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20/29(合計:284件)
国枝彩香
snowblack
作者の幅の広さに驚かされる一冊。 ギャグからシリアスまで、どれもクオリティが高い。 私は、やるせないシリアスな作品の方が好きでですが、弾けたギャグも悪くない。 ということで、表題作。 母の遺品から出てきた投函されなかった手紙の相手に会う為に、 海辺の街にやってきた智は、海辺でだらしない酔っ払いを助ける。 それが実は手紙の宛先である高木竜悟だった。 まるでラブレターのようなその手紙…
mihi
ネタバレ
国枝作品は どれも名作ぞろいでございます。 この なんとも癒えない儚さがあるのですよ。開いた途端 パッと見のダーク加減がとても素晴らしいです。1冊にまとまるなんて 感激。(他の作品も素敵。また まとめて出版お願いします。) 「夏時間」これは いい!! 国枝先生の描く世界 アンハッピーエンドがなかせるぜ。最後のキスシーン・・・ ヤラレタ~~ 私 心臓 突き抜けました。 この攻めのおっさ…
ofnotice
国枝作品というと、胸の奥に鋭く突き刺さるような痛さ 一方で、ななめ上のありえんギャグ という極端さが特徴だと思うんですが。 そういうのを期待している方には少々物足りないかもしれないです。 しかーし 毎度、国枝先生の描く、ロン毛の受けには萌え萌えさせられるよ。→ロン毛好き なにがいいって、受けの妖艶で気だるい表情の変化がいい。 タバコくわえながら、ときとしてスレているような冷め…
国枝先生の作品の根底にあるものは「時間」じゃないかと思うんですよ。 時の流れで失われてしまったものを探す旅、みたいな。 かなりドラマ性の高い作品が多いのですが、ドラマCD化作品がないのが不思議なほど。 どれも映画のようなストーリーですが、やはり心掴まれるのは表題作でしょう。 母の死後、大量に残された未投函の手紙。 16歳の少年は夏休みに手紙の宛先を辿っていく。 もしかしたら、自…
橘盾
自分の中の、シリアス・ブラックギャグの第一人者が国枝先生でして❤ 初期作品を久し振りに読み返す事ができる本作に、あ~やっぱりクニエダだー♪と、うふふ~とほくそ笑み堪能してました♪ 【夏時間】【呪】 主人公の智16才、まっさらな強さを持ってしても、グータレで傲慢な大人の高木の弱さに引き攣られていく。 有りていなら、母親と同級生の高木が、自分の亡くした子と同齢の智の要求を諭したり自分を抑え…
茶鬼
旧版単行本の『夏時間』と『ため息の温度』が収録された作品集。 持っているけど、どうなの?という方には大変気になる描き下ろしは、残念ながらあとがきのみでありました。 国枝作品が初めてという方には、とっつきやすい構成になっていたのではないでしょうか? 国枝作品って、ブラック国枝とホワイト国枝があって、時々グレー国枝もある。 そう言った意味で、それらが網羅された大変にバラエティ度の高い一冊になっ…
国枝先生の作品は皮肉と不条理に満ちている。 たとえばロアルド・ダールや、アルベルト・モラヴィアを彷彿ともさせるんだが、 ダールよりももっと暗いし、モラヴィアよりも現実的だ。 とくに、表題作と「秘密と嘘」が秀逸。 ラストの数コマで頭の中が真っ白になる。 爆弾を抱えながら愛を求める人たちが痛い。 こういうの好きな人はね、 ぜひ、ベルナルド・ベルトルッチ監督の映画「暗殺の森」を見ていた…
タイトル作、なかなかお耽美でよろしいです。 水上シン先生にも通じるようなダークファンタジー。 全てが滅亡に向かいつつ、再生を予期させるエンドが眩しい。 ページをめくる手がとまらなくなったのは「空の裏側」。 愛憎って表裏一体なんだなと実感させられる。 悲しく痛い。 終始はかなげな笑顔を見せる野宮先輩の表情が痛い。 細やかな表情の描き分けが秀逸。 …と余韻にひたっていたら …
JGbee
めちゃくちゃコメディで面白かったです。国枝さん、最高!! ゲイの人ってお洒落に気遣っていたりナルシスト入っているイメージがあるんですが、そういう心理を突いているのでしょうか。 巨乳だの脚フェチだのと言っていますが、かっこいい自分が一番好きな川西と東野。 自分と同レベル(50×50)の人間なんかいないと心の底で思っているから、散々フラれてもふてぶてしく生きている。 でも、ある…
榎田尤利 国枝彩香
fiona0109
義兄弟物が読みたくて検索していたらピッタリの題名を見つけ早速読んでみました。 流石榎田尤利さん、恋愛面でもそれ以外の家族やオフィスのお話でも楽しませて頂きました^^ 攻めは体育会系で、どちらかというと性格も単純で分かりやすく描写されていると思うのですが、受けの性格がなかなかクセ物で、仕事場での彼とプライベートでの彼とのギャップに萌えました。 会社ではなかなかいないほどの切れ者なのに、家で…