高峰あいすさんのレビュー一覧

異世界で獣のごはんになりました 小説

高峰あいす  金ひかる 

3P以上4P未満

表紙が金ひかるさんなら問答無用で購入の今月(6月)の1冊。
読み始めてから気が付いたけど、これって同じ舞台の前作もあったっけ。
前作に比べると、宵町の竜宮の設定とか、神様やもののけ、人間の男娼の立場とかの説明が洗練されてだいぶわかりやすい。

悪い男に引っかかったせいで、人生をあきらめてしまった涼。
涼が人生をあきらめるきっかけとなった裏AV撮影の現場から、涼を救い出してくれたのは、力の…

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宵街散策

本編後、竜宮で相変わらず引き籠もり生活を続けている涼。
男娼としてはある意味正しい生活をしている日々。
ただ、陽炎と御影と正式な番となるために人間界に一度戻らないといけないが、涼は真辺とのトラウマで頭ではわかってるけどなかなか行動に起こせずにいたということから、本当に凄く心が傷ついていたのだと改めて感じました。
たまたま来た御影にその事を相談していると、時雨が現れ引き籠もってばかりの涼を陽炎…

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異世界で獣のごはんになりました 小説

高峰あいす  金ひかる 

異世界と行き来

表紙買い。3P???と期待していましたが案の定3P。イケメン二人からデロデロに溺愛されるのって大好きなのですが、受けさんがちょっと弱々しすぎるように感じられたので萌です。(表紙の受けの儚さ加減は大変好きなんですが)
「異世界で夜のお仕事しています」の関連作で、同人誌発表作品を大幅改稿したという本編190Pほど+書き下ろしの後日談30Pほど+先生のあとがき です。
これ単独でも読めますが、「異世界で…

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異世界で獣のごはんになりました 小説

高峰あいす  金ひかる 

異世界トリップ

続巻ものとは知らずに読んでしまいました~。
これだけでも楽しめましたが、「異世界で夜のお仕事しています」のネタバレっぽい記述があるので読んだ方が良かったな~と。

モフモフ度は思ったより低めです。
それよりも涼の生い立ちが可哀想で・・・( ;∀;)久々にこんな可哀想な受読みました。
辛い境遇に慣れるというか侵されてしまって、心が壊れないために受け入れてる感があります。
ですが、人間が怖…

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異世界で獣のごはんになりました 小説

高峰あいす  金ひかる 

ちょっと新鮮な異世界トリップもの

こちら「異世界で夜のお仕事しています」の関連作ですが、完全に独立しているので、今作だけで問題無く読めます。

で、ザックリ言っちゃうと、超不憫な受けが異世界トリップ先で二人の攻めから溺愛されて幸せになると言うだけのお話だったりします。
ただですね、世界観がかなり練られていて面白いんですね。
迷い込んだ異界「宵町」で人間はあやかし相手に男娼として働きと言った具合で。
とりあえず、不憫な受け…

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鳥籠の花嫁 小説

高峰あいす  みずかねりょう 

テンプレートな不幸少年


「花嫁」というタイトルですが、特に花嫁モノでもなく…いわゆるシンデレラストーリーです。
不憫で健気な少年が歳の離れたセレブのもとで幸せになっていく、というテンプレ的展開が好きな方には強くオススメしたいと思います。

主人公の翠は身寄りのいない不憫な境遇で、ケーキを食べたことがないとか、親の写真が一枚もないとか、周りの大人にグサグサ突き刺さる事をケロッと言うのですが、本来明るい性格をしてい…

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王子様の過剰な愛情 小説

高峰あいす  花小蒔朔衣 

ストーカー気質同士

シスコンの水貴(受け)は病弱な姉が意に添わぬ名家の御曹司との婚約を知らされてストレスから入院してしまったことで、その御曹司に直談判に向かいます。
婚約相手・御劔恭介(攻め)はその縁談には否定的でしたが、祖父の遺産の関係で御劔家から姉を守るためにと水貴が姉の代わりに婚約者になることを提案されるのです。

水貴は自覚のある重度のシスコンです。小さい時から入院ばかりしていた姉の世話をするのが大好き…

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無垢なままで抱かれたい 小説

高峰あいす  サマミヤアカザ 

もうちょっと突き抜けて良かったのでは

作者様を検索したところ、「花嫁」っぽい作品が多い模様。誤解から始まった関係も、恋人同士になった二人が周囲に認められてほのぼのほんわかする作品の印象です。

そんな中、援助交際を装って窃盗をもくろむ主人公というあらすじに大丈夫なのかとドキドキしたのですが、こう…微妙な読後の感想になりました。

年齢的にも職業的にも上な及川(攻)が策略を用いて夏紀(受)をメロメロにしてしまうのですが、もっと腹…

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オーダーメイド花嫁 小説

高峰あいす  小路龍流 

設定がちょっと複雑?

雛菊(受)の思考も出てきますが、久弥(攻)の視点がメインに進みます。

女性の人口が減り、「花嫁」と呼ばれる人工的な女性の製造が行われている世界。「花嫁」をめとる気がない久弥ですが、友人から「不良品」として処分されそうな雛菊を保護してほしいと頼まれるという話です。

舞台となる社会背景、普通の「花嫁」、友人・志貴の「花嫁」晶穂、特殊な不良品の「花嫁」雛菊とそれぞれの設定を読んでいるうちに終…

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留学する船中の話

本編のその後、欧州へ留学で向かう船中の話です。

松倉(攻)の視点で語られます。
初めは外国人ばかりの一等船室に慣れず引きこもりがちだった望(受)ですが、知り合った在日フランス大使夫人や、懇意にしている外交官夫人の主催するサロンで、着物の着付け方を教えたりして、徐々に馴染んでいきます。

松倉は有難く思いつつも、船中では甘い日々を過ごすつもりだったので、内心面白くありません。望はそんな松…

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