高星麻子さんのレビュー一覧

家路 小説

水原とほる  高星麻子 

成長は何処に?

あらすじ:
母親に捨てられた未来(受け・高校生)は、伯母の知り合いで整理屋の塔馬(攻め)に引き取られ、彼と暮らすことに。
やがて、塔馬と共に母親探しの旅に出るが…

アウトローな大人×母親離れできない少年のロードムービーで、主人公の少年(受け)の心の成長を描く物語。
あとがきでいかにも美談風に要約されていますが、そんな話だっけ?と首を傾げたくなる向きも。
各キャラの言動に共感できず、最…

6

うそつきなジェントル 小説

御堂なな子  高星麻子 

年下攻めの一途さと独善さは紙一重だな

ホームステイ先で家庭教師をしていた先の、年下の伯爵家の嫡男に対して芽生えていた恋心を押し隠して日本へ帰国した遥人。
七年後に高校教師となった遥人をイギリスのパブリックスクールに呼び寄せたのは、彼がその当時に身を引いた元教え子のアッシュだった…。

今回の御堂さんの話は年下攻め。
15歳の頃のアッシュは身体だけ大きくなっても内心はまだ子供なんだなって自覚を持っていて、初恋の人への想いが一途で…

0

初恋ドラマティック 小説

間之あまの  高星麻子 

mon ami♡と囁く王子様との再会LOVE

金髪碧眼美形、仕事も優秀なフランス貴族というスーパー攻めの
ひたすら甘〜い、フランス語だと思って読まないと
キャッ!と気恥ずかしくなってしまうような台詞が満載、
これでもか!と愛されている受けがなんとも羨ましい、
そんな物語でした♡

美大生の流衣(ルイ)は、フランスの田舎で過ごす夏休みに
目を怪我した金髪のラファエルに出会う。
想いも別れも告げられなかった初恋を抱えて7年、
テ…

5

飼い主はなつかない 小説

菱沢九月  高星麻子 

不思議な力を持った年上美人を溺愛する世話好き高校生

菱沢九月さんの作品では『小説家は懺悔する』のシリーズ以来久々に萌える作品に出合いました。
悪くないけどそこまで萌えないと言う感じだったのでご無沙汰してしまいましたが、不思議設定が気になって読んでみました。

浅井はオーラや死者の姿が見えてしまうというだけで、悪霊と戦うとか悪の組織に狙われるとかファンタジー設定は無しです。

だけどそんな変わったありがたくもない能力を持ってしまったことから…

3

甘えない猫 小説

成瀬かの  高星麻子 

どヘタレ世話焼きお人好し×礼儀知らずな野生児

カフェの雇われ店長 和朗が居候している叔父の家に美形の大学生 葵が引き取られた。

超絶美形だけど口は悪くめちゃくちゃ手が早いんです。
猫というより手負いのトラです。
『ごめんなさい』と『ありがとう』が言えない人は人として最低だと思っている私にとって、この獣じみた非常識さ加減が我慢できず好きになれなかった。
だから132ページでありがとうと言ったときにはびっくりした。
野生動物が芸の一…

5

俺のせいにしちゃいなよ 小説

コウダユキハ  高星麻子 

文章は好きなんだけど・・・

キャラ、ストーリー共に設定が先走りしてしまっていて、違和感があるというか、上手く生かしきれていなかった感がありました。でも、文章はすごく好きです。ぐいぐい引き込まれる感じだったので、次回作に期待です!なのでおまけで萌×2で(^^)

2

R134 小説

橘紅緒  高星麻子 

面白かった…余韻が残るものでした

一度この作家さんの作品を読んでみたいと思って手に取ったんですけど、
面白かった〜…というか、読んだ後に不思議な心地良い余韻が残るものでした。
私が読んできた(数少ないですけど)BL小説の中では結構新鮮な感覚があり、
むちゃむちゃ面白かったです。

まず読みながら思ったのは、すごく情景が頭にふわ〜っと浮かんできやすい文章だなと思った事。
最初の数ページで世界に引き込まれました。
情景と…

4

俺のせいにしちゃいなよ 小説

コウダユキハ  高星麻子 

文章力が…

ははは、とかあはは、とか会話文で多用されてたのでちょっと無理でした…

9

俺のせいにしちゃいなよ 小説

コウダユキハ  高星麻子 

羽賀さんが好きでないせいか、上月さんが面倒くさいせいか

高星さんの表紙が綺麗で買ってみました。

本の厚みも結構あったのでウキウキしながら読み進めましたが
あまり必要ではなさそうな展開が手を変えて何度も書かれているようにしか思えず、自分的にはエロ少な目のストーリー重視のお話は大好きなのですが、今ひとつ羽賀(攻)にも共感できる部分も無いし、上月(受)の気持ちの揺れや変化が分かりにくい…
だらだらと色々な事を書かれていても、書いてあるだけ印象で、い…

14

七月七日 小説

愁堂れな  高星麻子 

じんわりと温かい読後感

電子書籍版を購入。
「七月七日」「 五月五日」「 十一月十一日」「 三月三日」「 九月九日」「 一月一日」、あとがきに加えられたSS「 六月六日」が収録されています。

いいものを読ませてもらったなというのが読み終わっての感想。
それぞれの日にちにまつわるエピソードが過去、現在を織り交ぜて描かれています。
特に大事件が起きるという訳ではないのですが、それぞれのエピソードの中で2人のお互い…

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