いとう由貴さんのレビュー一覧

偽りに花は生まれし 小説

いとう由貴  門地かおり 

『葵の上』に全部持ってかれてしまった

電子書籍で読了。挿絵はありましたが(門地さんのイラスト可愛い)あとがきはありませんでした。

ふと気づくと、ここの所『幕末から昭和もの』を随分読んでいます。このお話でも元大名家と公家の婚姻とか『家女房』とか、その時代でなければ書けないエピソードが満載で楽しめました。

高津義高は元大名家の三男。15の時に元公家の露子(12歳)との縁談がまとまりますが、これは二人の意に沿わないものでした。新…

4

honey honey 小説

いとう由貴 

恋人になった後の甘い3人。英一の気持ち❤️

秘密のまどろみの冬だけ、電子書籍で読みました。

恋人(羞恥奴隷)になった佳樹と英一、季之、3人のその後のお話しです。

年末仕事終わりの日、英一と季之から高級な服や小物をプレゼントでもらった佳樹は、それらを身につけて、お迎えにきてくれた季之の車に乗り込みます。

英一が待つマンションに車で向かうなか、車中では季之が佳樹に淫らな悪戯をしかけます。

マンションに着くまでに自慰はし…

1

秘蜜 小説

いとう由貴  朝南かつみ 

秘密とは

いとう由貴先生の作品の中で一番好きなお話しです。
朝南かつみ先生の綺麗なイラストがお話しとあってて萌えます。

平凡な会社員の佳樹が、タイプの違うセレブの英一と季之に、羞恥で興奮する性癖を暴かれ男に抱かれるように調教されていくお話しです。

始め攻めの2人は遊びのつもりで、佳樹に近づき、電車やトイレなど公共の場所で淫らな事を仕掛けて佳樹の反応を確かめていきます。

2人の巧みな愛撫に…

6

真夜中の蜜約 小説

いとう由貴  小椋ムク 

復讐と純粋に慕う気持ち

いとう由貴先生の作品は、受けが酷い目にあうことが多いのですが、今回の作品も受けの優樹が酷い目にあいます。

あらすじから酷い感じですが、いつ優樹が救われるのかとついつい先を読み進めてしまいました。

優樹は気が強く健気で一生懸命生きてる高校生です。
両親が死に叔父の家に引き取らていますが、シンデレラやハリーポッター並みに叔父の家での扱いが酷いです。
家では優樹に味方してくれる人が誰もい…

0

M 小説

いとう由貴  せら 

結末に好みが分かれる

表紙がすごい凝っていて素敵です。
タイトルもすごく惹かれました。

いとう由貴先生のお話しは、受けが酷い目にあうものが多い気がします。

今回の受け明人も性癖がMで身体は喜んでいますが、攻めヴィタリーと攻めの弟に振り回されて散々な目にあいます。

もっともヴィタリーのやり方は愛があり、明人の様子を見ながら明人が喜びそうに酷いめにあわせてますが。

でも仕事を辞めさせて南の島に永住…

4

危うい秘め事 小説

いとう由貴  端縁子 

調教が鬼畜だけど、結末に萌えます

調教の場面が痛すぎるというレビューも多い中、あそこまでやりすぎて、最後をどうもっていくのだろうと考えててしまいました。
はっきり言って攻めの桐嶋は酷いです。

始めはゆっくり好意を寄せて、純愛を育んでいこうと思っていたのでしょうが、悪友2人にそそのかされて強姦した後は、鬼畜な調教。

受けの修が恋人になると言わないと逆ギレして、公開SMショーに出したり、首輪をつけて使用人がいるなか、全裸…

4

Chocolat bunko After Story collection vol.2 グッズ

番外編13作品

ショコラ文庫の番外編13作品です。アフターストーリーというだけあり、全体的に甘いです。

洸 『運び屋恋愛事情』より「運び屋恋愛ルール」
訓練をしたがる恭吾に、小野寺が、満員電車の痴漢への対応を教えてくれることになります。

浅見茉莉 『子供には秘密。』より「飲み過ぎ注意」
タカトが准を連れて遊園地に遊びに行きます。そこで話を聞いてという話。ビールじゃない(笑)

石原ひな子 『狼…

1

Chocolat bunko After Story collection vol.1 グッズ

番外編13作品

アフターストーリーコレクションというだけあって、文庫の「その後」である番外編13作品でした。いずれも幸せそうで良いな!って思いました。

浅見茉莉『星模様恋模様』より「引っ越し騒動」
彰史の部屋に、引っ越しに来た垰。コンドームを発見して浮気を疑い…。

伊郷ルウ『愛してはいけない』より「今日も愛してる」
休日くらいは料理をしようと思い立ったけれど…甘い休日の一日。

石原ひな子『狼…

2

chocolat bunko after story collection vol.3 グッズ

番外編ショート12作品

後日談やら番外編ショート12作品です。
vol.1、vol.2もそうでしたが、元の作品を読んでいると楽しさ倍増という感じでした。

「夏の残響」凪良ゆう(「まばたきを三回」より)
村でスケッチ中の令の前に、史郎という青年が現れます。戦時中の生霊ですが、当人はその自覚がありません。なぜか史郎が気にかかる令は、関わるなという一佳の言葉に逆らい、お弁当をつくって会いに行きますが…という話です。切…

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竜の妻恋 小説

いとう由貴  二駒レイム 

苛烈な愛


天涯孤独な受けが魂の番である竜と出会い溺愛される話でした。

両親に相次いで死なれ、親しい人もおらずホームレス寸前のその日暮らしをしていた藤島尚行(受け)。
コミュ障でまともな会話もできず、小さい時から虐められてきた尚行は、今の日雇いの生活でも搾取され続けています。ある日、久しぶりに出向いた美術館で、いきなり美形に声をかけられキスされます。慌てて逃げた尚行ですが、なけなしのお金を同僚に奪…

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