会。
当時真城にこっぴどくフられた清家は、真城を恨んでいる様子で…という話。

同人誌などでその後のラブラブな彼らに慣れてしまっていたので、
こちらの馴れ初め編はか…

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