剛しいらさんのレビュー一覧

おもちゃの王国 小説

剛しいら  緋色れーいち 

仕事に夢を持つ男性に萌えるお話

電子書籍で読了。挿絵あり。
ただし私のipadではものすごく小さくしか表示されません。見えません。

まず面白いと思ったのは、描かれる大人のためのおもちゃ(おもちゃと言うよりインテリア寄りの様な気がしましたが)たちです。水中で本物のように泳ぐミニチュアのタコやイカ、鳥にそっくりのラジコン飛行機(飛行機?)、花びらの開閉で時間を知らせる薔薇時計等々、大層夢があるグッズの数々が出て来ます。
い…

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誘惑ヴォイス 小説

剛しいら  徳丸佳貴 

お気楽コメディ

社会人男性コーラスをモチーフにしたお気楽ラブコメディ。一応お仕事BLではあるのかな? そう捉えるとツッコミどころだらけではありますが……。

「そのサークルに参加している間は仕事は全く持ち込まない」がルールの男性合唱団〜しかしその中心メンバーは経済界の重鎮たち〜に偶然とはいえ、ビジネス上の思惑を持って参加することになった若手営業マンが主人公。そして何故かその合唱団内で恋のあれこれが勃発するとい…

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リメイク 小説

剛しいら  かんべあきら 

時代劇よ永遠に

映画スターの影武者をすることになった駆け出し俳優と映画会社社長が恋に落ちる「フェイク」の続編。

主人公を時代劇俳優として売り出そうと習い事の日々……という感じから物語が始まります。しかし、前作での印象と挿絵のイメージから和服の美しい美青年…というのがピンと来なくてちょっと不満。なんだろうなぁ。これは個人的な絵柄の好みの問題かもしれませんが。

ストーリーの肝となる往年の名優のエピソード、…

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フェイク 小説

剛しいら  かんべあきら 

変種のマイフェアレディ

あり得ない設定から恋に発展しちゃう展開の物語でしたが、飽きずにさらりと読めました。

主人公はそんなに容姿が良くて、能力も人柄も良いのなら放っておいても芽が出たのではないか? とか、繁国(このネーミングには読みながら噴き出しました)のスターの描写はいくらなんでもあんまりじゃないか? とか、色々ゴタゴタした割には決着のさせ方はちょっと簡単すぎじゃないか? とか……言いたくなることは多々ありはしま…

1

レッスンディープラブ 小説

剛しいら  大和名瀬 

夢物語すぎない明るいストーリー

「レッスン マイ ラブ」の続編。前作からは大分年月を開けて書かれたようですね。

主人公が、前作で決意したある意味無謀なチャレンジに失敗した……という所から始まる割と意表をつく展開。こういったライトなラブコメタッチの作品だと、本人がやる気を出したら、あれよあれよという間に色々上手くいく……なんてことも多そうですが、そこはそんなに甘くはなかったという。

あの高校の設定とか英語教師のこととか…

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レッスン マイ ラブ 小説

剛しいら  大和名瀬 

中学生バレエ少年。

バレエをやっている中学生男子と9歳歳上の天才ダンサーカップルのお話です。

全体としては一昔(ふた昔?)前のラブコメ少女マンガ風の空気感。主人公や主人公を取り巻く人物たちのキャラ設定が少々極端なのでマンガ感が強いのだと思います。

トーンがコミカルなので、なんとなく読んでしまいますが、恋のお相手であるダンサー・服部さんって、冷静に考えると、かなりヤバイ人物ですよね。「子どもが好きだから」と…

1

妖しの剣 小説

剛しいら  槇えびし 

妖刀のその後を知りたくなります

表紙デザインに惹かれ、何気なく電子書籍版で読みました。…するとこれ、思いがけない当たり! とても面白かったです。

ざっと粗筋を読んだ限りでは、「妖刀」だの「呪い」だのをエッセンスにしつつのエロ重視ファンタジーなのかと軽く思ったのですが、いやいやなかなかの読み応え。意外にディティールは細かいし、挿絵がなくとも荒っぽくも耽美な世界が十分にイメージできたし。※とは言え、表紙絵がとても素敵だったので…

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青銅の愛人 小説

剛しいら  珠黎皐夕 

未来は明るくね

シリーズ番外・アーサー編は、クローン人間と心を持たされたロボットの恋と愛の物語。
そして、アンディと仁の一途な恋の幸せな結末の物語。

アーサーは、報われない恋と自分の淋しい心を埋めるため、成人を迎える誕生日の夜に、アダムを移植したロボットに禁断の改造を加えます。
アーサーは例え大天才科学者の頭脳を持っていても、心は愛に飢える貪欲な子供。
そして、もう一人、ちゃんと家族に愛され満たされる…

3

白銀の麗人 小説

剛しいら  珠黎皐夕 

アニメの最終回のよう

こちらがシオンと天人の物語3部作の完結編となります。
北青王国の女王イザベラとの最終対決に向けて、シオンと天人、アンディと仁、そしてアーサーが加わっての怒涛の展開とその結末までが描かれます。
と、その前に、シオンの今の幸せと対応するように、シオンの死神伝説の一つとなった、士官学校時代のシオンをめぐる争いのお話がちょっと挿入。

この最終決着に向けての、北青王国への潜入と女王イザベラとの直接…

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紅の大王 小説

剛しいら  珠黎皐夕 

イブの本気は

シリーズ1巻目は、黒衣の公爵シオンが南紅大国の王・天人と結ばれるまでがメインのお話でしたが、この第2巻では、ソラの話や、シオンの過去の話などを挟みつつ、いよいよコンピューター「イブ」との直接対決へと、新たに登場したシオンの兄の北青王国の皇太子レナードやアーサーと共に進みます。
北極の大地の下、イブのモニタールームで、辛くもイブに勝利したかに思えた一行でしたが・・・。
北青王国で女王イザベラに再…

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