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2/10(合計:94件)
紺野キタ
ふばば
ネタバレ
2009年発表の紺野キタ先生の短編集。 「日曜日に生まれた子供」 な〜んにもできない、しかも病弱な貴族と執事のお話。 いつも通り熱を出して倒れたローランド(中年)。 目覚めた後呼び寄せた執事のウォルターを見て「若返った!」と騒ぐが、何のことはない、元々の執事ウォルターの息子のエリックが、腰痛で休みを取った父の代わりに働いていたのだった。 …という冒頭から、エリックが前の職場を辞した訳…
しろたん9610
兄弟スキーの私が、なんどか読み返している兄弟BLのひとつ。 人生の負け犬発言をしたお兄ちゃんが、ある朝起きたら本物の犬(しかもメス)になっている、というファンタジックなお話です。 耳と尻尾だけついているような半獣とかではなく、某CMのお父さんのような、白い犬になっちゃったお兄ちゃんが、本当に可愛い。 そんなお兄ちゃんが弟も可愛くてたまらず、散歩させたり、ゴハンをあげたり、乳首をいじったり…
久保すず
お兄ちゃんのくたびれ感がえっちぃ! 32歳らしい、なんなら童顔よりの顔なのですが…… どこはかとなく漂う色気がえっちすぎる! そもそもエロはないしほぼ犬だし笑 なのに何故こんなにきゅんきゅんするのでしょう。 庇護欲が掻き立てられる顔してるんですよね、もう扉絵だけで萌える。 これは弟だって好きになっちゃいます。 お兄ちゃんの性格はなかなか面倒くさいと思うのですが(家出が15分で…
marilyn
私が紺野キタ先生にはまった最初の作品。 説明文にもあるように、珠玉の作品集だと思います。 キラキラした宝石のようなお話がつまっています。 表題作はじめどの作品にも優しい暖かさが感じられます。 「森の郵便配達人」は特にファンタジー好きならお薦め。 私の一番好きな作品です。 絵も優しくて世界観にぴったり。 こんな素敵な作品をありがとうございます。 「日曜日に生まれた子供」 …
榎田尤利 紺野キタ
マキヲ
まさに、胸を打つ作品でした。読んでよかった。生と死、魂の在り処、恋情、家族愛、愛する人が「生きている」ことの幸せ――色々なことを考えてしまう物語です。 前半はどちらかというとコメディータッチで、若干のスプラッタ風味もありつつサクサク読めます。テンポが良いのに軽薄な印象にならないのは榎田尤利さんの真骨頂だなと思いました。明るい雰囲気ながらも最後には浩一が逝ってしまうということは、起承転結の「起…
フランク
気に入った作品が以下。 【SALVA ME】 ふと聴こえてきた美しいボーイソプラノの歌声に魅せられた主人公が目にしたのはピアノの伴奏で歌う可愛らしい少年の姿だった。 しかし次に再会した時は変声期を迎え、その声は失われており失望感から虐めに走るのです。 その後も高校生、社会人と会うたびに立場や印象が変わり続けていく二人。 おしっこを飲ますような酷い虐めをしていた中学時代。高校生になり立…
【日曜日に生まれた子供】【オリーブの小枝 前編・後編】 イギリス貴族の主人と執事とのお話。主従関係の恋はいいですねぇ。 互いに想いあってるのだけど、主人である自分の誘いに拒めないだけでは?と思い悩む主と、主の友人や妻(別の男の愛人となって別居中)への嫉妬を分不相応だとして隠す姿。 「好き?」と聞かれて「お慕いしております。」と応えるこの言葉の上下関係が萌えます。 【森の郵便配達人】…
どのお話も初めて読んだ時は関係性が見えにくいというか、恋愛関係を描きたいのか友情モノで終わらせたいのか手探り状態で読み進めるようなところがありました。そのせいかお話がすんなり入ってこない気がしました。 そんな野暮なことを言わずに作品に漂う空気感を楽しむべきなのか。 非常に淡い淡い、恋ともいえないもやりとした気持ちがわずかに滲み出る程度だし、女の子も主役級に登場するので、BL読んでいる感はな…
わきの
リストラされ離婚秒読みな負け犬なお兄ちゃんが、本当に犬(しかもメス)になるというぶっ飛んだお話です(笑) 犬になってもドッグフードは食べない・外でウ●コはしないという、人としてのプライドを失わないお兄ちゃんが可愛いんです。 弟の友也がそんな可愛い犬のお兄ちゃんに事ある毎に萌え、それが次第に人としてのお兄ちゃんの恋情に変わっていったその気持ち分かるわ〜。 想いが通じあい、いざ濡れ場(2…
fandesu
電子書籍で読了。挿絵なし。ちなみに現時点で紙の本は中古しかないみたいです。 2003年の出版ですが今調べたら「ラブトラ」や「眠る探偵」のシリーズを書いていた頃なんですね。榎田さんのお話はすごく好きなのですが、この作品は取りこぼしていました。いやー、気づいて良かった。 榎田尤利さんは、こういう言い方もなんですが、ブランドとして確立している作家さんだと思うのです。それもエンタメ色の強いブラ…