剛しいらさんのレビュー一覧

黒衣の公爵 小説

剛しいら  珠黎皐夕 

スケールがデカい。

前から読みたいなと思っていた作品。
今回のお話自体は先にCD聞いたから内容は知ってたんですが…。

やっぱ小説の方がわかりやすいですね。
フツーの恋愛モノならCDだけでもいいんですが、ファンタジーは明文化されている方がわかりやすい部分もあったり。
今回で言えば、国名とか。
音だけで聞いてるとなんとなくこんな漢字なんだろうなーとは思いつつも聞き逃したりもあるので。

お話は、愛する人…

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時のない男 顔のない男3 小説

剛しいら  北畠あけ乃 

ごちそうさま

甘いです。甘い。
飛滝と音彦が付き合い始めて1年ほどたったお話なんですけど、音彦はまだ飛滝の自分に対する愛情に不安を感じています。
二人きりの時にはあんなに音彦への愛情を示す飛滝なのに、どうしてそんなに不安に思うかな?と思わなくもないですが、こういう自分の感情を素直に行動にだしてしまう音彦だから飛滝が可愛く思うのかな、とも思います。
まぁ、この一冊は二人の熱々ぶりがこれでもか、これでもか、と…

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ブロンズ像の恋人 小説

剛しいら  兼守美行 

ある意味変人なんでしょうね

読み始めて思ったことは受け様の異常性かなぁ~
狂気の世界とまではいかないけれど
このまま行ったら確実に人格崩壊しちゃう手前って印象。
神話の世界になぞらえているけど本来なら
かなり怖いストーリーなんですよね。
統合失調症のお話なんじゃ?って思ってしまいました。
でも、芸術家だからね。
よく、創作の神様がなんて事聞くからその
流れで行くと、あるんだろうなって思う。

理想の肉体美…

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ブロンズ像の恋人 小説

剛しいら  兼守美行 

まさにピグマリオンでした

まさにピグマリオンといった主人公。
理想の生きている肉体を見つけ、彼を写し取るうちに、彫刻だけに存在していた恋人が本物の生きた人間になる。
ちょっと珍しい変わった性格の主人公であった為、なかなかに面白い作品でした。
何て評したらいいのかよくわからなくて、上手く伝えられないので盛大なネタバレしてますのでごめんなさい!

美大を出て有名ではないけど、小さい賞をいくつか取るもそれでは生活してい…

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Chocolat bunko After Story collection vol.1 グッズ

どれも良かったよ~♪ありがと~♪

忘れた頃にやってくる応募者全プレ小冊子、ショコラのアフターストーリー集は豪華版でした!

ショコラ文庫創刊から前半期発行のうちの13作品のショート集。
うち本編7作品は、橘には珍しい新刊オンタイム既読のタイトルで、それらのちるちる評価は“萌え”以上ばかり^^
その評価を1ランク上げても良いと思えるショートもあったし、本編未読だけど、このショートから購入を考えている作品もあるんです~!
ま…

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優しい罠 小説

剛しいら  緒田涼歌 

おじさまの妄想の結末は

シリアスなのかと思いきや、そこまでではなく
程よくシュールな作品に仕上がっていたように思います。
極度のファザコン青年と5年前のお痛の罰で不能になった教授と
その教え子とで進むお話は、教授の歪んだ愛情物語とでも申しますか、5年前に相手の心理を読み切れず、失敗しているのに懲りない教授です。
                               
でも、教授の面白妄想にはウケちゃいま…

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見知らぬ男 顔のない男2 小説

剛しいら  北畠あけ乃 

ハハハ、このカップルはもう・・・

前作を読んでた時は、飛滝がどこまで飛滝自信の感情なのか掴めないところが多く、果たしてこのカップルはいつまで続くのだろうかと心配させられたのですが、今作では不安材料はあったものの、前作よりずっと落ち着いた2人に出会うことが出来て安心しました(笑)。
しかも、特に飛滝に余裕ができたというか・・・なんか役になり切って遊んでるし。
いや、本人は真剣なのかもしれないのですが、それがまた面白いというか・・…

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シンデレラを嗤え 小説

剛しいら  石田育絵 

ありえないんだけど……?

むなしく卑屈な日常を壊す勇気もなかった男が、道端の占い師の言葉を契機に、家庭も仕事も放り出して、自分探しを始める。
 かつての自分の選択と逆の選択をすることで、運命が変わり始め、男はどんどん魅力的に変わり始める……

 というような話。

 まぁ、これも結局のところは「ありえない」感じの話なんですが。
 なんというか、ファンタジーにぶっ飛びすぎてる訳じゃなくて、もうちょっと深いです。…

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相棒 小説

剛しいら  石田育絵 

もう少し余裕があっても……

 新人刑事・天羽は、新設されたばかりの警察署に赴任する。
 そこには以前から秘かに憧れていた川崎がいて、天羽はその川崎とコンビを組むことになった。
 コンビを組むようになってから、謎の多い川崎の行動に戸惑う一方で、天羽は強烈な個性を持つ川崎に強く惹かれ始めていた。
 そんな最中、少年ばかりを狙った殺人事件が起きた。
 初めての大きな事件に戸惑う天羽を、川崎は優しく支える。
 けれど、順調…

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顔のない男 小説

剛しいら  北畠あけ乃 

境界線はどこ?

うん、面白かった!
二人の俳優が映画の役作りのために本当の兄弟になりきって、共同生活を送る。
一方はデビュー3年でカッコイイがどこにでもいそうな新人俳優の音彦、一方は子供の頃から名子役と言われ、前作後1年間姿をくらましていた大物俳優の飛滝。
飛滝は役にのめりこむことで知られていて、会った瞬間から完璧に「弟を盲愛する」兄役を演じる彼に音彦は戸惑いを覚える。

この設定が分かった時、これは恋…

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