高星麻子さんのレビュー一覧

君恋ファンタスティック 小説

間之あまの  高星麻子 

相変わらず甘々

人たらしなカメラマン攻めと、潔癖症の経理事務員受けの、9割いちゃいちゃ、1割切ないラブロマンスです。

社長に頼まれ、社長の甥の会社に出向して経理をすることになった受け。社長に連れられて対面を果たすのですが、初対面の時点からお互い意識しまくりです。
受けは度を越した潔癖症で、昔付き合った女性とのディープキスが気持ち悪く、その時点で恋愛はあきらめたというキャラです。
その受けの潔癖症を初対…

5

君恋ファンタスティック 小説

間之あまの  高星麻子 

甘々な記憶喪失モノ

あらすじ:
アパレルメーカーの経理担当・景(受け)は社長の頼みで、彼女の甥で有名フォトグラファーの遼成(攻め)の仕事を手伝うことに。
天然タラシで男前な遼成に惹かれていくが、ある日遼成は事故で記憶喪失に…

記憶喪失というシリアスな題材ですが、内容はいかにも間之あまのさんらしい甘々なお話。
平和すぎてやや物足りないところもありますが、男前×美人カプの仲の良い様子には大変癒やされます。

12

不器用なテレパシー 小説

月村奎  高星麻子 

遠回りしたからこそ愛は深まるんだなぁ

幼馴染みから恋へと発展した二人の王道ラブです。

颯は、本当に男前ですね。
芸能界で成功して美人で可愛い女優さんや、モデルさん、アイドルなんか(あるいは同性からも)から誘われることが多々あっただろうに、ずっと一途に諒矢だけを思い続けていたんだー。しかも、こんだけイケメンで慣れてる感じなのに、
「こういうこと全般、今日が初めてだけど」
で、キュン!でした。全般だから、DTってことですよね!…

3

旦那様の通い婚 小説

可南さらさ  高星麻子 

なんだ…ただのイチャラブか。

攻の東悟は、学生時代に友人と会社を立ち上げたうえ、頑固者で有名な鈴音の祖父源一郎からお墨付きをもらったほどの敏腕経営者。
かなりデキる男のはずなのですが、語彙がアレで大事な場面で鈍感だったりします。

以下、結構なネタバレですので、まだ読んでいなくてこれから読む予定の方はご注意を!



最初に二人が出会った時点で、赤い実はじけたということを理解し東悟の言葉の裏側を読み取れば、このス…

15

旦那様の通い婚 小説

可南さらさ  高星麻子 

全体的に駆け足気味

あらすじ:
白河財閥の跡取り・鈴音(受け・17歳)は、パーティーで出会った年上の男性・桐島東悟(攻め・30歳)に一目惚れ。
祖父の死後、鈴音の後見人となった東悟と再会するが、彼は別人のように冷たい態度で……

物語開始30ページ程度で、鈴音が後見人・東悟の「伴侶」となっている展開にまず驚き。
東悟が鈴音に養子縁組の話を持ちかけるシーンも、二人の初夜も、全てモノローグによる説明で処理されて…

6

旦那様の通い婚 小説

可南さらさ  高星麻子 

本のタイトルがすでにネタバレ…

白河財閥の跡取りの鈴音(受け)は、唯一の肉親である祖父を亡くし、祖父の意によって後見人となった東悟(攻め)の伴侶になった。大好きな東悟の嫁になれて幸せな日々を過ごしていた鈴音だったが、忙しい東悟はだんだん冷たく、鈴音に構わなくなり…。


とにかく攻めに対してムカつく話でした。BLだし、一見冷たい態度を取ってはいても、何らかの冷たい態度を取らざるを得ない理由があるとかだと思ったのに、かなりペ…

12

壁際のキス 小説

椎崎夕  高星麻子 

年下の俺様が愛を乞うまで

ストーリー展開自体は、突っ込みどころも多いと感じましたが、どこが萌えどころかなぁと考えてみると。
ルックス良しでCMで名の売れ始めた20才の芸能人(俳優)、羽島。彼の、若さゆえ?の自分勝手さ、強引さ、つまりは子供っぽさ。同時にイケメンの贅沢な悩みとも言える自意識過剰と、他人の賞賛を馬鹿にして自分を過小評価する態度。
そんなところをズバッと意見してきた哲に、俺様かつ懇願の入り混った複雑な恋心を抱…

1

妖精と夜の蜜 小説

杉原理生  高星麻子 

妖精王!

夜の種族シリーズ、今回は、妖精王とヴァンパイア氏族「グラ」の長のお話。
妖精の森とか、大好物!
人間界と夜の世界の異変の繋がりを探りながら、少しずつ夜の世界のことを知っていく律也。
律也と一緒に、読者の私も夜の世界を知っていく、このワクワク、ドキドキ。
1冊ごとのメインエピソードと、徐々に迫っていく大きな謎。
こういう、世界観がちゃんとしたファンタジーって、やっぱり好きだ。
高星さんの…

1

狐の嫁取り雨 小説

四ノ宮慶  高星麻子 

“シリ”ンダーキー

四ノ宮さんの作品は初めて読みました。

王道でちょいモフなファンタジーです。
田舎の温泉宿の息子、拓海は子供のときに神社の狐像の鍵を滝壺に捨ててしまった過去がある。
以来、雨男となってしまった彼は、逃げる様に故郷を離れ東京で寮生活をしていた。ところが、父親の病気の為、大学への進学を諦め、宿の若旦那として再び故郷に戻ることとなる。
帰郷した日も雨に見舞われ、拓海がやむなく神社であまやどりを…

2

狐の嫁取り雨 小説

四ノ宮慶  高星麻子 

お狐様の嫁取り話

幼い頃に稲荷神社の狐像を破損させてしまったことにより、強烈な雨男になってしまった拓海(受け)。地元で知らぬ人のいない雨降らしの悪評に耐え切れず、東京の高校に進学し、大学に進もうとしたが、実家の父が倒れ急遽旅館を手伝うことに。帰ってきた地元では相変わらず雨男と馬鹿にされたが、神社で佐古路(攻め)と名乗る男と仲良くなることで気分が癒され…。


いろいろ無理のある展開と、無理のある設定を、力技で…

3
PAGE TOP