いとう由貴さんのレビュー一覧

たとえ偽りの運命であっても 小説

いとう由貴  門地かおり 

白鳥に変身してからが読みたかった

フェアで「たとえこの恋が~」が安かったので、シリーズをまとめて購入。
本作は、アレク視点の表題作Ⅰ、レナード視点のⅡが収録されています。
夏期休暇中の出来事とその2週間後の話です。

読み終えての感想。

え、これ続くの??

慌てて、確かめてしまいました。
はい、続きません。
ちゃんと、アレク編は、これで終わりです。
でも、こんなところで終わるんですね。
これからが面白い…

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たとえこの恋が罪であっても 小説

いとう由貴  門地かおり 

昭和のテレビドラマのような‥

最近、自分は精神的なMじゃないかと思う時があるのですが、
この主人公には、精神的にも、肉体的にも
畳みかけるように不幸が降ってきます。
しかも、本人のパーソナリティーに関係なく、
母親に問題があったというだけで。
特に、今まで心の裡はともかく公平であろうと
何かと気遣ってくれたアルフレッドが
誤解から瑞希に辛く当たるようになってからは、
もう、涙が止まりませんでした。
最終的には…

3

snow honey 小説

いとう由貴 

甘い甘い毒まみれの蜜

「秘蜜」の番外編3編が収録された同人誌です。
3編最後のタイトルが「甘い甘い蜜」なのですが、ただの蜜じゃなくて、毒まみれだろうと思わずにいられないほど佳樹に対してのあんなことやこんなこと。
酷いなぁと思うものもあるけれど、その要求に羞恥を感じれば感じるほど、それはそのまま至高の快感になってしまうんですよね、佳樹は。
甘い甘いベタベタの毒まみれの蜜にまみれた佳樹という感じでした。

2つめ…

0

my sweet honey (表題作 暇つぶし) 小説

いとう由貴 

極上の玩具

「秘蜜」の番外編の同人誌です。
こちはらまだ入手可能だったので、注文して購入する事が出来ました。
季之メインの話と英一メインの話の2本。

季之は忙しくて会えない佳樹の代わりに秘密倶楽部で男の子を見繕って欲求を解消しようとしたけれど、佳樹を相手にする時のような最高の快楽を得ることは出来ず、仕事帰りの佳樹を電車の中でいたずら、その後は駅のトイレで。
そして佳樹のアパートで。
英一抜きで自…

1

honey honey 小説

いとう由貴 

「秘蜜」の番外編のみです。

「秘蜜」の番外編「まどろみの冬」が電子書籍で配信されていたので購入。
こういう入手し難い本が電子書籍で配信されているのは本当にありがたい事です。
「snow honey」も電子書籍で配信していただけたら…

車内、非常階段と相変わらず、佳樹が恥ずかしがる場所とプレイばかり。
羞恥奴隷なのか恋人なのか…
恋人というよりはやはり二人にとっての今までにない、今後出会えるかどうかわからないほど…

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Libre Premium 2013 WHITE SNOW グッズ

コミック32作品、小説10作品!

2013年11月に開催されましたアニメイトガールズフェスティバルAGF2013でのリブレ限定本です。豪華なメンバーによる商業作品の番外編42作品です!今となってはコミックに収録されている話もありますが、やっぱり贅沢な1冊だと思います。

小説&コミック
木原音瀬「期限切れの初恋」番外編ショート
糸井のぞ「期限切れの初恋」より「人でなしの恋 その後」(原作:木原音瀬)
この作品は内容がリン…

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いつか恋に落ちる君へ 小説

いとう由貴  高崎ぼすこ 

綺麗に見えて痛々しい

綺麗な表紙とタイトルからせつない系かと思うんですが、かなり主人公が追い詰められていく痛々しいストーリーでした。

いとう由貴さんの本って、これ以外にも受けがかなり酷い目に合う作品を読んだことが何度かありますが、これはその中でも重めです。ほとんど病むくらい精神的に追い詰められていきます。
自分はというとそういうのは割と好きで、もちろん最後はハッピーになるからだけど、この作品は好みでした。

2

欲しがりな悪魔 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

悪魔は出てきません

本物の悪魔の話かと思ったら、ただのお坊っちゃま攻めでした。
突っ込みどころが多くて、いまいち萌えず。。
ずっと受けのこと好きだったわけじゃなくて利用したと言っておきながら、それなら最初からあんなに執拗に求愛しないだろうって思ったり、そもそもいつ思いが変わったのか、全く分からなかったです。
それにスポーツ感覚で他人と寝てるのを相手が嫌がってるのが分からないとか。。ちょっと痛いですね。。
とい…

3

いつか恋に落ちる君へ 小説

いとう由貴  高崎ぼすこ 

問題は気持ち

1冊丸ごと表題作です。序章、第一章から第十二章、終章と区切られている上、春希とクラウス、両方に視点が入れ替わって話が進んでいくので、お互いの気持ちが分かりやすく、読みやすい作品です。

クラウスが先に春希を好きになるので、題名の「いつか恋に落ちる君へ」はクラウスから春希への言葉になると思います。
ロマンチックな題名そのままに、内容も高貴な雰囲気を漂わせる落ち着いた内容でした。

クラウス…

2

硝子の迷宮 小説

いとう由貴  高座朗 

実の兄弟物ですが、背徳感は薄め?

電子書籍で読んだせいか、全体的にライトな印象でした。
兄である受けは、こんなこと間違ってる!と当初は反発しますが、認めちゃうと案外アッサリ受け入れてました。
何より、まず見えなくなった受けの目が都合良く戻ったあたりで、気持ちが引いてしまいました。。
あまりにご都合主義が多いと、世界観にのめり込めないというか。。
確かに実の弟である攻めの執着心は凄いですが、淡々として落ち着いている感じだから…

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