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剛しいら 葛西リカコ
久江羽
ネタバレ
江戸時代、ワケアリの豪商・深川屋新左衛門と盗賊に育てられた美少年・環のお話。 ああ、時代ものは大好きだぁ。 自らの身体を使ってお大尽を手玉に取り、強盗先の情報を入手するよう育てられた環は、まんまと深川屋に預かられることになります。 自分の役目を果たさなくてはならないのはわかりながら、新左衛門を心から愛してしまう環。その環の選択は・・・ また、新左衛門の方にもなかなか辛い過去があり、…
剛しいら やまかみ梨由
milky
評価を「神」にしようかと思ったくらい自分の中では結構評価の高い作品です。 2人の出会い、そして職場での立場上お互い素直になれない2人がじれったいのなんのって。笑 意見の違いから衝突して、その後勝手に誤解して焼き持ち焼いたりと中々読み応えがありました。 名前だけの社長だった嗣巳が自分の甘さに目覚め成長していく過程を支える森。 『アダルト・オフィスラブの決定版!』らしいです。拍手。
茶鬼
ここ二カ月続いて時代物の刊行ですが、今度は時代が江戸は元禄の頃。 材木問屋と盗賊と火盗改が絡んだお話です。 時代物ですが、攻め様の男気がなかなか粋で、受けちゃんもかわいらしく純真で、気持ち禁忌の匂いも漂わせ、ちょっと切なさも取り混ぜてなかなかに良い出来の作品になっておりました。 環は小さい頃実の父親に芝居小屋に売られ、またそこから盗賊の草(手引きする間諜)として買われ、羽振りの良い材木問…
剛しいら 朝南かつみ
雀影
着衣率0%の表紙イラストといい、 帯に一言「やらせろ」って、でっかく書いてあると事といい、 書店手にとって、レジに持って行くには、かなりハードル高い本ですが、 中身は、全然怖いことはなかった。 メインのストーリーは、画商に勤めている幸洋が、病気で余命の短い母のためにも、なんとしても父の汚名を晴らそうと、画家ポイズンの贋作を餌に、父と共に行方の知れなくなったポイズンの作品「青い薔薇の男」…
剛しいら
「描くのは愛」の関連作、でも本編未読の状態で読んでみました。 多分、本編とは全く独立しているようなので、これだけ読んでも問題なさそう。 BLっていうより、耽美小説でした。 舞台設定といい、ストーリー展開といい、ね 惜しむらくは、せっかくのネタ、こんな薄い同人誌に押し込まないで、ハードカバー、は無理だとしても、せめてノベルスサイズ、5倍の分量で、ガッツリ読みたかったなぁ。 作者さん…
剛しいら 槇えびし
かにゃこ
時は、戦国。 生まれてきた赤子は 色難と殺の気、魔に魅入られるという陰陽師の見立て。 武神に守られた、夜にも美しい小姓・紅丸が 妖刀に呪われ人を斬り続け、男の精を搾り取る・・・ と、いうエロエロもののようでいて さほどエロさは感じなかったんですよねぇ。 わりと硬派なお話ですよ。 妖刀が討つ目的の武将・勝利が そんなに大物には思えなかったなぁ。 戦国時代だから、勝利も玄奘…
剛しいら 御園えりい
パラパラっと見るだけだったつもりが、一気にいってしまった本作。 関東大震災を始まりに、身売りされてしまった少年の不幸から下剋上チックなラストまで、結構引き込まれてしまいました。 学校にいたために震災の難を逃れた乙矢ですが、浅草で小間物屋を営む家は火事で燃え尽き、家族も皆亡くなってしまいます。 そこへ現れた父の従兄という島田という男に騙されて、深川の材木商・森谷に売られてしまうのです。 …
生まれながらに数奇な運命を辿ると予言された男・紅丸と、呪われた妖刀・紅のお話。 舞台は戦国時代、難を回避させるために親元から離し刀鍛治・泰山の元に預けられた紅丸は、一緒に育った宗司とともに平穏な日々を送っていたのですが、ある日彼の美貌と剣の腕が領主・玄奘の目に留まり、小姓へと召し上げられてしまいます。 間もなく泰山が死に、遺作の妖刀・紅を贈られると、予言どおりの日々が始まるのです。 …
舞台は戦国まっただ中、何やら信州らしき国が舞台で、何気にあれかな~?というのを匂わせる登場人物達。 戦いのシーンも斬っては捨て、斬っては捨て、などと時代小説らしく登場いたしますので、かなり楽しめます。 戦国萌えの皆さま、必読ですよ。 槇えびしさんの、キレイな線の白黒美麗イラストが雰囲気にピッタリ合って読み応えも充分です。 生まれた時に陰陽博士により「色難と殺しの気、魔に魅入られる」と占…
剛しいら 緒田涼歌
すごいお話でした。 愛とセックスはイコールで結ばれるのか? 愛しているからこそ傍観者になるという選択もあるのか? 年齢は愛の妨げになるのか?など、問題提起も多いお話だったと思います。 素敵なおじさま・葛城教授(50歳のゲイ)は、過去の事件の後遺症でEDになり、まだ若いくせに第一線を退いてしまっていて、第三者的目線でシナリオを作り、妄想と自分の代理育成で自己満足を得ようとしているのです。…