高星麻子さんのレビュー一覧

くちびるの封印 小説

うえだ真由  高星麻子 

うえださんのデビュー作(の新装版)

う~ん・・・何と言ったらいいんでしょうか。

私はうえださんが大好きなんですが、正直うえださん作品を読んだという感じがしませんでした。

いえ、これがデビュー作だとすると十分な水準だとは思います。ただ、私の好みではなかったですね。私が(あくまでも個人的に)うえださんに期待するものがなかったというか・・・

ほかの作品のレビューでも書いていますが、私は『うえださんの年の差(年上攻)も…

2

天使のあまい殺し方 小説

神奈木智  高星麻子 

キラキラ容姿も心も輝いています

とっても頑張り屋で意地っ張りな人気アイドル裕矢と家庭教師役を引き受けた
大学生の湊との甘さたっぷりのラブストーリー。
読み終えると恋人たちの甘い余韻を楽しめる内容でした。

人気アイドルの裕矢は進学校に通いながらアイドルを続けている頑張り屋さん、
でも出席日数のこともあり、今度の学校での試験でオール80点以上取らないと
退学になってしまう事態になり、母親の友人の息子である湊に家庭教師の…

3

花嫁と神々の宴 狗神の花嫁 (2) 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

作者の考える「家族に対する思い」を読んだ!

作者の樋口さんが、あとがきで「家族というものを書くのが好き」と言っておられた通り、愛とは何なのだとか、家族に対する思いってこうありたいとかを壮大に書き切った作品でした。

お互いがお互いを愛するが故に持つ不安や疑念。

受けの比呂が途中途中に発する言葉。
「俺がいないほうが良かったんじゃないのか」
「お前がいなかったら、生きていけない。でも、それでも俺は生きると思う」
「もう二度と、…

5

Chara Collection EXTRA 2012 グッズ

いろいろ読めて楽しかった。

読みたい作家さんが書いてたので全サの応募してみました。
気になった作品の感想をいくつか。

「熱い日々」秀香穂里
原作?は読んだことないんですが、今回の読んだだけでもなんだかとても面白かったです。
ツンデレというか美人系の仕事のできる姉さん受と大型ワンコのような攻。
別の仕事が入ったからと一緒にするはずだった取材旅行に出られなくなった2人。
攻は別の人物と現地へ向かって仕事を。
受…

1

秘密の夜にして 小説

松幸かほ  高星麻子 

疑心暗鬼に可愛さ余ってで意地悪

リーマン同士で尚且つ1度だけの行きずりの関係を持った相手との再会もの。
年上受けリーマンは自分の性癖を初めて自覚した後に1度関係を持った相手と
まさかの再会で動転し、逃げるように姿を消した自分に嫌がらせをされるとか
脅迫されるとかの疑心暗鬼になってしまう。

年下攻めの七瀬は行きずりの相手の智里の一目ぼれするくらい惹かれていたのに
一人だけホテルに置き去りにされて傷つけられても、智里の…

1

Chara BIRTHDAY FAIR 2013 キャラ文庫創刊16周年記念 グッズ

イヌの嫉妬

毎年おなじみのバースデイフェア小冊子。
ホーリンラブブックスさんでの特典指定では「描き下ろし小冊子B」。
灰色表紙の本です。
★描き下ろし小冊子B★
杉原理生「きみと暮らせたら」・恋人と暮らせたら
恋人になったら、サールサールサルサルサ。
杉原さん、本編ではエチにたどり着くまでが延々長い事が多いので、ここぞとばかりにサービスしてくださってます。

凪良ゆう「天涯行き」・Happy …

5

不器用な告白 小説

椎崎夕  高星麻子 

べらんべい男前再び

『不器用な策略』の続編、その後の二人の関係になります。
遥が今作では甘えたがりのワンコのように前回以上に成り下がっていましたね。
一基と言えば、やっぱり相変わらず竹を割ったような気性でプライベートでは
べらんべいな口調で硬派な男前なイメージはそのままなのですから、
遥にベタベタにくっ付かれて、やり過ぎとたしなめている感じです。

続編は付き合い初めて3か月が経過していて、まさに蜜月の時…

4

恋人がなぜか多すぎる 小説

神奈木智  高星麻子 

ライトで楽しい推理もの

大学生の瑛の家には、二つ年上の聖人が同居している。
見目麗しく毒舌で俺様な聖人に、振り回されている瑛。
夏休みのある日、ゼミの旅行で長野に出かけた聖人の乗ったバスが事故に遭い、
意識を取り戻した聖人は、中身が違う人格ととりかわっていた!
しかも、記憶喪失で。自分が誰だかわからない……
候補は、まだ意識が戻っていない残りの4人の青年。

設定が面白かった。
いったい誰なのか?
一緒…

1

花嫁と神々の宴 狗神の花嫁 (2) 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

おおいなるすれ違い

前作『狗神の花嫁』に思わず神評価をしていた自分。
だけど、この話は何だかうう~ん?と首をひねってしまった。
堂々巡りで平行線が解消されないあれこれ。
相手を思いやってるはずのその気持ちが、ネガティブ思考の元での自分勝手な押しつけになっているための平行線。
最後に歩み寄ることができるのだが、そこには最初と何か変わったものはあるのか?
あれ?自分の読みが足りないのか。
思わず何度も繰り返し…

11

Over The Rain 小説

橘紅緒  高星麻子 

降りしきる雨が上がると

目下、ゆるやかに橘紅緒祭り継続中。
最初に名前を知ったのは『セブンデイズ』の原作だったが、
かの作品が好みではなくそのまま読まずにいたのだが、
小説を一作読んで嵌まった。

なんていうのか、ストーリーが、キャラクターが、という以前に
透明で浮遊感があってスタイリッシュな雰囲気が、好み。
好きな音楽を聴くように、読んでしまう感じ?
逆に言うと、このすかした感じが肌に合わない方には

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