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剛しいら タカツキノボル
ミルクティー猫
ネタバレ
人狼シリーズ1作目です。 アメリカのとある町で獣医として働くヒロ君のもとに、 ある日、怪我をした狼が訪ねて来ます。 傷が癒えた狼は金髪の美丈夫に変身し、 自分が狼伯爵であること、ヒロ君が実は人狼であることを告げます。 とまどいながら、納得しつつ…少しずつ彼を愛しはじめていきますが…。 人狼とハンター達の終わりなき戦い、先代の日本狼の非業の死など… すべて受け入れ、過酷な人狼としての人…
剛しいら 金ひかる
久江羽
辛口評価になりました。 読みやすいし、設定も好きなタイプだし、着眼点も斬新だし、先が気になるお話の組み立てもいいのですが、盛り上がりが無かった・・・ シチュエーションとして、お話全体を静かに運ぶのはいいと思うのですが、それならいっそのこともう一つのエンディングにした方が盛り上がったのかもしれません。 海岸に倒れていた記憶喪失の美青年・浩之(仮)を助けたのは、近くの大学病院の内科医・一樹。…
剛しいら 北沢きょう
もと
あー何か久々にこういうBL読んだなーってのが一番の感想。ホントに本気で最初からファンタジー設定で、主人公の性格が最悪だしカップルが分かれるのもありだし、そういう要素が苦手な人には結構地雷かもしれません。割と何が出てきても平気な人向けです。 ミランという国の娼館で育ったイリアは娼館である母に手ほどきを受けた性技と公爵である父の力を借りて、次期国王で男色家と噂の皇太子に取り入り、第一の愛人にあっ…
剛しいら
雀影
「座布団」がCD化されたため、日の目を見た新刊、初助師匠若き日のお話。 流れとしては「花扇」の番外編。 初助師匠が亡くなった後、要と寒也を狂言回しに、初助本人の語りでその時の話が挟まり、現在に戻ってオチが付きます。 ある日、感謝が初助師匠の事でと、呼び出されて行った先は、有料老人ホーム。 そこにあらわれたのは30代の女性。 その女性が、自分は初助の隠し子ではないかと言い出して。 …
剛しいら 亜樹良のりかず
satoki
元カリスマレーサーの亮輔は現在は引退してカフェを営んでいる。 そんな彼の元にある日先輩レーサーの息子で、現役レーサーの賢がやってくる。 レースで転倒し、バイクに乗ることを恐れるようになった賢は鬱屈していて、なにかと我が儘で生意気だった。 始めは賢をもてあましていた亮輔だが、次第にその我が儘の裏に隠された素直さやかわいらしさに惹かれていくが…… 事故でバイクを降りた元カリスマレーサー×我…
パーシモンの住民
読もう、読もうと思いながらもなかなか読む機会に恵まれなかったのですが、ここでようやく読むことができました。 狼伯爵と呼ばれる攻め役と山神の末裔でアニマルドクターな受け役の不器用で互いをフェアにとらえようとがんばる恋愛模様といい、不器用恋愛萌えの私にはたまらない内容になってます。 そして中盤にははさまれる最初の番(つがい)との別離。これがあるからこそ、この作品がきらめく理由にもなるのだなと思わず…
剛しいら 蔵王大志
タウン誌の編集者、天野克彦は秘密にしているけれど大のチョコ好き。 そんな彼がある日たまたま同じ電車になったワイルドなイケメンから甘いチョコレートの匂いがすることに気づいた。 どうしても彼の正体が知りたい克彦は、編集部のヴァレンタイン企画に強引に同行することに。 そして見つけた彼、永田冷人はチョコレートショップのオーナーショコラティエだった。 どうしても冷人と知り合いたい克彦は彼を待ち伏せる…
剛しいら 山田ユギ
菊乃
はい。ひっそりこっそり「挿絵で楽しむ山田ユギ」フェア開催中ですw このフェアのいいところは 普段読まない作家さんの小説にも出会えることでしょうか。 剛しいらさんも、名前だけは拝聴してましたが、読むのはこれが初めてでした。 まったくあらすじも読まずに読み始めたので 最初、いきなり隣に引っ越して来た冬馬の強引さに 「なんだこいつ?」と、この先を読み進めるのに不安を感じたんですが この…
剛しいら 桜城やや
むつこ
新宿というのは、小説家にいろんな想像を喚起させる場所なんでしょうねー。 関西人の私には、そのあたりの空気感が分からないんですが、新宿を舞台にしたさまざまなハードボイルド小説は好きで、あれこれ読んで楽しませてもらってます。 この作品も、新宿を舞台にしたお話。 元刑事の探偵と、美貌の医者という組み合わせ。 探偵は粗野で野性味あふれる行動をしてますが、内面はヘタレです。医者は典型的なクールビューティタイ…
この作品、「座布団」の続編なんですが、CDになった「座布団」を聴いて、どうしても読みたかった本。 「座布団」の本そのものは、オクでむやみな金額になっていたりするので、ほぼあきらめていますが、こちらは、偶々、中古本値段で見つけて、小躍りしながら買って帰った次第。 お話は、一色というルポライターを狂言回しに、初助師匠が亡くなった後(現在)と要の二つ目時代、初助師匠の若い時代と、過去から現在を行…