高星麻子さんのレビュー一覧

全寮制櫻林館学院~ロマネスク~ 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

痛々しい健気受け

子羊狩りというゲームで次期生徒会長を決めるミッション系スクールを舞台にした、「全寮制櫻林館学院」シリーズの最終巻。

今回もべたな不幸受け…といってしまえばそうなのですが、とてもツボをつかれました。
主人公が変わるので恋愛ものとしてはこれ単体でも読めるのですが、今までのキャラも出てきますので順番のほうがより楽しめるかと思います。

1巻と違って、ゲームの内容が何かすでにわかってる事と、前…

4

Chara BIRTHDAY FAIR 2015 B キャラ創刊20周年記念バースデーフェア小冊子 グッズ

大人になっても…な、忍が可愛い。

フェア開催店で既刊本を買うとその場で1冊貰える小冊子です。
このフェアが始まってもうすぐ1ヵ月、
そろそろもう終ってしまっているお店もあるかな?
欲しいなぁ~と思いつつ、まだゲットできていない!という方は、
どうぞお早めに~~まだ間に合いますように!
(かく言うわたしもまだ貰えていないのが……汗)

8Pずつの番外編が載っている小冊子ですが、
神奈木智さんの『守護者がめざめる逢魔が…

5

不器用な恋情 小説

椎崎夕  高星麻子 

鈍感な人と面倒くさい人

不器用シリーズ第3弾です。
今回も相変わらず鈍感な一基(受)と、一基に関してだけ非常〜に面倒くさい長谷(攻)の恋愛模様です(笑)

付き合いはじめて2年が経ってもまだまだ付き合い初めのテンションの一基さんラブ独占欲過多の長谷が相変わらず可愛いし、相変わらずじぶんに向けられる好意に鈍感な一基さんです。

洋食屋[はる]1号店で働く一基が、またまた突然の社長の命令により、新店舗の[はる]6号…

2

Chara BIRTHDAY FAIR 2015 C キャラ創刊20周年記念バースデーフェア小冊子 グッズ

それぞれのその後♪

私は凪良ゆうさんと樋口美紗緒さんの番外編目当てでしたのでこの二つのレビューを書かせて頂きます。

凪良ゆうさんは「美しい彼」の番外編「かわいそうな彼」。
本編と違ってコメディテイストなタイトルどおり、内容も平良のかわいそうな(というか残念な)部分を清居くん視点でツッコミが随所に入りつつコミカルに追っていく話です。
コミュ障の平良の言葉に振り回されつつもやっぱり清居は平良が好きで放っておけな…

4

Chara BIRTHDAY FAIR 2015 C キャラ創刊20周年記念バースデーフェア小冊子 グッズ

続編が読みたくて

六青みつみさんの『輪廻の花』の続編目当てで、手に入れました。続きが読みたいと思っていたので嬉しいです♪なので、レビューはその作品のみをしたいと思います。

『最後の夏休み』
本作よりも3年後の話になります。
カインは六つ星公爵となり、双子の弟と同じ学校に入学しています。前世の記憶を取り戻したおかげで三学年分を飛び級して、現在は最高学年の六年生です。おまけに、カインの容姿は、前世のカイエンに…

13

薔薇と接吻 小説

杉原理生  高星麻子 

アンバランスな吸血鬼。

幼い頃、律也は父とある青年と三人で暮らしていた。
病気だという彼──櫂は、庭に咲く薔薇からエキスを抽出して飲んでいる。
これは俺の体に近い飲み物だから、と。
櫂からはいつも薔薇の香りがして、律也は櫂に包まれてその匂いを嗅ぐことが好きだった。
ずっと一緒にいれると思っていた。
けれど、突然櫂は目の前から姿を消してしまう。
数年後、父の死をきっかけに再会するもまた姿を消そうとした櫂に、連れ…

3

花嫁と神々の宴 狗神の花嫁 (2) 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

狗神さまの成長

狗神の花嫁続編。
うーーん、私的に続編は前作より魅力を感じなかった…。
なんだか比呂の自分勝手さが全面に出過ぎてて、おばあちゃんの教えはどこいった!と心配になってしまいました。

比呂が身代わりとなって死にかけて以来、狗神は比呂がほんの些細な傷を作るのも厭う。
狗神にかつての眷属が戻れば、狗神も乗り越えていけるのではないか。
そう考えた比呂は、眷属たちを呼び戻したいと思うようになり──…

3

狗神の花嫁 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

ツンデレな狗神さま。

10歳のときに雪山で遭難した比呂。
そのとき尾が九つもある狼に命を助けてやる代わりに、20歳になったら迎えに行くと告げられる。
約束の20歳の誕生日。
なんと比呂は強引に拉致されるのでありました───。

すっげー強引な狗神さまです。
態度が偉そう。いや、神さまだし偉いのか。笑

なんとも気の強い、誠実で真っ直ぐな比呂は、真っ直ぐすぎるゆえに生きにくい子で。
でもそんな比呂だから…

2

不器用なテレパシー 小説

月村奎  高星麻子 

いい人ばかり…なのに

殴っても怒らない大森さん、恋人と別れて帰ってくるように頼んだ母親を恨まない諒矢、エリの恋人のふりをしてあげる颯…みんな良い人です。悪い人が登場しない話ってどうも噓くさく感じてしまうものなんですが、この作品では読後が心地よかったです。

「不器用なテレパシー」
別れて2年後に颯と再会した諒矢が、思いを通じ合わせるまでの話です。諒矢が可愛くて、颯が格好良いです。テレパシーが、良い感じにスパイスで…

2

世界が終わるまできみと 小説

杉原理生  高星麻子 

もうちょっと細かいところまで

 主人公の速水有理は、母親が入院中のため、父親と3人で生活をしていた。
 ところが、母親の入院費など、徐々に生活費に困るようになり、やがて3人は、父親の友人である高宮の家に身を寄せることになる。
 そこには、有理と同い年の怜人という息子がいた。
 怜人には怜人の複雑な事情があり、二人は互いに惹かれ合っていく。
 けれど、有理の母親が息を引き取ったことで、その歪な同居生活も終わりを告げる。

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