高星麻子さんのレビュー一覧

全寮制櫻林館学院~ルネサンス~ 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

子羊が手負いの獣に...

前作「~ゴシック~」でアヤしい関係をニオわせていた蓮×香月編です。
副会長×生徒会長という設定だけに、前作のほわほわキュンキュンした
展開と打って変わってダーク感漂う作品でした。
無理矢理あり、ベルトで叩くのもあり...
でも、個人的にはこっちの作品の方が好きです。

今作も「子羊狩り」がテーマとなり、生徒会長を目指す優等生の香月は
その内容にとまどい、蓮の画策に乗ってしまう...

1

全寮制櫻林館学院~ゴシック~ 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

どこかで見たような設定...

全寮制モノはだいたい同じような設定になるんでしょうか?
身内に犯されてたり、暗闇がダメだったり、後輩から慕われる王子様が
いてるような富豪の子息ばかりが通う学校。
例に漏れず、この作品もお決まりの設定のオンパレード。
なのに、寮モノが大好物なのでついつい読んでしまうんですよね~
はっきり言って、この手のものを読める人は腐女子なれどほんの一握りで、
BLスイッチをポチッと押せば、あらゆる…

0

飼い主はなつかない 小説

菱沢九月  高星麻子 

変わってる受けだけど、とっても好き。

あらすじからして、もっと軽めの内容だと思ったのですが、結構ヘビィまではいかないものの不思議なお話でした。どちらかと言うとオカルト系?かな。

人には見えないものが見えるナツ。そしてよく食べに行くレストランで会った金色のオーラの高校生のお話なんですが、途中何度かホロリと涙を流しました。ナツの生い立ちも辛いものがあるし、事故にあった事がある高校生の作倉・・・。そんな二人が出会ってお互いが成長してい…

1

飼い主はなつかない 小説

菱沢九月  高星麻子 

素敵な世界を私も見てみたい

ファンタジーなのに現実的。攻めも受けもとても好きでした。

はじめは人から話しかけられてもわざと無視したり、返事もとても棘があったりして、読み始めた途端「この受け超嫌い」と思いました。
人の顔が見えないからなかなか覚えられなくて、知らない人かもしれない相手から話しかけられたりするのがわずらわしくて、だから誰とも接触したくない、という理由がちゃんと書かれているのですが、「だからってその態度はね…

4

壁際のキス 小説

椎崎夕  高星麻子 

芸能人×若隠居(笑)

信じていた人間に裏切られた哲は療養のため、叔父の別荘で一人暮らしている。
そんな彼の前に突然現われた青年、羽島は不遜な態度で哲の静かな生活をぶちこわした。
初めただただ迷惑に思っていた哲は、いつの間にかこの青年と過ごす時間を楽しみに思うようになる。
しかし、羽島が売り出し中の俳優であることがわかり、すれ違い始める二人だったが……

芸能人×若隠居(笑)
不器用な二人がお互いちょっとずつ…

1

真夜中の学生寮で 小説

桜木知沙子  高星麻子 

好きだなぁ、寮モノ★

寮の中で繰り広げられる男同士の恋愛なんて、それこそファンタジー
だとわかっているんですが、BLらしいって言うか、耽美って言うか...
まぁ、若い男の子達がキャッキャ騒いでるのが好きなんですよね~
オバハンか!?

高校生にもなってこんな怖がりな男の子が周りにいたら、正直うっとうしい
だけの気がするなぁ~まぁ、ビジュアルにもよるかも...
でも、そこはBL&高星さんのキュートなイラスト…

3

くちびるの封印 小説

うえだ真由  高星麻子 

悪くない

アホの子好きだし、年の差好きだし、っていう人にはお勧め。
これが文庫化されるとは思わなかったけど、他のアイスノベルスも文庫化してくれると嬉しい。

0

楽園 小説

うえだ真由  高星麻子 

アホの子

受けが純粋無垢というより、ダメなアホの子。
わたしは乗り切れませんでした。

0

プライベート・レッスン 小説

桜木知沙子  高星麻子 

純粋で、いじらしくて...

キュンキュンさせられました、陸には。
ホント、少女小説のようなストーリーで、今時こんな純粋な子は女でも
いないって!と思いつつ、頭はBLモードなので逆にそこが
かわいくて仕方なかったり...

ストーリーは予想通りの展開なので安心して読めます。
両思いなのに、お互い別に好きな人がいてると勘違いしてて
なかなか距離が縮まらない2人にウズウズし、当て馬対木の男らしさに
切なくてキュ~ン…

2

世界が終わるまできみと 小説

杉原理生  高星麻子 

守るということ

長期入院中の母。
仕事と看病と育児に、ゆるやかに疲れていく父。
小児喘息持ちの無邪気な弟。
それを背負う中学生の有理。

そんな有理は、父親の友人高宮の家で
王子様のような容姿の怜人に出会うんですよ。

たくさんの不幸がつまってて
有理と怜人が抱えているものはすごく重いはずなのに
杉原さんの文体は、どこかやさしくて温かいので
ふわふわとした世界観の中にいる感覚がするお話です。…

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