高群保さんのレビュー一覧

誓いが永遠にかわる海 小説

いとう由貴  高群保 

なかなか面白かったです。

お話自体は単純なんですが、なかなか楽しかったです。

アルバイトで豪華客船で書道教室を開くことになった雅。
しかし、船に乗り込んだものの送り込まれたのはあやしいオークション会場で。
そこで拘束されたまま、客たちにいろいろと弄られ、最後には変態に買われてしまう。
男は「プリンスと呼べ」と言い、雅の肌をナイフで傷付け血を啜るサディストで。
あまりのことに最後の力を振り絞って逃げ出し、身を投…

4

JAZZ(4) 小説

前田栄  高群保 

4巻かけて納得させられた感じ

最初、一巻を読んだ時は、なんだこいつらテンプレ通りだなと思ってたんですが、徐々に彼らに釘付けになっていきました。

主人公成沢については、「心に傷を負った、人とコミュニケーションの取れない受けだって、ケケケッ」とまで思ってましたが、「あー、こういう人いなくないかも」と思うように。BLなので、目立った設定ではあるんですが、ここまで特別なケースでなくとも、性格は大人しいのに、思い込みをひたすら真実…

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熱砂の誓い マリアージュ 小説

弓月あや  高群保 

アラブ

『熱砂の花嫁』の続編です。
私は前作は未読ですが、問題なく読めました。

女の子みたいな主人公にまったく萌えなかったです。子供すぎるし。
で、攻めはひたすらあまあまです。分かりやすい歯の浮くような萌えセリフを連発してくれる。

しかし受けよ、護衛をエラソーに断っておいて拉致されるとか…、自分で自分の身を守れないなら、おとなしく護衛されてればいいのに。周りが迷惑だわと思いました。
さらにその後もずっ…

1

JAZZ(4) 小説

前田栄  高群保 

受けがウザすぎる

私が恐れていた展開がきて、受けがとことんウザくなって話が終わりました。
私が恐れていた展開――つまり、「攻めが女と一緒に歩いているのを見て、攻めが心変わりしたと勘違いする受け」というやつです。
べつに攻めの態度が冷たくなったわけじゃなく、相変わらず優しいし、セックスも情熱的だし、愛の言葉も吐きまくってるのに、なんでこんな勘違いするのかさっぱり意味が分からない。まったく説得力がない。
よくある展開で…

0

JAZZ(3) 小説

前田栄  高群保 

受けがウザいよぅ

やたら悲劇のヒロインぶったことを考えてぐるぐるして、自分だけでなく周りまでひたすら不幸にしてる受けがウザくてウザくて仕方なかったです。
好きなら好きで付き合っていけばいい、嫌いなら嫌いで別れればいい。
なのに、「好きだけど、いつか相手の気持ちは冷めてしまう。今の攻めの気持ちはただの錯覚」と決めつけてるのがウゼー。初恋なんだろうし、もっと盲目に一途に信じれば可愛いものを。
自分から別れを告げたくせに…

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JAZZ(2) 小説

前田栄  高群保 

いちゃいちゃ

アメリカに渡り、いろんな場所でイチャイチャする二巻です。
なんか、二巻にしてすっかり「出来上がったカップルがイチャイチャする話」になってるのが私の趣味からはズレてました。
障害といえば相手の気持ちを疑ってる勘違いだけで、あとは互いの気持ちを信じ合うことができればハピエン、という。
この勘違いというのが厄介で、受けのほうが攻めの愛情を「錯覚」だと思い込んでるから、攻めがどれだけ愛情表現しようが信じな…

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JAZZ(1) 小説

前田栄  高群保 

ヤンデレvsヤンデレ

ヤンデレ攻めとヤンデレ受けで、クラクラするようなお話でした。
視点が受けから攻めへ、そして攻めから受けへと順番に移り変わっていくので、攻め視点のときに分からなかった受けの気持ちや、受け視点のときに分からなかった攻めの気持ちがよくわかります。お互いに相手を誤解しまくってるなァと。もどかしいけど、それがすごく面白い。
どっちも精神に病んだ部分があり、そんな自分のことはよく見えてるんですが、相手の心はま…

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ひみつの媚薬 小説

池戸裕子  高群保 

フェロモンファンタジー

フェロモンも出す家系って物凄い威力ですね。
無差別に相手を引き付けられるなんて惚れ薬同様かなり
キケンな代物です。
そんなフェロモン家系の受け様が主人公。
はた迷惑なフェロモンの為に純粋な友達一人いないと嘆く受け様。
周りは全てフェロモンに大なり小なり影響を受けてる人ばかり。
そんな中でフェロモンが効いていない人と知り合いに。
それは学校の生徒会長の攻め様。
購買での菓子パン争奪戦…

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トリアージ ~金の瞳の異邦人~ 小説

春原いずみ  高群保 

最高です

精神科医兼カウンセラーの主人公は、金髪に見える栗色の髪でヨーロッパの血を引く美貌の青年、齋川修里に出会います。
齋川は天才的な腕を持つ医師で、救命救急の仕事をしています。
二人は同じ病院で働くことになり、やがて主人公は、齋川の不思議な魅力に引き込まれ、翻弄されていきます。
でも、齋川は人知れず孤独をかかえていて-

齋川がとても魅力的なんです。
天使の美貌と、天才的な医療技術を持ち、ピュ…

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PPコンプレックス コミック

高群保 

プリティパパコンプレックス

「僕が犬になった日」だけが別話で他は連作。
あとがきによると「PPコンプレックス」→プリティパパコンプレックスなんだそーです。
ホームコメディ+学園コメディでテンポの良さが小気味良いです。
母親が亡くなって天然ぽやぽやした父親章人と、文句言いながらも世話焼き息子柾美のホームコメディが前半。
後半は父親も絡めながら、柾美の学園生活のターン。
この父子はそれぞれロックオンされてて、編集の村上…

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