佐々成美さんのレビュー一覧

誓いは小さく囁くように 小説

榎田尤利  佐々成美 

榎田さんにしてはイマイチな点も

文庫だったら文句無く萌なんですが、新書なのでちょっとした部分に引っかかりを覚えました。
でも面白くはあったです。

若宮〔攻〕は偶然に道で智夏〔受〕に声をかけたところ、高級服にゲ○を吐かれて服を汚されてしまいます。
相手をそのまま放ってもおけず自分の会社に連れて来て、洋服の弁償代として会社で働けせるもミス連発。

けれど実は智夏は優秀なウエディングドレスのデザイナーで、若宮の会社はウエ…

3

姫君の輿入れ 小説

和泉桂  佐々成美 

ん~~~~

キャラの生い立ちは「源氏物語」(攻)と「とりかえばや」(受)のそれ そのまんまと言っていいほど
男装の姫君は出てこなかったものの
エピソードもまんま源氏のとかあったし
・・・なんだか安直

冒頭数ページの狭霧姫の描写は姫の正体は男であると伏せた思わせぶりなものだったけど
背表紙のあらすじに書いてあるし つかBLだし バレバレでんがな
心のすれ違いもあったけど切なさが足りない
姫の…

0

つまさきだちの恋心 小説

柊平ハルモ  佐々成美 

自己中攻め

広告代理店勤務で老舗和菓子メーカーをプロデュースすることになった攻めと、中学を卒業してすぐにその和菓子メーカーの工場に就職した受け。

健気な受け、年の差、体格差、など個人的に萌え要素満載だったのですが、萌える、とかではなく、何か・・犯罪の匂いがしてしまいました。
まんま遊び人の攻めが自己中過ぎて(-"-;)
いい大人が純朴な少年に目を付けてウブさにつけ込み弄ぶ、という感じ。振り…

1

隷属貴族 小説

あさひ木葉  佐々成美 

文庫本だったら萌にしてました

途中までは面白かったんですが、最後の決着の付け方があまりにもあっさりし過ぎてて尻つぼみでした。

唯一〔受〕はゲルタハト王国の父と日本人との母とのハーフ。
両親は駆け落ちして日本へ行き、唯一は日本で育ち普通の大学生として生活していたのですが、父の死後、ゲルタハト王国の権力者である祖父によって母がスパイ容疑で逮捕されてしまいます。
その母を救う条件が、騎士キリアン〔攻〕の主人となる事。
唯…

1

恋は不埒に 小説

若月京子  佐々成美 

義兄弟、弟攻モノ

ずっと苦手としてた若月さんなんですが、お、イケるんじゃね?と思って、好き挿絵師、佐々さん&好きシチュ、義兄弟モノにチャレンジしてみましたですよ。

うん、やっぱ自分は基本的に兄弟モノスキーなんですなーとしみじみ再確認。

親の再婚で義兄弟になった冴〔受〕と恍司〔攻〕
母の再婚相手は大手企業の社長で、冴は強引に執事と家政婦のいる豪邸で義弟達と暮らす事になります。
冴が大学生で、恍司が高校…

1

キミは無邪気な同居人 小説

若月京子  佐々成美 

座敷童が可愛い~

若月さんって実はちょっと苦手な部類の作家さんなのですが、佐々さんの表紙が可愛かったのと、あと「キミに異世界トリップ」が結構面白かったので、人外モノだったらいけるのでは……と読んでみたらアタリでしたー。やはり苦手かと思っても諦めずしつこく読んでみるものですな!自分の食いしん坊根性もこういう時は案外悪くないじゃーんとか思ってみたり。

売れない漫画家・大神団〔攻〕は古い一軒家に引っ越してきます。…

3

恋は不埒に 小説

若月京子  佐々成美 

流され過ぎです受けさま

母親の再婚で二人の義弟が出来た受け様と、
高校生の義弟とのラブロマンス。
この受け様のぽやぽやした雰囲気は非常にヤバいですね。
おっとりとしていて、優しい性格なので庇護欲をそそるタイプです。
そして攻め様である義弟はそれこそ受け様に優しく接してますが
出会って二日目で受け様に夜這いをかけちゃうあたりは凄すぎ。
まぁ、気にってしまったからなのは分かるのですが
ほんとタイトル通りの不埒で…

0

寂しい金魚 小説

花郎藤子  佐々成美 

なかなか壮絶でした。

女子高の講師をしていた八尋は、ある日、教え子とその恋人でヤクザの下っ端に騙され教え子の父親への恐喝の罪を被せられた。
教え子を取り戻そうとするが、幹部である新堂のある計画のためにヤクザにとらえられ売春婦たちと暮らすことに。
売春婦の1人と逃亡を試みた八尋は、その罰として新堂に抱かれとらわれることに…。

一教師からヤクザにとらわれるというと、表から裏へ反転するように世界が変わるわけですが、…

6

微熱の引力 小説

可南さらさ  佐々成美 

なかなかに焦れったくてステキでしたv

ある日、有川は大学の研究室で眠る教授の手に愛しげに頬を寄せる譲を目にする。
有川はそれほど気にも留めなかったのだが、見られた!と慌てた譲は追ってきて「何でも言うこと聞くから黙ってて」と奴隷宣言をする。
それから、何かと有川の周りに現れては世話を焼くようにパシリをしたりする譲。
ふとした瞬間にそそられた有川はつい、譲を抱いてしまうのだが…。

とにかく、恋を自覚してからの有川がとてもせつな…

3

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

因果は巡る糸車

因果とは、原因があって結果が在ること、だそうで。
過去に、他人に酷い事をした主人公が、訳のわからない事に巻き込まれ、にっちもさっちもいかなくなる、ある意味ホラーに近い話です。

主人公は、名前と設定が異なれど、他社から出ている『コイビト』の悪役様と思われます。

とにかく酷い男で、やり方も存在も「もういい加減にしやがれ!」と、自称温厚な私が怒鳴り付けたくなる人物設定でした。

作者様…

2
PAGE TOP