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6/50(合計:491件)
愁堂れな 高星麻子
kurinn
ネタバレ
ずっと気になっていた作品でしたが、ようやく読めました。 サイトに掲載されていた「七月七日」と「九月九日」以外は書き下ろしらしいです。 書き下ろしの「五月五日」「十一月十一日」「三月三日」「一月一日」があることで、この作品は完全な形になったと思えました。 流田側からでは無い佐久間視点があって初めて、佐久間の愚かさや佐久間の流田への純粋な愛情を知る事が出来ました。 淡々と進む構…
麻生雪奈 高星麻子
渋茶
2009年刊。 攻め受けは本当は従兄弟同士の関係だが、主人公・春人は7歳の頃に両親が亡くなって母方の伯母に引き取られ、四人兄弟の中に加わった形だから感覚的には義兄弟になるかな。 作中に盛り込まれている花とスイーツが彩りを添えていて、全体的にふんわりとした雰囲気となっている。 春人が7歳年上の長兄・航平を常に意識していて思い悩む様子は結構乙女だったりする。 この子の一日はまるで航平中心に…
鳥谷しず 高星麻子
よしぴす
私の中でちょっともふもふブームが到来していまして、再読しました。 前に読んだ時より攻め様に対する理解ができた様な気がします。 12、13の年齢で後ろ盾も無く、自分の明日をも知れない状態なら致し方ない別れだったんでしょうね。 攻めも受けも生きていくのに必死だったなら、まぁ仕方ない。 攻めも受けが純潔だった理由を自分への想いを期待してましたけど、最中でもしっかりと否定されてましたし。納…
黒崎あつし 高星麻子
ふばば
「お嫁さんになりたい」からのスピンオフシリーズ、しかも5作目という事を全く知らずに手に取ってしまいました。 多分、スピン元から順に読んだ方が良いのでしょうね。 しかし。コレ、初めから読んだら多分5作目までたどり着かなかったかも、なんて思ってしまった。 なんともツボに合わない… 本作は、一言で言うと。 『遊び人が清純な受けに出会って、真実の愛に目覚める!』 みたいなお話です。 おぼ…
椎崎夕 高星麻子
2010年刊、『壁際のキス』のスピンオフとなる。 登場人物は複数被るもののカップル誕生の経緯が違っているので、この一冊だけでも読むのは可能だ。 前作と同じく勢いのある劇団『早月』や芸能界を舞台にした役者ものを書きたかったのだろうが、こちらは設定に無理があったのではないだろうか。 役者としての佑哉(=由哉、この話の主人公)は年齢不詳でどこか浮世離れした雰囲気を売りとしているらしいが、前作の…
2010年刊。 一冊読み終えた後は萌えと残念さが入り混じった感覚だなってのが率直な感想だった。 まず、裏表紙のあらすじに載っている"最悪な第一印象"よりも、受け・啓(さとる)の壊滅的な家事能力の無さと、攻め・羽島の世話焼きぶりに目がいった。 ここから二人のやり取りで共通している性格は、独自のこだわりの強さなのかな?と伺えたのだけど… "合わない性格のようで…
松幸かほ 高星麻子
2014年刊。 本当は『秘密の夜にして』から先に読みたかったのだけど電子書籍化されていない為に読めず… 何やらこの話の主人公・和馬があちらでは別カップルの当て馬だったらしく、もし順番に読めていれば印象が変わっていたかも、というのがちょっと気掛かりかな。 この話では偶然再会した高校時代の部活の先輩・尚紀が亡き姉の子を引き取っていると聞き、彼の片付けられない性分を知っている和馬が心配してその…
樋口美沙緒 高星麻子
碧雲
この物語の神界は、魂の色で美醜を評価します。なので闇落ち寸前の狗神を浄化した比呂は、世界一の美人と憧れの人になっていました。 狗神が、眷属を預けていた青月という狗神が、 大事な伴侶が身代わりになって死亡してからずっと、哀しんで闇落ちしてしまう。 青月が闇落ちすると、狗神が預けた眷属にも影響が及んでしまいます。 青月の事情を知った比呂が、気の毒な青月を救おうとしますが、 不安心配症の狗…
夢乃咲実 高星麻子
2009年刊。 自分は、総じて一昔前によくあった『昔の一目惚れを引きずって大人になってから偶然の再会を果たし、勘違いを経て両想いになる』という甘々な話が好きだ。 この話もそれに当てはまる。 教科書会社に勤める新人・悠里に任されたのは、詩の掲載の承認で交渉が拗れた著作権の持ち主に会って再度許可を取り直すといった難題だった。 案の定、その人物・元宮が経営する会社に赴くもアポイントどころか門…
桜木知沙子 高星麻子
桜木さん初読み。 この作家さんは出身地の札幌にこだわりがあるらしいとどこかで見た気がするが、確かにこの話の舞台も札幌だった。 キャラ文庫では2009年刊だが、雑誌での初出が2003年とあって、どことなく古き良き?素朴さを感じる。 自分が良く読む男子寮ものって現実味が薄くフワフワしたところがあるのが多いかな。 永実(ひさみ)は高二にもなって一人では眠れないほどの超怖がりなのだが、両親の転…