剛しいらさんのレビュー一覧

竜王の后 小説

剛しいら  香咲 

誠実な二人が心地よい

とても誠実な主人公達の中華風のファンタジーでした。
二人が出会うのは宿命であり、必然であり、それを阻み亡きものにしようとする闇に囚われた者と対峙して、未来を切り開くという展開。
とても正統派な流れだとは思いますが、そこにある設定で変化を持たせてあるように感じます。


西の領主村の山には狼に育てられたという現在は羊番をしているシンという青年がいる。
二歳頃に発見され村で保護されたが、動…

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秋のリンクスフェアプレミアムマガジン 2013 グッズ

ミナヅキアキラ先生の漫画が載っています。

ミナヅキ先生の漫画は、いつも期待を上回る萌えを授けてくれます。

こちらに掲載された「コイノマホウ」(いとう由貴先生原作)も、少し不思議なお話が、ミナヅキ先生の絵にぴったりで、16ページ中半分を占めるエロ描写も秀逸な、ファン必携の漫画です。
裸体が本当に見事で目を奪われます。攻のおしりの固そうなところも良いなあといつも思います。(今日の「BL NEWS」に、「男のお尻の描き方」なる本の発売が…

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蜜と罪 小説

剛しいら  タカツキノボル 

キーワードは『回文』‼︎ 見事な位全てが回文になっています!

しいら先生の、シリアスなサスペンス調作品の予感に、少し期待をしながら読み始めたんですけど…すぐに違う意味で驚かされてしまいました!
まず、敏腕弁護士の攻様が回文好きだという設定!
これがしつこいくらいの回文好きで、所構わず回文を口ずさみます(笑)
そこでふと気づいて、タイトルを見てみると…タイトルも回文!
物語を読み進めていけば、内容も回文のような作りになっている訳で…回文に拘った凝った作…

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肌まで愛して コミック

剛しいら  やまかみ梨由 

仕事をする男たち

舞台は廉価なスーツを大量流通させている紳士服販売の会社。
そこに体調を崩した父親に代わって社長となったまだ26才の次男の嗣巳。
父親の安価なスーツを大量に生産するという方針に反発して一度は他の海外ブランドの会社に就職していたのだが、家を出た長男の代わりに社長として連れ戻されてしまったのだ。
高級志向の嗣巳はそもそも自分の会社の方針と全く反対の考えを持っているのだが、経営が傾く会社を何とか立て…

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ドラマティックな七日間 小説

剛しいら  須賀邦彦 

ロマンティックから愛してるまで

前作「ロマンティックな七日間」の続きになります。
しいらさんの作品の中でも特別甘い作品だと思います。
このありふれたカップルのはずなのに好きですねぇなんでだろ・・・。

独り立ちしたカメラマンまきおと脚本家志望の裕也

前作では裕也目線でお話は進みましたが今回はまきお目線です。
ロマンティック~のまきおは「顔良し!スタイル良し!性格オトナ!」そしてカメラマンなんてカッコイイ職業。

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ペーパームーン 小説

剛しいら  金ひかる 

生きていればこそ

金ひかる強化月間開催中
って感じで、中古で表紙買いした中の1冊。
剛しいらさんは好きでよく読む作家さんのお一人、ただベテランさんなだけに作品数がやたら多くて、なかなか全部は追い切れない。
そんなわけで、この本も、以前に読んだような気がして後回しにしていたのを引っ張り出してみたら、続編だったのね。
タイトルといい、カバーイラストといい、前の作品とほぼ同じだから区別付いてなかった。
お話は、…

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ロマンティックな七日間 小説

剛しいら  須賀邦彦 

ロマンスは突然に

一昔前のゲイメロドラマのようでいて心地よい作品でした。
2人に何か劇的なものがあるわけではなくあり触れた一目惚れからあり触れたワンナイト。
だけど、当事者にとっては劇的な出会いで刺激的なセックスで今までの自分とは違う何かで引き寄せられる2人。
七日間の間に一日一日と違うカラーの日が訪れる。

日曜日 2人は出会いセックスをする
月曜日 電話をしようか一日なやむ
火曜日水曜日 会えなく…

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描くのは愛番外ペーパー「愛を描く男」 グッズ

エロプレイも芸術を介せば高尚な♪

新装文庫版に入った出版社の特典ペーパーは、09年小説ショコラ11月号の特別付録に描かれた『愛を描く男』の再録となります。
本編中の書き下ろしの中で、京都の美術館に次のポイズンの贋作を描くために通い詰める脩平と、それに付き添う幸洋の姿が描かれていましたが、3日目の夜の話しです。

生まれ育った土地である京都へ脩平と来た幸洋はちょっぴり新婚旅行の気分もあったのですが、絵を前にした脩平は警備員に追…

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描くのは愛 小説

剛しいら  朝南かつみ 

個性的キャラが見せる、魅せる。

09年のノベルス版の文庫化。
表紙が変わらずに朝南絵なのに突き動かされ、ひょっとして何かが?と期待して文庫も購入してしまいました。
ノバルス版を加筆修正、書き下ろしで【描くのは愛欲】そして、ご遺族の方の好意でキャララフが3P掲載ですっ!!
脩平の父ちゃん、カッコイイの♪
帯のコピーも当時のままに「やらせろ」の肌色表紙に、当時はちょっと勇気が要ったのに今は平気になっちゃったな~と思うのであり…

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匣男 小説

剛しいら  吉村正 

依存

子供の頃のほんのささいな出来事からそれが自分の性癖や性格、倫理観など
簡単に変えてしまうこができる。
どんなにいい子でもその出来事が起きてしまえば悪魔へと変身することがいともたやすい。

これは狭いところでしか安心できない男とその男によって性癖を変えられた男のお話。
風宮の幼いころからかくれんぼが得意で誰もみつけられず従弟がいつも泣くしまつ。
そんな風宮をゆいつ見つけることができたのは…

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