高座朗さんのレビュー一覧

やさしい束縛 小説

真船るのあ  高座朗 

ちょっとテンポが早い?

 五十嵐優季は十八歳。
 就職のために、故郷から上京したもののほどなく勤め先が倒産。
 元々母子家庭で、生活も苦しかったことから、実家に帰るに帰れずに、バイトをしながらハローワークに通い、就職先を探す日々。
 ところが、そのバイト先である喫茶店でエリート医師の神宮寺と出会う。
 神宮寺は、優季を一目見て、驚いた顔をした後、三日と空けずに喫茶店へと通いつめ始めた。
 そのうちに常連の客の一…

1

愛するということ 小説

谷崎泉  高座朗 

終わり方がいい!

 デザイナーの壱は、毎年、恋人の命日の近い晴れた春の日になると、体調を崩す。
 それは、ちょうどその時に恋人が亡くなってしまったから――。

 ところが、そんな時、どうしてもそんな最悪な体調を押してでも参加したいと希望したコンペの席で、今は亡き恋人とよく似た声を持つ男・灰田に出会う。
 彼は、急遽コンペに参加となった人間で、誰も彼の詳しい経歴を知らなかった。
 そんな彼は、実はこのコンペ…

4

愛欲契約 小説

あさひ木葉  高座朗 

鬼畜度低め。ラブラブ度高め。

 譲加はそれなりにキャリアを積んだモデルだった。
 ところが、男性モデルの旬は短く、レギュラーだった仕事が減り始め、少し焦りを感じるようになってきた。
 そんな中、その焦りにつけこまれるようにして、資産家で趣味で映画を作っているような映画監督の誘いに乗って連れてこられた先は、秘密クラブ。
 見えないカーテンの向こう側では、淫らな遊びが展開されていて、知らぬ間に薬を盛られていた譲加は、その中に…

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紳士は夜に舞い降りる 小説

緋夏れんか  高座朗 

世間知らずな受け

 真崎中也は、幼い頃に両親を亡くし、兄と二人きりで生活をしていた。
 ところが、その兄が突然、書置きを一つだけ残して、行方不明になってしまった。
 実は、中也の一族は、吸血鬼ハンターをしており、兄はその潜入捜査のために家を空けたようだった。
 けれど、今まで大切にされていたのに、突然兄から突き放されたように感じた中也は、途方にくれていた。
 そんなある日、怪我をした中也が病院を訪れると、類…

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甘く危険な契約 小説

バーバラ片桐  高座朗 

チクビストではない自分が萌えたw

なんだか斬新なかほりがするエロBLだったw
乳首に糸ですか!?
ビーチク責めに動じない自分がちょっと食指動いた一作!

全体的な展開も、不思議なアマアマ感で進行していくところが秀逸。
金持ちの若き総帥と役者崩れの美形が、お互い、ツンデレでもなく、陵辱⇔抵抗の無限ループでもない微妙な距離感を保ちながら、やわらかくも激しいエロスまみれ!
二人の関係があぶなげがないんですよw

そう考え…

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背徳の夜の薔薇 小説

バーバラ片桐  高座朗 

お好きな人には…。

ライトにエロものを楽しみたい方にはお勧めです。
バーバラ片桐さんは初めて読んだんですけどね。

拘束、羞恥、衆人環視、SMプレイ…となんでもアリな秘密クラブが舞台なんですが、エロス描写はサラッとしています。山藍紫姫子先生のようなネットリしたイヤラシサはない。
それが物足りなくもあったんですが、文章はきわめて読みやすいので、エロいの読みたいが重厚なのイヤだわ!という方にはおススメ。

さ…

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快楽報酬 小説

あさひ木葉  高座朗 

官能小説なみにハードなBL

 研ぎ澄まされた美貌と一流の腕を持つ証券会社ディーラー・秦部直弥は、あるクラブで、夜な夜なもてあまし気味な自分の心を慰めるために、あるクラブに出入りしていた。
 そこは、同性愛の性癖を持つ人々が出会いを求めて、集まる場所で、直弥はそこに行き、誰の誘いにもなびかないことで、「自分はそうではないのだ」ということを確かめていたのだった。
 ところが、ある夜、そのクラブであった男に突然肌をまさぐられて…

2

寵愛は皇帝の特権 小説

河合ゆりえ  高座朗 

ちょっとハーレクイン調?

ブロンド・緑の目の社長攻め
受けの優里は、守られる性別受けで、24歳の専門職には見えませんでした
男女で書いても違和感がない、というか男女で書いた方が自然な気がします

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身代わりの恋の夜 小説

松幸かほ  高座朗 

悪気は無かったんだけどね

帯『あなたの手だと思うと酷く恥ずかしくて、体中が震えてしまう―。』

ルビー文庫レベルは充分に達してるとは思います。
秀人〔受〕には双子で、元俳優でモデルで今はデザイナーの弟がいます。
秀人は、仕事先で出会った柏木〔攻〕に惚れてしまうのですが、弟が言うには柏木は自分の事を好きなんだというのですね。
その後、柏木に抱かれるんですが、それもきっと弟の身代わりなんだと思い込んでしまう秀人。

2

身代わりの恋の夜 小説

松幸かほ  高座朗 

萌半減…

この薄さの文庫でもやはり挿絵がないと萌半減。
飯島の顔も見てみたかったし、
あとがきにある素敵で可愛い双子ちゃんのイラストは何処に…??。

最後の最後で理由がブラコンときたか(^^;)
身代わりってタイトルからして弟の恋人が柏木かと思ってたら全く違った(笑)
(あらすじ読んどけよ!!)

でもまぁ、お兄ちゃんが我慢して諦めようとしてた恋も
最終的に実ったということで良かったよv…

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