高星麻子さんのレビュー一覧

可愛い猫じゃないけれど 小説

真崎ひかる  高星麻子 

愛情欲求

かわいい犬がいっぱいの表紙に釣られて、つい主人公が16歳で相手が大人という、苦手組み合わせの本だということを忘れていた(汗)
大人×子供の14歳歳の差、しかも、子供は母子家庭で母親が放任で当人は恋人を家へ平気で上げていて子供は居づらくて夜の街を徘徊するという、典型的な愛情不足&コミュニケーション不足の家庭。
まあ、話の過程で(番外においてではあるが)めでたしな和解とか、本編の中で本人が世間の見…

3

不器用なテレパシー 小説

月村奎  高星麻子 

幼馴染みの切ない上京物語。青春してます。

最近、自分の中で注目の作家さんの一人です。
昔から知ってる作家さんでしたが、以前は切なくて重たい系の話は苦手だったので避けてたんです。でも、違う作品を読んでからハマってます。その作品は、また、レビューさせて頂きますね。
多分、自分自身が歳を重ねてしまったのも大きいかと…。
心情に訴えかけてくる現実味ある作品もいいなあと思える歳になったんだろうなあと(笑)

生まれた時から同じアパートの隣…

6

可愛い猫じゃないけれど 小説

真崎ひかる  高星麻子 

警戒心の強い猫ちゃん

思わずイラスト買いしてしまいそうな可愛い雰囲気の表紙に惹かれて即買い。
内容は、見た目は今どきの高校生で茶髪で着崩した制服に不愛想な事もあり、
対外的には不良にみられる感じの受け様は、高校生なのですが、思春期の反抗みたいな
感じもあって、意地っ張りで、かなり警戒心が強い受け様でしたね。

母子家庭で育ち、近くで雑貨屋を営む母親が付き合って数年になる男性マンションに
帰ってくると、自分が…

2

狗神の花嫁 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

神様+俺様+へたれ=可愛い攻

面白かった!

限りなく神に近い萌×2です。

あらすじ↓
両親を早くに亡くした比呂は肩肘張って生きる日々に疲れぎみ。唯一の肉親である祖母が倒れた日、比呂はかつて自分の命を救った狗神に攫われて嫁にされてしまう。無理矢理犯されて怒り心頭の比呂と信仰心を忘れた人間を恨む狗神は新婚早々険悪になるが・・・

価値観の違う者同士が反発しながら惹かれ合い、口達者な貧乏人が傲慢不遜な支配者を虜にし…

6

世界が終わるまできみと 小説

杉原理生  高星麻子 

ただ、気持ち悪かった。

人気作に大変申し訳ありませんが、この評価しか考えられませんでした。

この作品には『杉原さんカラー』が出過ぎていてなんとも鬱陶しかったです。特に冒頭数ページは読みながら飛ばそうかと思ったくらいでした。

正直なところ、これ読みながら『私、杉原さんとは徹底的に波長が合わないんだな・・・』と改めて実感じました。

もともと私は『杉原さんで高評価の作品(=杉原さんらしい作品?)』ほど合…

7

一夜妻になれたら 小説

黒崎あつし  高星麻子 

さらりと読める。

「お嫁さんになりたい」のスピンオフシリーズの5作目。
このシリーズは、私としては、好きだったりそうでもなかったりと、やや波があるように思います。
今回は好きな方かな?
まさしく箱入り息子な受けの佑樹が、攻めの十和田の気を引こうと、四苦八苦しているところは、単純に可愛くてほんわり。
自他ともに認める遊び人の十和田も、キャラとしては面白いんですが、何だかちょっとパットしない感じも…
(最初か…

2

夜を統べる王 小説

杉原理生  高星麻子 

律也の行動がよくわからない

薔薇と接吻の続編。
夜の種族、櫂と結ばれた律也。序盤あまりにも自己中な行動が多くて疲れました。
櫂の伴侶になったのにどうして敵対する種族に相談をもちかけるかな?
どうして櫂本人に向かっていかないのかな?
敵対する種族に係わることで大切な櫂に迷惑が及ぶことも想像できないかな?
誰からも大切にされ必要とされている律也の傲慢さが残念。
後半、フォローしてくれる「語り部の石」アニーが出てきて、…

0

薔薇と接吻 小説

杉原理生  高星麻子 

とにかく絵が美しい

「夜の種族」吸血鬼とか狼男とか狩人とか・・・カバーや挿絵が世界観とマッチしていて怪しい美しさ(拍手♪)
幼い頃から一緒に暮らしていた櫂(のちに吸血鬼になりますが)と律也の約束。
「律也が櫂を忘れていなければ20歳の誕生日に迎えに来る(嫁にする・笑)」
律也の誕生日の前に色々と邪魔が入りドタバタありますがBLなので安心です(笑)
律也の父は吸血鬼と契約をした者、叔父は狼男、友達の東條は狩人、…

2

一夜妻になれたら 小説

黒崎あつし  高星麻子 

キャラクターが・・・

黒崎さんはそれなりに好きで、なんだかんだ言いつつ結局は作家買いもしているんですが、中でもこのシリーズはどうも今ひとつです。まあ私は、黒崎さんのルチル文庫は好きな作品の方が珍しいんですが。

このシリーズは、最初の『お嫁さんになりたい』が、突っ込みどころという意味では断トツじゃないかというくらいなんですが、それでもいちばん(というより唯一)好きです。正直、あとになるほど興味がなくなって行くんで…

3

守護霊と雪の花嫁 逢魔刻捜査―ゼロ課FILE― 小説

岡野麻里安  高星麻子 

全ての謎が解き明かされる

シリーズ4作目にしてクライマックス完結編、刑事事件とファンタジーの融合とでも
言った方がしっくりくるでしょうか、謎に満ちていた全てが解き放たれる。
警視庁0課で起こる事件の、過去にさかのぼる最悪の事件が今回は解決されます。

攻め様である雪鷹の0課を辞める切っ掛けになった事件が受け様遼のバディーで
幽体である弓彦の謎に包まれた過去も今回は全て明らかになります。
まぁ、当然完結編なのです…

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