今市子さんのレビュー一覧

夢の卵 小説

鷺沼やすな  今市子 

夢の卵

記憶喪失のお話ですが単に記憶を無くしているのではなく、詩草(受・しぐさ)は今の年齢から13年間遡って11歳の少年となってしまいます。
いつも冷静で感情を顕にせず有能な秘書だった詩草を愛していた太夏志(攻・たかし)ですが、11歳になった詩草は頼りなく、自分に起きたことに戸惑い脅えた少年で、それまでめったに見ることのなかった甘えや笑顔を見せる詩草に、太夏志はだんだんと惹かれていきます。
詩草の抱え…

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