国枝彩香さんのレビュー一覧

春に孵る コミック

国枝彩香 

世にも奇妙な物語的作品かな?

今回の単行本は、ブラック国枝の側面が前面に出た本。
でも構成は掲載順でほぼ”ブラック→→→ホワイト”へと移行していきます。
ちょっとホラータッチのものが多いので、きっとラストの『みみたぶの理由』の番外編を読むとすご~くほっとさせられるかもww
多分救われなくてとっても怖いのが表題と『十三夜幻灯』だと思いますが、それでもとっても印象深いお話、ラストを除いた全編をBL版「世にも奇妙な物語」と思え…

4

春に孵る コミック

国枝彩香 

ブラックとホワイト国枝色満載!

大好きな国枝先生の!来ました!待ってました!
やっぱり国枝先生ってスゴイです!どれもこれも独特な!
はぅ~・・・

表題作の主人公は「佳苗」、両親の死から厳格な祖父母の元へ。
父の弟「輔(たすく)」に連れられ、初めて会う親戚の家に泊まりにくるが、そこには母の弟「閑也(しずや)」がいた。
閑也はキレイで優しく、顔も覚えていない母にそっくりだと言う。
おとぎの森に佇む閑静な館で、叔父達と…

5

春に孵る コミック

国枝彩香 

短編

わんwチェック漏れてました。
早めにゲットできて幸せ(´∀`。)ノ゚
ハッピーエンドな最後で救われるちょっとコアな短編集。
コアというか、いろいろシュールにネタが怖いので甘ったるい話が読みたいのであればちょっと寄り道してきたほうがいいのかも。

■春に孵る
主人公は、女の子。
彼女の目から見た幼いころの記憶と~なお話ですね。
叔父さん2人の痴情、そこの背景にあるもの。
目撃した過…

7

Stepbrother 小説

榎田尤利  国枝彩香 

ツンデレ受が可愛い!

自分も秋が兄の方が良かったなーっていうか上司って時点で秋の方が年上だとばっか思ってたので同い年ってとこで、ちょっとあれってなりました。
子供っぽいとことかも含めて秋が幾つか年上の方がストーリー的にも兄弟の立場的にもすっきりした様な気が。

まあそれはそっちの方が良かったなーって位なので本筋としてはひじょーに楽しめました。
何といってもツンデレ秋が可愛い~~。
最初は凄く嫌な上司なんだけど…

1

50×50 コミック

国枝彩香 

あー、面白かった!

国枝さんの、丸々1冊ギャグというコミックスは初めて読みました。
いつもの(?)陰気なお話がとても好きなのですが、
これもいいっ!!めっちゃ面白かった!
声出して笑いながら読んでました~。

攻受両方が(この2人の場合どっちとも決まってない)
ノーマルで、女好きで、クールとナンパの違いはあれど
それぞれに男っぽいとかさ~。超いいよ~。
あえて、恋未満で終わってるところもいい。
ラブ…

1

いつか雨が降るように コミック

国枝彩香 

全体的に陰気臭い(でもそれが◎)

前作「夏時間」を読んで、そういう陰気臭さを期待して買いました。
ので、大当たりでした!萌とか超越した何かがある!
軽めで、イチャラブHなのを読みたい時には向きません(笑)

7編からなる短編集ですが、ハッピーエンドだろう、と言えるのは
1つ…?(でもバットエンドって訳でもなかったり)

「いつか雨が降るように」
記憶喪失もの。

「不定周期」「確立変動」
"男は押し…

3

Stepbrother 小説

榎田尤利  国枝彩香 

会社と家庭で立場が逆転。

表紙からオフィスラブ、と見せかけて実はアットホームラブストーリーでした。タイトル読めよって話ですがw
思いっきり「兄弟」ですからね。

しかしこの兄弟、血はつながっておりません。
それぞれシングルだった父親と母親の晩年再婚により、いい年したサラリーマンも連れ子ということで家族関係になってしまったのです。

しかもなんの因果か、同じ会社の新しい上司と部下。
会社では、新しく配属された怜…

2

50×50 コミック

国枝彩香 

50×50??

テンション高くて、ノリ良くて、まさに男!って体型と性格の2人の
やりとりが面白いラブコメですねww
メガネ君が受になるかどうかはまだ今の段階では明らかには
されてませんが、メガネ君受の方がいいなぁ~♪
『最後まではいってない』と言い張ってる2人ですが、
その位置のキスマークと爪痕は限りなく最後に近いとこまで
ヤっちゃってる可能性高いんじゃないか??
これって続き出るんですか~?
本…

1

いつか雨が降るように コミック

国枝彩香 

悲しいのに優しい

表題作がとにかく好きです。
記憶喪失もの。こういうのって、記憶を失ってた間の記憶は、記憶を取り戻したときには消えちゃうんでしょうか。前に読んだ木原さんの作品では消えちゃってましたが、これはラストのモノローグからして残りそうですよね。憎い匡と愛しい匡の間で悩み苦しむシロを…。匡一のシロに与えられる最後の優しさがそれなんて悲しすぎる。

同時収録の秘密と嘘もあんぐりなお話でした。これは駄目だろ…って。…

4

未来の記憶風の行方 コミック

国枝彩香 

よくぞ描ききってくれた!

ノンケとゲイが知り合って、寝ちゃって、偶然再会して、気まずいんだけどなんだかなぁで、恋しちゃって、っていうのはわりとよくある話なんですが。
もちろんここで終わっても充分なくらい、内容は素敵だったんですが、その先まで描ききってくれたからこそ、この作品は心に残るのだと思います。

ゲイカップルがきっと必ず辿るんであろう葛藤とか、家族との確執とか、世間の常識と自分の違いとか、けど全部抱えることにな…

3
PAGE TOP