佐々木久美子さんのレビュー一覧

恋よ、ハレルヤ 小説

鳥谷しず  佐々木久美子 

表紙と中身の印象がけっこう違う

ミッション系のハイスクールが舞台ですが、カップリングは教師と弁護士です。寮が舞台の作品は大好きですが、こちらは寮でなく、生徒の合宿が行われている間、顧問として学園のゲストハウスに寝泊まりすることになってしまった綾崎が、理事長代理でやって来た弁護士の仲塚と同居生活を営むというお話。

綾崎は今は教師ですが、頑張って弁護士になる夢があり、仲塚は綾が弁護士を目指すきっかけになった人物だった…というか…

2

椿の下で 小説

火崎勇  佐々木久美子 

健気受けです

1冊丸ごと表題作です。光美の目線でストーリーは進んでいきます。

主な登場人物は、主人公の光美、年上の幼馴染である勝男、克己の三人です。光美には兄が二人もいるのですが、そちらの影は薄いです。

祖母のホテル「待宵」を、両親はラブホテルにし、それを売ろうとした克己を勝男は止め、光美をバイトに雇ってホテルを経営します。

光美は克己が好きなのですが、克己には弟のようだと受け入れてもらえませ…

0

恋よ、ハレルヤ 小説

鳥谷しず  佐々木久美子 

あっさりしています。

表紙の少し企んだような微笑みに惹かれて手にとりました。
が、内容は全く違いましたね(苦笑)

場所と時は違えど、お互い一目惚れ同士、そんなに波はありません、

律(受)はノンケな為、仲塚(攻)は、一目惚れですが自分の恋愛対象は歳上で、律は対象外だから大丈夫と安心させ、律の就職とひきかえに自分の家族に偽装の恋人として紹介したいとお願いします。
その際、偽装がバレ無いように二人きりの時は恋…

0

残酷な逢瀬 小説

いおかいつき  佐々木久美子 

いつかきっと

表題作と続編「君に向かう旅」の2作品が収録されています。
表題作は真人、続編は千陽の目線で進みます。

真人(受け)は、病弱な母親を守るために、高校時代に従兄弟に陵辱・暴行された過去があり、それから覇気なく諦めて生きていました。結婚も離婚も特に執着が無い。

一方、千陽は何でも容易にこなせることから、人生に飽きていました。

そんな二人が、真人の妻・優衣をキューピットに出会った、と書…

1

理不尽な熱情 小説

いおかいつき  佐々木久美子 

非常識そのままの甘い続編

「非常識な愛情」の続編です。登場人物はそのままで、扱う事件だけが違うといった状態です。裕之の目線で進んでいきます。

裕之(受け)は、恋人・陣内(攻め)と同居して2か月ですが、お互い顔を合わせる暇が無いほど多忙です。そんな中、新米記者・裕之(受け)は、刺されて陣内の勤務する病院に入院した先輩記者・如月に不正のネタを提供されます。その取材中、如月のネタ元が明らかになり…。

相変わらず如月と…

1

非常識な愛情 小説

いおかいつき  佐々木久美子 

題名どおり(笑)

1冊丸ごと表題作です。裕之の目線でストーリーは進んでいきます。

エース記者の先輩・如月にネタを提供され、裕之(受け)は大西総合病院に取材をしようと人間ドックにやってきます。そこで、外科医の陣内(攻め)と出会い…。

如月には仕事のことでふりまわされ、陣内には恋愛と快感で振り回され。できる男二人に翻弄された裕之に残ったのは、トップ記事ではないけれど初めての署名入りの記事と、非常識な恋人との…

2

フィフティ 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

ファン感謝デイ的な幸せな一冊

シリーズ中一番好きなカップル、巽×和佐の続編と
全員集合!という感じのその名も「スペシャル」の二編。

あらすじを読むと秘書に別れを迫られ……と
結構シリアスなのかと思ったのだが、
実際は基本関係ができた甘いトーンの中
曲者な榎本の見せる可愛らしさ、と
さらに喰えない大人の巽さんの溺愛ぶりという感じ。
父親とのご対面も、ウエットにならない感じが榎本らしい。


「スペシャル」…

2

フィフティ 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

ついに

「エスコート」シリーズファンの私には、感慨無量。けれど、とても寂しい本です。
ついに、15年間に渡った「エスコート」シリーズが完結しました。
第一期が「エスコート」「ディール」「ミステイク」「フィフス」、第二期が「クラッシュ」「リミット」、第三期が「クライアント」「ダミー」「フィフティ」となります。
1冊ごとに主役カップルが変わる「エスコート」シリーズは、基本どの本から読んでも大丈夫です。が…

9

フィフティ 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

やっぱりズルい大人な巽さんだった。

前からあらすじを読んで気になりつつようやく入手。
やっと2人恋人同士になれたのに邪魔をする秘書とは?
と、もんもんしてました。


確かに前半のお話は、2人のその後で
榎本の父(巽の兄)とのご対面などありましたが
メインは榎本vs巽の秘書でしたね(^^;)
想像してた秘書よりかなり若くてビックリしましたが…。
それにフィフスの後半でほのめかしてた
榎本との関係を話すシーンはなか…

5

フィフティ 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

ファン必見のラブラブ掌編

『フィフス』の後日談(表題作)と、全キャラ登場の同時収録作が、半々くらいの構成。
表題作は、もとは新書版『フィフス』の後半に書く予定だったお話だそうです。

大きな展開はありませんが、このカプ好きには堪らない、甘くしっとりめな後日談となっています。

あらすじ:
巽と恋人になって約3ヶ月。
榎本は、多忙な巽となかなか会えずモヤモヤ。
おまけに、巽を尊敬する若い秘書・守田に、巽と別れ…

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