高星麻子さんのレビュー一覧

甘くて純粋、少し悪党 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

解放するための

昔から男性から性的な被害を受けてきた受の祐一と、モデルという華やかな世界に生きながらも過去は暗く愛情に飢えた攻の董莉のお話。既に付き合っている状態からの物語のスタートでしたが、甘いけど切なくて、私はとても好きなお話でした。
一冊の中に2話入っていて、両話ともSMプレイ…といっても痛いのではなく、縛って目隠ししたり放置だったりの精神的なものを含んでます。それも、トラウマ持ちの祐一の頑なに閉じた心を…

5

甘くて純粋、少し悪党 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

前半はかなりいいが、全体としては中途半端……

雪代作品に、高星さんの挿絵というのは、個人的にかなり好き。
ということで読んでみたんですが、正直中度半端な読後感だったと思います。

               ◇

人気モデル・薫莉×心理学専攻大学院生・真中。
話の最初から二人は同居しており、何故二人が惹かれ合ったのか?は
今ひとつよく分からないまま話が進む。

その生い立ちの特異さから、並外れて奔放な薫莉。
一方の真中は…

6

純情ウサギが恋したら 小説

月東湊  高星麻子 

ほんわか妖らぶ

妖のお話ですが、兎やら猫やら鼠やらが出てくるのでもふもふ好きには楽しめるのではないかと思います。
攻めと受けの恋愛というより妖達のギャラリーがわいのわいの楽しんでる感じです。
設定の説明が多かったり、色々上手くいき過ぎていて、恋愛への萌え度は少な目でした。
もう少しドラマチックな事件や攻めの能力者としての本領発揮の場面があったら萌えたのかなー?
壮大さがなくてややこじんまりでした。
ほん…

0

七月七日 小説

愁堂れな  高星麻子 

攻めが健気やなあ としみじみ思ったお話

高星先生の挿絵狙いでget。
短編7つで1冊になっている本でした。
うち「七月七日」「九月九日」は2003年に
デビュー前に個人サイトに載せておられた作品(大幅改稿・加筆)、
その他は全て書きおろしだそうです。
ノンケの葛藤が大好きで、それを静かにあぶりだしているように感じられて
じんわり染み入る作品でした。何年か前に読んでるはずなのに、
今改めて読んで、あらやっぱり好きだわ、これ …

2

甘くて純粋、少し悪党 書き下ろし小冊子 グッズ

恋人は最高のセラピー

本品は『甘くて純粋、少し悪党』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。

本編後、薫莉視点で
ある日の2人が語られています。

ハイブランドのモデルである薫莉は
普段から華やかな場所で
美しい人達に囲まれて仕事をしています。

特殊な生い立ちのせいで
子供の頃から家庭と言うものを
知らずに育った事も有り

自分の環境を特殊だと思う
感性がそもそも欠けていたので…

2

甘くて純粋、少し悪党 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

SMとトラウマ

小さな頃からなぜか男にいたずらされやすい大学院生の受けと、世界的なモデルである攻めのカップリングです。
もうすでに付き合っている関係で、しょっぱなからエロさではかなり飛ばしています。
ヤンデレ気味の攻めとツンデレな受けで、SM的なプレイも多々あり。

受けの視点のお話です。
受けは前述の通り同性からの性犯罪の対象になりやすかった過去があります。高校の時には親友に暴力的に犯され、そのPTS…

6

君恋ファンタスティック 小説

間之あまの  高星麻子 

スーパー人誑し攻めさんが記憶喪失になる、ほどよい甘々お話

間之先生、初神!攻めさんがすごく好き!
でろでろでろーと吐きつつ、糖分補給完了!萌2! ということが多いのですが
間之先生のあまあまが久しぶりだったせいか、とっても読後感がよく、神!

sprince(スプリンセ)というアパレルメーカーが舞台となって、
片恋、初恋 に続く3作目と思います。
当作品の攻め受けが前作、前々作に出てたかどうかは不明。
強烈キャラ sprinceの女社長さん…

3

甘くて純粋、少し悪党 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

SMという名の放置プレイが新鮮

あらすじ:
平凡な大学院生・祐一(受け)の恋人は、人気モデルの董莉(攻め)。
クリスマス目前、董莉の女性との熱愛が報じられ…

最初に「undo」というクリスマスの話、その後に表題作という構成。
二人は既に恋人同士で、詳しい馴れ初めについては電子特典のSSで読めるようです。

祐一は同性に目をつけられやすく、子どもの頃から様々なセクハラに苦しんできた人物。
董莉とは、院で指導教員か…

8

君恋ファンタスティック 小説

間之あまの  高星麻子 

甘い!甘過ぎる!もう満足!!

読み終えた今、じわじわとくる甘々さ加減に『うぎゃー!!』と叫びたくなるほどに、幸せでほっこりと心温まる純愛ストーリーでした。
これ、好きです。
間之あまの先生の作品でも上位に入るんじゃないかな?と思う程に好きです。

受けさんの景視点で終始進められるお話。
なのにも関わらず、攻めさんの久瀬さんの気持ちは読み手にはダダ漏れなんです。
イラストの久瀬さんの景を見る目も相俟って、こっちが恥ず…

11

仮初の恋人 小説

椎崎夕  高星麻子 

受けの男前な言動が素敵

あらすじ:
中学からの親友で画家の斉藤に、長年片想いしている通孝(受け)。
その想いを斉藤のスポンサー・仁科(攻め)に見抜かれ、口止めの代わりに彼の恋人になることに…

通孝は、斉藤が画家の卵だった頃から彼と同居し、傍で何かとサポートしてきた健気な人物。
斉藤が同性愛者に嫌悪感を抱いていることに傷つきつつも、斉藤の前では面倒見の良い親友としての態度を崩さないところが何とも男前です。

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