剛しいらさんのレビュー一覧

シークレット・プロジェクト 小説

剛しいら  神崎貴至 

天然受けと体育会系攻め

体育会系の硬派な攻めとメガネで白衣で天然受けで、どちらも男は初めて同士です。
同じ会社の上司カップルのHを参考にして、Hをするのが印象的でした。

新入社員の水無瀬曜一(23)硬派攻め×特別企画開発室主任・杉原人見(28)天然メガネ受け
水球をしている身体が認められて実験参加員として、入社が決まる。
主任の杉原がメガネで美人で可愛いので一目惚れしたら、その人は男だった。
天然で危なっか…

0

マシン・トラブル 小説

剛しいら  笹生コーイチ 

受けの性格が好き

レイプまがいなことをされたあと、完全に開き直っちゃった受けの性格が、新鮮で妙に好きでした。
開き直って、むしろ受けの側からガンガン攻めのハートをこじあけようとしていくのだ。踏み込みすぎて攻めが不愉快に思うほどw
攻めはトラウマだらけで心を閉ざした偏屈な男なんだけど、そんな受けだからこそこの攻めの心を開かせることができるんじゃないかなぁと、素直に思えました。
もうちょいじっくり読みたかったなとも思い…

3

ドクター×ボクサー(1) ボクサーは犬になる 小説

剛しいら  石原理 

打ち震えるほどの感動

はじめて読んだ時は衝撃的でした!!

ドーベルマンを飼っている男が若いボクサーを監禁するお話です。
何がすごいのかとにかく話に引き込まれる引力が違います!!
このお話でしいらさんの真髄を見た気がします。ベテランと呼ばれる人はやっぱり違うな~と納得。

男は寂しさと狂気的なまでの愛で主人公・徹を監禁します。徹は、純粋で曇りのない心を持ちただ全身で男を受け入れていく。
徹の透明感のある心…

4

大いなる遺産 小説

剛しいら  小笠原宇紀 

BL好きには、桃源郷^^

様々な事業を興しては成功を治めていた祖父が亡くなり、孫である安寿に残された遺産というのが、アジアの小国・ヴェリホリの王位継承権。
訝しみながらも、恋人でアジア民俗学の研究をしている一成と共にヴェリホリへ向かう途中、中継地点でのスーツケース積み忘れにあい、隣国のサンザ王国で数日の滞在を余儀なくされることに。
ホテルで、次期ヴェリホリ国王であることを告げたことにより、サンザ王国の迎賓館へ逗留するこ…

1

約束の香り 小説

剛しいら  緋色れーいち 

発売延期に伴い、題名も変更?

今年の1月か2月に「思い出フレグランス」という題名で出版が予定されていたのが、「約束の香り」となったようです。

「匂い」というのは、人間の記憶に一番残り易いとか…
高校生の自分を痴漢から助けてくれた男の香りを覚えていた篤季、偶然助けた篤季を夢想していた和田。
和田の苦肉の策で同居することになって、和田からのキス1つで蕩けてしまう篤季の純な気持ちが愛おしいです。

篤季のアルバイト先で…

0

匣男 小説

剛しいら  吉村正 

二人だからこその魅力

旧財閥の跡取り息子である風宮は、狭い所に隠れることで安寧を得るという性癖があります。
彼の幼馴染であり、この秘密をただ一人知っている祐一朗は、風宮の理解者であり支配者であり・・・

もともと人と接するのが苦手な風宮は、現職の船舶会社副社長の座すら負担に感じていたのですが、アメリカから帰国した祐一朗が秘書に付くことになったため、事情が一変します。
大企業の跡目問題、もう一人の幼馴染との関係な…

2

夢のない夜に 小説

剛しいら  高座朗 

自制心と戦う

「眠らない夜に」の続編で、2巻です。
前作のカプは出て来ないですが、今回もインキュバス絡みで例の組織は関わってきます。

ライフ・エンジェルリーダー・宮地正信(25)ヘタレ攻め×ライフ・エンジェル・内村灯位(18)素直受け
二人は民間のボランティア団体の一員で、互いを意識している
告白して抱き合っていると、灯位が手首にしていたブレスレットが熱くなって、終いには壊れてしまう。
Hをしたそ…

0

華火咲いた! 小説

剛しいら  寿たらこ 

兄貴の恋人だった人に片想い

ヤンチャなヘタレワンコが兄貴の恋人だった年上の綺麗な人を手に入れようとして頑張る話で、夜空に一夜だけ咲く花火のように鮮やかで、切なくも爽やかな話です。
攻めと受けの下着が現代風のふんどしなので、ふんどしフェチにもオススメです。

新米花火師・星次郎(19)ヘタレヤンチャワンコ攻め×染め物屋の跡取り息子・呉林染谷(26)気丈誘い受け
星次郎は染谷を好きだが、明らかに自分への扱いは手のかかる弟…

2

美しい犬 小説

剛しいら  亜樹良のりかず 

男らしくて良し!

ドッグレースを絡めた、ヤクザで犬で調教物ですが、
どちらもヤクザの2代目、次期組長候補、
手錠に裸で、監禁調教されちゃう受け様・紫朗が、実に男らしく状況を乗り越えてしまう。
攻め様の方も、最初に紫朗に一目惚れして、何とかして手に入れたいと画策して監禁調教に持ち込むのですが、いつの間にやら、紫朗の方がご主人様気取り。
惚れた弱みで、そのままグズグズいっちゃうのかと思いきや、躾直しとばかりに、…

1

約束の香り 小説

剛しいら  緋色れーいち 

なぜか脇役にエールを送りたくなっちゃう・・・

議員秘書・和田と理容師の卵・篤季のお話です。
どこが楽しかったかといえば、床屋さんのお仕事と議員さんの裏話でしょうか。
こういったお話だと、議員秘書さんのほうが上を目指して、それを理容師さんが支えるっていうシチュエーションが王道かなと思いますが、いい意味で裏切られました。

当初はとにかく篤季が和田にあこがれている感じでお話がすすんでいたのです。
理容師の卵があこがれの人のために頑張る的…

1
PAGE TOP