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鳩かなこ 今市子
藤棚
『帝都万華鏡』シリーズで注目を集めた鳩かなこさんの新作。 今回の舞台もお得意な大正浪漫で、シリーズ化も決定しているとのこと。 タイトルに「白波」が入っているように、主人公達は盗人です。 物語はある事情で、長い間幽閉されて育った与一郎が、 狐面をした男に助け出されるところから始まります。 暗闇の中、ただひたすら「死」を願う与一郎を、 生の世界へ引き戻した狐面の男・藤吉。 強く惹…
今市子
ひっそりと追いかけているシリーズで、 クマパン季実子が何気に好きです。 3巻は耕造の弟・芳記と、その彼氏(卓郎)が登場。 2巻では快楽主義の浮気者で、あっちフラフラ~こっちフラフラ~な弟でしたが。 ついに真実の愛に目覚めたようです。 芳記と卓郎のお話し(馴れ初めから修羅場、ラブラブに至るまで)を、 読んでみたいと思いました。 限定版に付いているCD(8cm)ですが。 ドラマ…
むつこ
全体的に古いなァと感じました。 絵も、話の中身も。 それが逆に新鮮でした。 表題作はいとこ同士の恋の話です。 親に知られることの不安や、関係を周囲にバラせないことの苛立ちや焦燥感などを、じっくり書いてます。 雰囲気は暗いし、主役二人が現実感ありすぎて萌えは感じられない。 けど、こういう話、好きだなーと思った。 最近の、ホモなんて当たり前、すぐにエッチになだれ込んでアンアンいってハッピー、みたいな…
かわい有美子 今市子
久江羽
かわい氏のお話にしてはエロが濃い目ですが、全く不満が無かったので神評価にしました。 びしょぬれ特集用の短編のお話【ドラスティック・メタモルフォーゼ】から始まったようですが、十分説得力のある関係で、満足しました。(御巫のように献身的な人って、ファンタジーな気もしますが、そこはねぇ、BLですから) 【報復モラトリアム】から読んだほうが、時間軸的にはわかりやすいですが、やっぱり順番どおりに読むほ…
社長にコップで水を頭からかけられたびしょ濡れ美人秘書が、 夜の社長室で社長にご奉仕中から始まった小説。 初っ端からこれか?! いったいこの二人はどういう関係なの?! と、掴みはOKというか。 いきなり濃厚な作品の世界に引き込まれてしまいました。 やり手の実業家・九鬼を秘書として公私ともにサポートする御巫。 二人がどうして深夜の社長室で淫らな行為に耽るに至ったか、 大学時代に何が…
とうとうこのシリーズも、これで一応の区切りだそうです。 『桜の頃を過ぎても』で恋人同士となった啄馬と京介のその後が描かれます。 前作では妻の死で弱っていたところを京介に絆され流されて、 彼の思いを受け入れたかのようにも見えた啄馬でしたが。 ちゃんと啄馬も京介に対しては熱い思いを持っていることが、 この作品で判りました。 啄馬が初めてのスランプに陥り、それを京介に相談できずにいる…
『梔子香る夜を束ねて』紘彦×春洋の続編です。 紆余曲折を経て、やっと恋人らしい時間を持てるようになった二人。 擦れ違いの時が長かった分、貪りあうように互いを求める蜜月を迎えます。 永遠に続く甘い時間を夢見ていた二人でしたが。 紘彦の兄が亡くなり、状況が一転します。 亡き兄の代わりに、家業を継ぐことになった紘彦。 そんな紘彦には、同性の恋人である己の存在が邪魔になると思い、 春洋は…
前作『桜の頃を過ぎても』にて、 主人公達の共通の友人として登場した横山春洋が主人公です。 前作では妙に艶めかしく、 一筋縄ではいかなさそうな雰囲気を醸し出していた春洋。 そんな彼の恋のお相手は、年下の世間知らずの坊ちゃん・紘彦です。 初心な紘彦のストレートな求愛。 お子様だと紘彦を侮り、余裕を持って付き合ってきた春洋も、 だんだんと彼に本気になってしまいます。 酸いも甘…
舞台は大正のはじめ。 16の春、東北の田舎から上京してきた啄馬と、 日本橋の繊維問屋の五男坊・京介が帝都で出会う。 啄馬の詩の才能に惹かれた京介は彼の親友となり、いつしか恋慕の情も覚えます。 そして京介は大学卒業後は編集者となり、彼を公私ともに支えていきます。 啄馬への恋心を隠したままで…… 啄馬は京介の気持ちに気がつかず、幼馴染のせつ子と結婚します。 病弱で心優しいせつ子は…
会社を辞め、社長との不倫関係を清算し、 浅田が川江&小百合の経営する借金まみれの旅行会社に就職。 じりじりと川江と浅田の距離が縮まっています……が! やはりすんなり甘いムードにはなりません(笑) 浅田の淋しげな憂い美人な母と、そのご近所夫婦。 小百合のコンプレックスを刺激しまくる女友達。 浅田をからかって楽しむ、人の悪い川江の初めての男・猿並。 斜陽の旅行会社「楽園企画」は、 …