うえだ真由さんのレビュー一覧

Tender Rhapsody 小説

うえだ真由 

ちょっと変則的な番外編。

商業誌『スノーファンタジア』の2作目の番外編同人誌です。

1編目『Precious Reverie』は、ちょっと反則というのもなんですが陽史(攻)の元彼女・黎子の想い。里央(受)との会話の形を取っています。

本編ラストで、陽史の口から語られた『何故、黎子ではなく里央なのか』に関わる事情の黎子視点での詳細ですね。


2編目が表題作になります。

2人が大学を卒業した秋の連休。…

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ホワイトノクターン 小説

うえだ真由 

ちょっと異質(?)な番外編。

商業誌『スノーファンタジア』の番外編同人誌です。

私はこの商業誌本編が堪らなく好きなんです。うえださんはもともと好き作家さんですが、その中でもベスト5には入ります。

あとがきで作家さんも言われていましたが、表題作は所謂『番外編同人誌』といってイメージするのとは毛色の違ったストーリーでした。


表題作は、本編終了約1年半後・大学卒業を数ヶ月後に控える2人。

里央(受)は税理…

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告白はフルコースのあとで 小説

うえだ真由  あさとえいり 

初読みでした。

レストランオーナー×フードコンサルタントのお話。
初読みの作家さんです。

無計画すぎる経営を続けてきたレストランオーナー・伊井。
見かねた幼馴染が後輩のフードコンサルタント・悠里。
最初は少しも我を曲げない伊井に反発さえ覚えていたが、やがて伊井を理解していくようになり…。

なかなかのワガママ対決というか。
最初の方はホントそりが合わない感じで。
伊井がそれなりのポリシーを持っ…

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ロマンスの黙秘権~Just Trust in Our Love~ 小説

うえだ真由  あさとえいり 

うえだ先生が続きを書いてくださいますように

シリーズのいままでの作品とと比べると、事件の面白さや説得力がわずかに減っているように感じました。
ですが、それを補って余りある、主役二人の物語が描かれていました。
もっと二人の事を知りたいと思わせる内容でした。

先生のあとがきを読んで、もしかするとさらに続きを書いてくださるのではないか、と期待しています。
短編を収録した同人誌も、このあとで出していらっしゃったと気づき、そちらももちろん…

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ロマンスの黙秘権~a miracle for you~ 小説

うえだ真由  あさとえいり 

商業誌と同様に素晴らしい作品です。

「ロマンスの黙秘権1」を読んですぐ、「2」「3」を注文するのと同時に、うえだ先生のホームページを見て同人誌を2冊とも注文しました。

いつもは、商業誌を最後まで読んでから、同人誌を買うかどうか考えるのですが、今回にかぎってそうしなかったのは、「1」を読んだだけで全部面白いに違いない、と思ったのと、レビューしている方が皆、口をそろえて、シリーズ全てを通して傑作だと薦めて下さっていたからです。

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ロマンスの黙秘権(3) (表題作 you send me love) 小説

うえだ真由  あさとえいり 

うえだ先生を尊敬します

これだけ完成された作品を生み出すのに、先生がどれほど細心の注意をはらい、大変な努力をされたのかと想像すると、感謝と感動の気持ちでいっぱいになります。

文章でも内容でも、ひっかかったり、つまったりするところが全くなく、もちろん先生のご苦労のあとなど、どこにも表れていません。
読んでいる間中、心置きなく物語に没頭できました。

必ず楽しませてもらえるという安心感のもとでの読書は、とても幸せ…

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ロマンスの黙秘権(2) (表題作 all the way~檀香梅の咲く道~) 小説

うえだ真由  あさとえいり 

なぜ

こんなに面白いのにランキング入りしていないのか。

「1」「2」「3」すべてが初版で買えるのか。

BLに出会って2年にしてようやく巡り合えた私のように、(面白いということを)知らない人が大勢いるからではないでしょうか。

「1」を読んだ時点では「萌×2」評価でしたが、「2」を読了し、これは「神」シリーズに他ならないと確信しました。

同人誌は2冊とも増刷されていました。
読んだ…

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ロマンスの黙秘権(1) 小説

うえだ真由  あさとえいり 

まだ読んでいない方へ

私は、読み終えた今、人生の損失を回避できた、というくらいの気持ちでいます。

普段はこちらのランキングを頼りに読むものを選び、大半を面白いと感じている、わりと一般的な趣味の私がこのように思うということは、きっとほかにも、読まずにいて損をしている大勢の人がいるに違いありません。

こちらのレビューのお陰で、幸運にもこの本に出会えた者の義務だと思って、これを書いています。

端正、王道や正…

5

やさしい告白 小説

うえだ真由  青樹緫 

やさしく、せつない。

確かに『下宿もの』なんですが、それ以外の要素の方が遥かにインパクトある作品だと思います。

下宿屋の息子・直希(受)は、一緒に暮らして来た8年間優しく見守ってくれた下宿人・玲司にずっと片想いしています。
でも、玲司が結婚すると聞いて失恋した直希は、同じく下宿人である涼司(攻・玲司の弟)に好きだと告げられ、慰められるために体の関係を持ちます。


【以下、ネタバレ注意!!!】

2

キャラメルビターの恋人 小説

うえだ真由  麻々原絵里依 

どうも入り込めなかった・・・

うえださんの地味~なストーリーは好みなんですが、これはどうも・・・

メインキャラクターのどちらもあまり好みじゃなかったのが大きいかな。

和真(攻)は『ヘタレ』なんでしょうが、ヘタレ大好きの私なのにまったくいいと思えなかったんです。なんでだろう。

律(受)は、まあまさしく『ツンデレ』って感じなんでしょうか。根は可愛いのはよくわかるんですが、それでもツンすぎる受はどうも好きになれ…

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