高座朗さんのレビュー一覧

24(トゥエンティ・フォー)パートナー 小説

いおかいつき  高座朗 

スタイリッシュな探偵モノ

表紙絵の印象そのままのスタイリッシュかつハードな雰囲気の作品です。男らしい、イーブンな関係の二人の物語が好きという方には是非オススメしたいと思いました。思えば、探偵モノって初めて読んだかも。うん…楽しかったです。

ある事件を解決する過程で、二人の考え方や性格の違い、それぞれがなぜ探偵になったのかというエピソードなどが語られていきますが、物語の中心はあくまでも追っている事件なので、全体的に湿っ…

3

硝子の迷宮 小説

いとう由貴  高座朗 

実の兄弟物ですが、背徳感は薄め?

電子書籍で読んだせいか、全体的にライトな印象でした。
兄である受けは、こんなこと間違ってる!と当初は反発しますが、認めちゃうと案外アッサリ受け入れてました。
何より、まず見えなくなった受けの目が都合良く戻ったあたりで、気持ちが引いてしまいました。。
あまりにご都合主義が多いと、世界観にのめり込めないというか。。
確かに実の弟である攻めの執着心は凄いですが、淡々として落ち着いている感じだから…

0

恥辱愛戯 小説

バーバラ片桐  高座朗 

それでも気高さは失っていないと思う

いっそ清々しいほどのエロ特化。
初読みの作家様だったけど、これがこの作家様のカラーかというのがビシバシ伝わってきました。作家様の萌えを感じるというか、そういう勢いで読ませる作品かと。時代考証とか、なんかもうどうでもよくなっちゃいます。
しかしこの二人の学生時代のプラトニックラブをもっと読んでみたいな…。
プレイは放置プレイ、乳首攻めgood jobですw
特に前半の掴みは面白かったです。受…

3

楽園の囚われ人 小説

六青みつみ  高座朗 

厚いですけどあっという間です

2006年発行の本編に、書き下ろし後日談「虹」11ページが収録されています。

文庫340ページの厚さにちょっとおののいたのですが、読み始めるとあっという間でした。

そろそろ両思いに…と思った途端、次の試練が訪れるといった展開で、本当に終盤まで油断ができませんでした。

甘い生活までの道のりが長かったので、書き下ろしに大満足でした。

王宮ものや騎士の話が苦手な私も夢中になって読…

3

恥辱愛戯 小説

バーバラ片桐  高座朗 

「戦前のミラクルジパング」

佐上は外では軍服、家では着流し姿なので、高座朗さんの素敵な挿絵効果もあり萌えました。

縛られて興奮する性癖を攻に知られた受は蔵に監禁され犯され、助け出された後に攻が実は自分の命を守ってくれていたことに気付き告白を受け入れる、という話です。
想像力豊かな縛られて感じちゃう受が、かつての親友である攻に監禁されて陵辱される、エロを求める人向けの一冊だと思います。

「恥辱愛撫」はその後の二人…

3

リスク 小説

水壬楓子  高座朗 

本当にスレてる大人たち。

フィフスを読んだあと
巽さんみたいな政治家の攻めで思い出し再読しました。

スキャンダルで登場した2人をメインにしている話です。
長いこと愛人関係を続けてますが
相手にとって自分の存在は… 都合のいい愛人…
城島はグルグルと一人悩みまくり。

相手に執着してるのに言葉に出せない。
そのくせ他の男を抱いている。
でもとうとう爆発するんですけどね。

お互いいい大人なのに。

7

楽園の囚われ人 小説

六青みつみ  高座朗 

本編のその後が読めることは、やっぱり嬉しい!

こちら新書からの文庫化で、当初は買おうかどうか迷っていましたが、新たな書き下ろしが入るということで自分の欲には勝てず購入しました。

イラストが白砂順さんから高座朗さんに変わりましたね。
白砂さんの挿絵、すごい好きだったのですが、高座さんもすごく素晴らしいです!
細部まで綺麗に描かれていて、キリアの幼少期から後宮で過ごしてきたキラキラ感とか儚げな感じとかがとてもよく表現されていました。

4

楽園の囚われ人 小説

六青みつみ  高座朗 

もどかしさに萌えます

2006年のノベルスの文庫化。
受けは、長く王の寵愛を受けていたのに、
薹が立って見向きされなくなった心の清らかな元小性。
攻めは王の臣下の将軍で、戦いに勝利した褒美として
長い間密かに想い続けていた受けを貰い受けます。
実は、受けは将軍に下賜されなかったら、
去勢された上に売春させられる予定だったのを、攻めが救ったのですが
受けはその事実を知らず、いまだ一心に王を慕っていて、
攻…

9

手を伸ばして触れて 小説

名倉和希  高座朗 

ミステリも恋も

丸ごと1冊表題作です。

二人が両思いになるまでに半分、残り半分は犯人を逮捕することがメインに書かれています。

雪彦(受け)の幼馴染・良仁が最初から桐山(攻め)をマスコミ関係者じゃないかと疑っていたこともあり、雪彦は桐山が嘘をついていることを謝るとあっさりと許して両思いになってしまいます。

両思いになってからも、雪彦のピュアさに桐山が手出しを迷うあたりが良かったです。イラストとの相…

1

愛するということ 小説

谷崎泉  高座朗 

性格男前受けの切ない想いが溢れる

谷崎さんの続きありの作品。
買って持ってはいたのですが、あらすじを読んだ時の受けの印象と挿絵の印象が違っていて長らく積んでおりました。
が、読んでみますとわたしのイメージがどうやら違ったようで(長身綺麗系のクールビューティーだと思っていた)、受けの説明には目が大きくて顔が小さいと。
なのでイメージを捨てて…と思いましたが、性格は男前系でどうしても自分の作ってしまったイメージを引きずってしまい…

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