高星麻子さんのレビュー一覧

初恋ドラマティック 小説

間之あまの  高星麻子 

童話のような素敵な恋

流衣(受け)が主人公の表題作「初恋ドラマティック」と、ラファエル(攻め)が主人公の後日談ショート「キッチンで朝食を」の2作品です。

とにかく展開がとてもロマンチックです!題名はドラマティックですけれど、間之先生もあとがきでそう書かれていますし(笑)

ラファエルが王子様という感じでとてもカッコイイです。見つけたからにはもう離さない。万難を排して共にいるという覚悟にあふれているので、ガブリ…

3

恋人がなぜか多すぎる 小説

神奈木智  高星麻子 

ネタバレ防止が素晴らしい

1冊すべて表題作です。身体と中身が違うというシリアスになりそうな設定を、明るくさらりと書かれています。

瑛(受け)が主人公なのですが、中身を探す当人でもなければ、聖人(中身が攻め)を好きでもないというのが新鮮でした。
その分、瑛が聖人の中身を好きになる点に比重がある気がして、推理モノという面白さは薄かった気がします。
とはいえ、私は最後まで見事に翻弄されてしまったのですけれど(笑)

0

全寮制櫻林館学院~ゴシック~ 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

全寮制ならでは

ゴシック→ルネサンス→ロマネスクとシリーズもんです。

シリーズの中でいえば、この作品が一番好きかな。
ゲームが受け入れれなかったんですが、シリアスなとこもあり、
ありえないけど面白い世界観でした。

1

俺のせいにしちゃいなよ 小説

コウダユキハ  高星麻子 

はじめての…

ごめんなさい、私には合いませんでした。
多分、ストーリーは面白いだろうとは思うのですが…。
コウダ先生の書かれる文章が、どうしても私には合わず☆
一週間くらい頑張ってみましたが、結局はじめの数十ページで挫折…。
私にとって、初の趣味じゃないになってしまいました。
羽賀の低いのに間延びした喋り方も苦手で。
台詞だけの流し読みも無理でした。
こういう事もあるんですね…。

8

七月七日 小説

愁堂れな  高星麻子 

淡々と…

ドロドロしてない、激しくない、淡々とお話が進んでゆく不倫モノでした。
でも二人の絡みはしっかりと。

不倫モノですが、妻は最後の方に少し登場するだけでほとんど作中に絡んでくることもないので、不倫の背徳感というものはあまり感じませんでした。
ただ、この関係を二人はいつまで続けていくのだろう、どのように終わらせるのだろうということが気になって、文章の読みやすさもあって一気に読んでしまいました。…

5

家路 小説

水原とほる  高星麻子 

成長は何処に?

あらすじ:
母親に捨てられた未来(受け・高校生)は、伯母の知り合いで整理屋の塔馬(攻め)に引き取られ、彼と暮らすことに。
やがて、塔馬と共に母親探しの旅に出るが…

アウトローな大人×母親離れできない少年のロードムービーで、主人公の少年(受け)の心の成長を描く物語。
あとがきでいかにも美談風に要約されていますが、そんな話だっけ?と首を傾げたくなる向きも。
各キャラの言動に共感できず、最…

6

うそつきなジェントル 小説

御堂なな子  高星麻子 

年下攻めの一途さと独善さは紙一重だな

ホームステイ先で家庭教師をしていた先の、年下の伯爵家の嫡男に対して芽生えていた恋心を押し隠して日本へ帰国した遥人。
七年後に高校教師となった遥人をイギリスのパブリックスクールに呼び寄せたのは、彼がその当時に身を引いた元教え子のアッシュだった…。

今回の御堂さんの話は年下攻め。
15歳の頃のアッシュは身体だけ大きくなっても内心はまだ子供なんだなって自覚を持っていて、初恋の人への想いが一途で…

0

初恋ドラマティック 小説

間之あまの  高星麻子 

mon ami♡と囁く王子様との再会LOVE

金髪碧眼美形、仕事も優秀なフランス貴族というスーパー攻めの
ひたすら甘〜い、フランス語だと思って読まないと
キャッ!と気恥ずかしくなってしまうような台詞が満載、
これでもか!と愛されている受けがなんとも羨ましい、
そんな物語でした♡

美大生の流衣(ルイ)は、フランスの田舎で過ごす夏休みに
目を怪我した金髪のラファエルに出会う。
想いも別れも告げられなかった初恋を抱えて7年、
テ…

5

飼い主はなつかない 小説

菱沢九月  高星麻子 

不思議な力を持った年上美人を溺愛する世話好き高校生

菱沢九月さんの作品では『小説家は懺悔する』のシリーズ以来久々に萌える作品に出合いました。
悪くないけどそこまで萌えないと言う感じだったのでご無沙汰してしまいましたが、不思議設定が気になって読んでみました。

浅井はオーラや死者の姿が見えてしまうというだけで、悪霊と戦うとか悪の組織に狙われるとかファンタジー設定は無しです。

だけどそんな変わったありがたくもない能力を持ってしまったことから…

3

甘えない猫 小説

成瀬かの  高星麻子 

どヘタレ世話焼きお人好し×礼儀知らずな野生児

カフェの雇われ店長 和朗が居候している叔父の家に美形の大学生 葵が引き取られた。

超絶美形だけど口は悪くめちゃくちゃ手が早いんです。
猫というより手負いのトラです。
『ごめんなさい』と『ありがとう』が言えない人は人として最低だと思っている私にとって、この獣じみた非常識さ加減が我慢できず好きになれなかった。
だから132ページでありがとうと言ったときにはびっくりした。
野生動物が芸の一…

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