剛しいらさんのレビュー一覧

くるみ割り 小説

剛しいら  橋本正枝 

バレエ教室に通う男の子

タイトルは違いますが、キャラと設定が同じなので、もえぎ文庫の「レッスン マイ ラブ」の前身だと思います。
橋本正枝さんの華やかでゴージャスな絵で、途中の挿絵だけじゃなく、章の飾りに内容に添ったデフォルメされたミニキャラがあしらわれていて、細部も凝っていました。

世界的バレリーノ・服部陸(23)俺様攻め×中学2年生・国分美晴(14)ヤンチャ健気受け
バレリーナの夢を息子に託す母の希望で、子…

1

このままでいさせて 小説

剛しいら  藤崎一也 

純愛

22歳と14歳の破滅的な匂いのする純愛。
おままごとのような同棲生活の背後から、いつ現実の陰が迫ってくるのかが怖かったです。

元戦隊ヒーロー主役で売れない俳優・日向晃(22)普通のいい人攻め×中学生・雨宮雫(14)素直受け
子供向け戦隊ヒーローのバーチャリオンで主役になったが、その後は鳴かず飛ばずで、売れない俳優稼業を続けている。
そんな晃の前に、ヒーローを見る子供のようにきらきらした…

3

エンドマークじゃ終わらない 小説

剛しいら  椎名咲月 

受けの執着愛

攻め依存型恋愛をする受けの話で、再会物です。
受けの良さが、あまり見られなかったです。

地元の観光開発反対派・山荻永太郎 硬派攻め×大手のリゾート開発会社社員・清水和紀 素直一途受け
中学の時に永太郎のいる学校に和紀が転校してきて以来の仲で、大学進学する永太郎と自宅で同居していた。
友達から恋人同士になって上手くいっていたのに、突然別れを告げられて。
別れてから三年後、ようやく会えた…

1

匣男 小説

剛しいら  吉村正 

閉鎖的

あらすじに惹かれて買ったのですが、閉鎖的でじめっとした感じが良かったです。

攻めは執着攻めで、まるで受けを支配する者のようでした。しかし受けも攻めに支配されることを望んでいるようで。
束縛とか執着とかいう言葉がぴったりでしたね。
タイトルの通り受けは家族に萎縮し、暗く狭いところを好みます。受けそんな性癖を知っているのは攻めだけ。攻めは、受けのそんな性癖を知るのは自分だけでいいと思っています。

4

黒衣の公爵 -美しき暗殺者- 小説

剛しいら  珠黎皐夕 

既読の方も未読の方もワクワクしちゃう一冊♪

丁度この「黒衣の公爵」シリーズを読もうとしていた矢先のこのスペシャル版。
本編を先に読むか、これを先に見るか、迷ったあげく、この美麗イラストマンガに惹かれて先読みです!!
大丈夫、自分は本編シリーズ未読ですがこれからを期待させてくれるようなおいしいところどりの構成。
マンガも上手い具合にはしょって、美麗なイラストに胸撃ち抜かれます!
登場人物の紹介や、各シリーズのあらすじが珠黎さんのイラス…

4

青銅の愛人 小説

剛しいら  珠黎皐夕 

正直、本編が霞むほどの番外編でした

前作「白銀の麗人」で大団円を迎えたこのシリーズ。
今作は、イブが完全に無力化された2年後のお話です。

メインは、そのイブとアダムを作ったアーサー・ビノシュのクローンであるアーサーと
かつて南紅大国のメインコンピューターだったアダムの持つ情報をコピーして作られた
ロボット・アダムとのお話。

アーサーの育ての親の元国王・高原卿は
アーサーのボディーガードとしてアダムを与えたのですが…

5

白銀の麗人 小説

剛しいら  珠黎皐夕 

いちおうの大団円

前作でイブの機能を破壊し
新しく人間が統治する国家へと進み始めるかのように見えた北青王国でしたが
前作のラストで匂わせていた「イブはまだ生きている」という危惧が現実のもに。。。

再びイブに立ち向かっていく天人とシオン。
しかし、2人の絆が強固なものである、とわかっているので
さまざまな妨害に見舞われても
「彼らなら大丈夫!」と安心して物語の中に入り込めました。

途中、回想とい…

1

牡丹を抱いて 小説

剛しいら  ライトグラフII 

ライオンは今回火の輪くぐり?

一作目「ライオンを抱いて」から4年経って2作目となる本作の発行。
刑事の志宣と大物ヤクザの宍戸が恋人になってからのその後のお話です。
今回のラストも何やらありそうな・・・ひょっとしたらまた数年後続編が出るといいな、と期待しつつ。

やはり刑事とヤクザのカップルだけに、バレたらいけないその逢瀬はとても苦労を伴うのです。
以前の相棒の刑事は無事定年を迎え、新たにコンビになったのが、何やら怪し…

0

ライオンを抱いて 小説

剛しいら  小笠原宇紀 

ライオンは飼えませんよ

お坊ちゃま育ちでちょっと天然っぽい主人公と、ライオンのような男の組み合わせのこの話、小笠原さんのマンガにも登場する主人公のタイプと似ていて、イラストがぴったりはまり魅力増しです。

和倉葉志宣はお茶ノ水署の刑事です。
父親は大企業のトップで、母は愛人から正妻になった人ですが、歳の離れた夫婦で、すでに前妻の息子が大人でいた為に本家敷地内の離れで母と二人で生活しているのです。
本来なら父親の会…

2

匣男 小説

剛しいら  吉村正 

素直に面白かったです。

単純な私は、「匣男(はこおとこ)」というタイトルに、まず惹かれました・・・。

最初読んでいる時は、あまりにもマニアックな性癖についていけないかも・・・と不安に思いましたが、そんなことはなかったです。
どうしてかなぁと思いましたが、多分風宮が本当の本当に変態なんですよ(勿論良い意味です)
段々それに感化されていったというか、まさに惹きつけられたという感じです。
ラスト付近では、話の展開に…

2
PAGE TOP