高嶋上総さんのレビュー一覧

神王の禁域 小説

桑原水菜  高嶋上総 

インドの神話みたいな話

蛇神が住まう神殿へ毎夜精液を捧げる秘儀が王族の中で受け継がれていて、
それが国を繁栄に導く手段で、1日でも怠ると国が滅んでしまうと言う背景に
蛇神であるナガと新しい王で、元は奴隷上がりながら、策略と持って生まれた
特殊な力で国王にまでなったシンハラとの不思議な運命に導かれたようなお話です。

しかし、なんとも凄まじい設定ですよね、神が生きる糧が王族のそれも王の精液、
その精液を与えてい…

4

神王の禁域 小説

桑原水菜  高嶋上総 

聖液グルメ

前作の『犠牲獣』もそうでしたが、古代を舞台にした神事を絡めたBLというのは、JUNE的な感じもありながら、ファンタジーとして純粋に楽しむことのできる好きな展開を見せます。
そこにあるのは、バッドエンドではなくて「永遠の愛」のような気がするからです。
またこの作家さんのイチモツの表現が蛇神だけにコブラ表現されていたり、神であることから金剛杖とか、中々にユニークな表現がされていてそれもまた楽し♪

6

神王の禁域 小説

桑原水菜  高嶋上総 

タントリズムな蛇神様

奴隷出身で元盗賊の一味だが、人心を読むことのできる特殊能力を武器に成り上がり、前王を殺して王位に就いたシンハ。
しきたりに従い、后との初夜の前に蛇神の女と交わるため神殿に赴く。
しかし、出会ったのは人間の風体の赤髪の男。
ナガと名乗る彼は、王の精液を栄養源とし、国の水を司る蛇神で
シンハは毎夜ナガに抱かれるうち、人間臭く情熱的な彼に惹かれていく。
ナガによる雨の恵みや、領土拡大の成功によ…

5

伝える指先 小説

きたざわ尋子  高嶋上総 

指先シリーズ完結‼ 最後まであま♡ラブな2人

シリーズ3作品 、出会いからだと約6年位たっているのかな⁉
その間、色々な事があったんですけど、終始、あまあま&ラブラブな幸せ2人の恋愛模様を描いた作品だったと思います。

ラストのお話は…
大学を卒業し社会人になった真弥と、相変わらず社長業が、忙しい矢崎。
真弥は塾講師になり、矢崎との生活リズムが違うためすれ違いがちなんですけど、それでも時間を合わせて夕食をとったり、相変わらず幸せな…

0

甘える指先 小説

きたざわ尋子  高嶋上総 

指先シリーズ第2弾‼ 瞳で甘く語りかける…

前回の従兄の件は無事解決して、矢崎と同棲を始めた真弥。
相変わらず、ラブラブな甘〜い2人なんですど…繊細な控えめな性格の真弥は一人思い悩みます。
自分が矢崎の恋人で本当にいいのか…愛される理由が自分にはないと…全く自信がもてない真弥‼
確かに、完璧すぎる恋人を持つと悩む気持ちも分かるんですけどね(笑)

そんな時、真弥は塾のバイトをしながら、矢崎の会社でも短期のアルバイトをすることに。

1

重ねる指先 小説

きたざわ尋子  高嶋上総 

雨が恋をはこんでくる…しっとりした再会もの‼

この年代頃のきたざわ作品は一番読んでいて、好きな作品が多いかもしれません。
その中でも指先シリーズは、何度も読み返しているお気に入りのお話です。
全部で三作品出ているんですけど、その中でも一番好きなのが、一作目の「重ねる指先」です。

2人の出会い、一週間という期限つきの恋人、そして別れ、再会し、恋人へと…
その一連のストーリーは、無駄がなく、ほんの少しでもすれ違ってしまえば、出会いも再…

3

重ねる指先 小説

きたざわ尋子  高嶋上総 

王道

「一週間を買う」というと体を買う、愛人契約みたいなものかと思ったら、予想に反して健全なお話でした。
お金に困った受けが攻めに助けてもらうかわりに肉体関係を持つという、ザ・王道ですが、金にものを言わせてというのでは全然ありませんので、そういうの苦手~って方も大丈夫ではないでしょうか。

攻めがホント大人な男前という感じ。優しい王子様だけど、私が個人的に苦手な必要以上のお姫様扱いがなかったので、…

0

ブラコン兄の受難 小説

水島忍  高嶋上総 

さくっと楽しめる

兄弟ものかな?と思って衝動買いしたんですけど、だいぶ予想と違いました。
紹介文見たら分かりますけどね。
終始コメディータッチで、にやにやしながら読める作品でした。
濡れ場は多そうで濃そうで、意外と少なくて薄い(いい意味でねw)感じ。
主人公の脳内がそのまま中継されている感じなのでさらっと感情移入できます。
BLにつきものの切なさは皆無だった気がします。
エロも大してハードではないです、…

1

伝える指先 小説

きたざわ尋子  高嶋上総 

指先シリーズ3作目・最終巻。

このシリーズは1作目がいちばん好きなんです。まさしく『神』級に。でも、2・3作目は下降して行きます。きたざわさんのシリーズではよくあることなんですが。

正直なところ、前巻でエンドの方が(個人的には)平和で読み終えられたのになあと思ってしまいます。

決してダメなわけじゃないんです。シリーズとしては間違いなく好きなんですよ。

でも、こちらでは特に矢崎(攻)の甥がなんともうっとうし…

4

甘える指先 小説

きたざわ尋子  高嶋上総 

指先シリーズ2作目。

シリーズ1作目の前作『重ねる指先』はホントに好きなんですが、これはそこまでは行かないかな。

まあできあがったCPの続きではあるんですが、ラブラブ後日談とまでは行かないんです。やっぱり真弥(受)がネガティブだからそうそう幸せ全開にならないのか?
関係としては一歩進んで、矢崎のマンションで同棲してるんですけどね。

お約束の如く、矢崎(攻)を狙う女性キャラクター(モデル)が出てきます。この…

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