剛しいらさんのレビュー一覧

恋じゃない 小説

剛しいら  石田育絵 

謎の美青年

きちんとカップルは出来るし、BLではあるんですが、ちょっと変わった話です。
それなりにお金もキャリアもある3人の前に、美青年の翔が現れたことで変化が起ります。
そこで、翔総受けになると言った話では、全くないです。
メインで視点となるキャラの大城がクールで冷めているのもあって、独特のものとなっています。

形成外科医・大城研士 潔癖症鬼畜クール攻め×謎の美青年・翔(高3)マイペース受け

0

仇なれども 小説

剛しいら  今市子 

しっとりした時代物

明治時代の話で、時代物で再会物です。
歴史や時代の狭間で、引き裂かれてしまった恋人達の話です。
剛しいらさんのシリアス物の話が好きな方にオススメです。

脱藩者・三橋一磨(28)硬派攻め×美貌の海軍少尉・鷺沼錦(24)素直天然受け
長妻藩の藩校「青海塾」に13歳で入学してきた錦は、その美貌から注目の的だった。
よからぬ目的をもった男達に錦が襲われそうになった所を、陰から守っていた三橋に…

5

ドクター×ボクサー(5) ボクサーは犬と歩む 小説

剛しいら  石原理 

ラブのときめきと、ラブじゃないときめきと

ライバルの東に追いつくために練習に励む徹の新しい対戦相手が決まった。
現役東大生ボクサーとして名前を売っている井原は、ボクシングをバカにしたような発言と共に、相手に卑怯な心理攻撃を仕掛けてくることで有名な人物。
困惑するジムに徹に当てた熱烈なファンレターが届き初めた。
それと同時に加藤の元へ彼の母親がやってきて……
ボクシングだけではなく、二人の間も暗雲の気配?

始まりがあんなだった…

0

ドラマティックな七日間 小説

剛しいら  須賀邦彦 

大人のメルヘン

地に足がついたような、不思議なおとぎ話のようなBL。
剛さんは、あたりはずれというより、合う合わないが大きい先生ですが、これは大好きな一冊。

海外の翻訳ロマンス小説を読んでいるように楽しめました。

0

獣となりても 小説

剛しいら  北沢きょう 

悪魔のような主人公(受け)

萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
なんだかもったいない!
大作になりえたかもしれない壮大な話なだけに、ページの足りなさが非っ常ーにもったいない気がムンムン。2冊ぐらいか、せめて2段組みで読んでみたいと思わせる手応えのあるお話でした。

翻弄し翻弄され合う彼ら↓4人を描いたファンタジー。
愛憎相反する複雑な関係を、政治的背景を絡めて描いています。

イリア……恐ろしいまでの野心家。死者…

0

別れのない国 小説

剛しいら  柏木ヒロヒサ 

別れてもまた会える

神でもいいかも。
ただし個人的にしいら作品好きのひいき目アリなので萌えにしておきました。
しいら先生の作品中では中の上くらいの出来です。

かなり始めのほうでこの話がまさかの○×▲□モノだった時には驚き。そんなことあらすじには何も書いてないし。あシークレットってそういうこと!?みたいな

おそらく読む前に、予備知識が無いほうが楽しめる作品です。
あらすじに肝心なことを書かなかった編集…

2

はめてやるっ! 小説

剛しいら  石原理 

BLヤクザ、最強の具現者

これぞ、BLにおけるヤクザ!
ファンタジーにも程がある、最強の受け!
辰巳、かっこよすぎ!
安藤の犬ッぷりも、まだちょっとしか登場しない中村も、コージも、笙くんも、
とにかく、キャラクターの造形が、みんないい!

辰巳は、安藤さえいればなにもいらない。
あとは、自分の美意識に従って、ヤクザとして筋を通すこと、そして好きな服で着飾るくらいしか興味がない。
そして、安藤も、自分の命も何…

3

蜜と罪 小説

剛しいら  タカツキノボル 

男を雄弁にするほど…甘い蜜のような男

これは依頼人から金のみならず、肉体関係をも要求する外道弁護士が、
ひとりの男の弁護のために立ち上がるお話です…一見。
ええ、一見なんです…一見ね。
なにしろ、依頼人のほうが実にいわくありげな…清華で静謐、天使のような男・人見!
それでいて、高齢の男性を悉く惑わせてきたという…
妖しいまでに賢しく美しい、いわゆる年配キラー(笑)
誰がどう見てもクロと疑う状況と、誰がどう見てもシロとしか見…

1

流れゆく想い 小説

剛しいら  佐々成美 

ヘタレオヤジがカワイイ

あらすじでは新任美人教師と教え子の父という立場の違いでのシリアスラブが演出されていますが、その実態は、生徒愛に燃えるちょっと熱血気味な新任教師と、男やもめの硬派でヘタレオヤジとのほのぼの恋愛でした。

橋場建設社長・橋場大典(34)硬派ヘタレ攻め×教師・清水朝人(23)素直包容受け
新任の清水は小学校苛められている生徒がいる事に気づいてしまう。
上履きを汚されて帰る大介を家まで送っている…

1

沈黙の狼 小説

剛しいら  桜城やや 

教取・月島の活躍するシリーズ

剛しいらさんのシリーズ物の中でも、好きなタイプのシリーズです。
教育取締官=教取の月島が活躍する狼シリーズの1巻です。
教師としての潜入捜査で学園物なんですが、一昔前の少年漫画の学園な雰囲気で男っぽいです。
キャラ立ちがよいのもそうですが、桜城ややさんの描く絵がカッコイイです。

教育取締官・月島竜司(28)やる時はやる攻め×剣道部副将・白河青葉(高2)素直健気受け
教取に任命された…

2
PAGE TOP