黒崎あつしさんのレビュー一覧

恋愛未経験。 小説

黒崎あつし  六芦かえで 

健気すぎて、キュンでした。

神にしてしまおうか悩むほどに、素敵な作品でした。

不治の病を宣告されてしまった直己は、
死ぬ前にエチを経験しておきたいという想いから、
ゲイバーにて、素敵なサラリーマン風の貴史と一夜をともにします。

ただ、直己の病気宣告は勘違いで、本当は健康に全く問題なし!
なので、予定通り就職したのですが、
その就職先の社長が、なんと貴史だった訳です(笑)

貴史にとってみれば、「不治の…

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恋する記憶と甘い棘 小説

黒崎あつし  金ひかる 

自分であって自分でない

記憶喪失ものは好きなので楽しみに読んでみたものの・・・
読後感がこれまたストンと心の中に落ちてくれませんでした。
読み応えはこれ以上ない!ってくらいあるんだけど。
なんだかモヤモヤ感でいっぱいです。

記憶を失った期間の自分と今の自分への違和感に嫉妬し苦しみ悩む涼
行き着いた先は、愛する功一を幸せにしてあげたいということ。

読み手の受け取り肩次第なのかもしれませんが
一見ハッピ…

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その腕で溺れたい 小説

黒崎あつし  樹要 

シリーズ第1作。

このシリーズ(あ、こちらの弟CP限定ですが)結構好きなんです。恵(受)が可愛いんですよね。

恵が、寂しがりやで甘えたがりではありますが、うっとうしい『甘ったれ』(あくまでもニュアンスの問題なんですが)じゃないのがよかったんです。それに、佐原(攻)も俺様すぎなくてちょうどよかったです。ただ、特にこの巻だけでは、佐原のキャラクターが掴みづらかったかな。

あとは、恵の友人の五十嵐がよかっ…

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その腕に縛られて 小説

黒崎あつし  樹要 

逆襲?

前作(『その腕に捕われて』)よりはずっとマシでした。

これは・・・望の逆襲編?いやあ、竜大が振り回される様子に(ちょっとだけ)スカッとしましたね。

でも個人的には、竜大(攻)のような奴にはもっと痛い目見せてくれないと、と思ってしまいました。前作は、竜大のキャラクターがとにかく嫌でたまらなかったので続編でまたアイツか~って躊躇していたのですが、、頑張ってこちらを読んで少しは気分が浮上しま…

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その腕に捕らわれて 小説

黒崎あつし  樹要 

竜大が!

これはダメでした。何がって、竜大(攻)が!

作品としては、それほど悪くないとは思うんですよ。でも途中、何度も本を投げたくなりました。とにかく、攻がものすごく嫌いなタイプでイライラし通しだったんですね。こういう傍若無人なキャラクターが何より嫌なんです、私。
もうとにかく、望(受)を追いつめるときのやり方が汚すぎるんですよ。脅し自体がダメと言えばそうですが、内容がもう考えられない!望はわりと…

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不都合な純愛 小説

黒崎あつし  樹要 

年下ならでは!

本来なら苦手な年下攻でしたが、まったく気になりませんでした。

読み始めて三分の一を過ぎても、ラブのかけらもなかったんですが、ただラブ抜きでもストーリーは面白かったので、マイナスではないです。

ただ、裏表紙のあらすじがちょっと・・・間違ってるというわけではなく、本文の半分より以降の内容に触れるのはやめてほしかったです(こういうの、たまにありますね・・・)。

いやもう、真生(受…

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5秒で恋の魔法をかけて 小説

黒崎あつし  樹要 

お兄ちゃん・・・!

表紙イラストからのイメージよりも、実際読んだ方がずっとよかったです。基(受)が、思ったよりしっかりしてました。ショタは基本的に対象外ですから(高2で半ズボンはやめてください!誤解してしまいますよ、ショタと)。

志門(攻)のキャラクターは、あまり好きなタイプではありませんが(キャラクター設定がちょっと派手すぎですし)、基ラブラブラブなところで相殺ですね。それに、意外と(?)ちゃんと考えている…

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お嫁さんになりたい 小説

黒崎あつし  高星麻子 

BL本の表紙じゃないですよね・・・

いや、すっごく綺麗で可愛くていいんですが。

イロモノ、ですよね~。『女の子として育てられた』ってだけでもそうだと思います。でも、意外とシリアスタッチなんですよ。未希(受)が、生い立ちのわりにあまりにも純粋です。もっと捻くれてても無理はないと思うんですが、このピュアさが上手く活かされてましたね。秀治(攻)のヘタレ具合もよかったですよ。16歳に押されて押し負けちゃうあたりが。まあ、もともと以前…

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花嫁にはお触り厳禁! 小説

黒崎あつし  かんべあきら 

花嫁か~。

黒崎さんの作品って、読み始める前は『軽くて読みやすい』『王道』ってイメージだったんです。それが的外れだとは思わないんですが、それだけじゃないところが好きですね。キャラクターも設定も現実離れしたものがすごく多いのに、嘘くさくない(いや、『リアリティがある』って意味ではまったくなくて、『ありえない』とわかった上でも楽しめるという意味です)あたりが不思議です。

ファンタジーならともかく現実が舞台…

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悩める秘書の夜のお仕事 小説

黒崎あつし  テクノサマタ 

ダメ男、ここにあり・・・

仁志(攻)がダメダメすぎました。『悪い(酷い)男』っていうよりもただ『ダメ(アホ)な男』だとしか思えません。幼稚で自分勝手で、コイツのどこがいいんだか全く理解不能です。思いこみ激しすぎて引きましたよ。
『初恋のあの子』が聡巳だってわかった途端に手のひら返すところが、秘書として接する中で見て来た聡巳を、『初恋のあの子』で綺麗に上書きしちゃった感じで、ホントの聡巳を見てるのか!?見る気あるのか!?と…

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