今市子さんのレビュー一覧

ホームレス・サラリーマン 1 コミック

今市子 

あれこれ勘ぐるのが楽しい♪

 シリアスな日常の中に笑いがある今市子さんの作品はだいたい好きなのですが、描かれている日常が馴染みの薄いものだと難しく感じて萌えも薄まってしまう事があり、今回はどうだろうとドキドキしながら手に取りました。
 とある会社の独身寮が舞台。全寮制の男子校BLをオトナにしたような雰囲気に萌え×2でした。

 真面目に見えて意志薄弱な主人公の太一、32歳。
職を失い、家を失い、別居中の妻とは破局寸前…

3

ホームレス・サラリーマン 1 コミック

今市子 

面白かったです

今市子さんの新シリーズということで購入しましたが、楽しませていただきました♪相変わらず小さなオチや台詞がジワジワ来る‥(ジワジワどころか声だして笑いまくりでしたが)

今後のストーリーとしては後輩リーマンの後藤と恋愛関係に発展していくのだと思いますが、個人的にはあの情けない部長さんとの今後が気になります、、、ダンディな大人の男と見せかけてヘタレ?何だか人間味あふれるかわいらしいキャラクターで妙…

4

ホームレス・サラリーマン 1 コミック

今市子 

わけがわからない。ネタバレあり

今さんは好きなので、一応購入。
でも、この前の連載は、途中でなにがなんだかわからなくなっちゃったのでリタイアしたんで、警戒してたんですけど、これも、やたらと話が込み入っていて、わけがわかりませんでした。

主人公はゲイじゃないし、妻帯者だけど別居中で、それでも彼に思いを寄せているらしい上司がいて、さらに若いイケメンの営業くんと酒の勢いで間違いを犯しちゃったらしいけど確証はなし。周囲は、きっと…

7

いとこ同士 コミック

今市子 

どうしてこんなに評価すくないのだろう

いとこ…昔は一人っ子が珍しく、いとこはたくさんいました。いとこ同士の婚姻を云々されたのも私たち世代でその親世代ではいとこ婚は珍しくないものでした。ですから、親戚同士の繋がりの中で、当事者二人が同性であることの問題の大きさに緊迫感を感じさせられます。
表題作のカップルである従弟同士の二人はともに思慮深く(いまどきの)年齢以上に大人らしい二人でありながら、すれ違いスレスレの心理劇を演じてくれます。な…

6

五つの箱の物語 コミック

今市子 

バラエティーに富み、心震わせる短編集

今市子さん、大好きです。
特に初期が好みかもしれません。
今作品は濡れ場は極少なので、BLで括るとモノ足らないかもしれませんが、
絵の綺麗さ、お話の作りの巧さが際立ち、特にこちらは何年経ってもいい作品だと思えるのです。
また各々の作品のテイストが違い、飽きさせないんですよね。

なかでも特に好きな作品を。
【落日】
昭和初期を舞台にした、画家・音弥と画商・久野の秘めた関係。
この…

2

刑事執事 小説

愁堂れな  今市子 

ツッコミどころ満載だけど面白い

刑事執事、このタイトルは多少偽りありですね、だって偽刑事ですもの。
主人公の受けになる悠二郎は財閥の御曹司で富豪特有の天然系です。
そんな悠二郎が生まれたときから側に仕えているのが執事の御木本で御木本が
お任せ下さいと言えば今までは必ず大丈夫だったが、悠二郎が長年刑事に憧れ
念願かなって刑事になるが、何故か先輩刑事たちから微妙に嫌われているようで
うまく回りに馴染めない悠二郎への御木本の…

4

Chara Collection EXTRA 2013 グッズ

惚れ込んでいる作品があれば、二重丸◎

円陣さんの美しい表紙の全サ小冊子。

お目当ては、
英田サキさんの『秘めたる願い』(ダブルバインド番外編) 
松岡なつきさんの『夜会の華』(FLESH & BLOOD番外編) 
の二編。
どちらも、本編のファンにとっては満足度の高いSSだった。


『秘めたる願い』は、『ダブルバインド』の番外というよりは
葉鳥忍が主人公なので『アウトフェイス』の番外編というべきだろう。…

2

僕のやさしいお兄さん(5) コミック

今市子 

昼メロもどき…

ラストに何かしらの救いが無いとダメな私には合わない作品でした。
毒親に最後まで子供が振り回される話です。

身勝手な親のせいで苦労しても、ちゃんとそこから抜け出せれば良い話だと取れなくもないんですが…
結局一人は親戚関係で振り回されてまともに勉強できず浪人、一人は精神逝っちゃってる親の看病に海外へ、一人は自分を虐待していた親から障害児&借金を押し付けられ…

初Hしたからってハッピーエ…

1

花の棲処に 東景白波夜話 小説

鳩かなこ  今市子 

現実を生きる

シリーズ第三巻。
今回は、今までも登場した警察官の吉田と、
元陰間の少年おりんのスピンオフです。

前巻までの流れで、
おりんと吉田が互いに意識していることは、与一郎の視点を通して描かれていました。
与一郎は、吉田がおりんを女と勘違いしていると推理していましたが、
過去にこんなすれ違いがあったとは驚きです。


陰間茶屋に育った女装少年おりん。
ある雨の日、番傘をさしかけたこ…

2

夏夜のたまゆらに 東景白波夜話 小説

鳩かなこ  今市子 

迂回の美徳

シリーズ第二巻。

与一郎と藤吉の愛憎の物語はこの巻で終結し、
次巻はスピンオフになります。


一巻で、掏摸(スリ)集団の頭の座を藤吉に譲り、家を出た与一郎。
ある日、老婆を掏摸から助けたことが縁で、ある高貴な方から掏摸の依頼を受ける。
それをきっかけに藤吉と再会し…。

一巻と同じく、ここでも食えない警察官の吉田が暗躍。
与一郎と吉田の、投獄された熊次(先代頭で養父)をめ…

2
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