いとう由貴さんのレビュー一覧

碧落の果て 小説

いとう由貴  千川夏味 

一途に相手を想い続ける二人のお話

初読みの作家さん。薄幸・健気受けが大好物なので、あらすじを拝見して手に取ってみました。ネタバレ含んでいます。ご注意を。




主人公はアシェリー。
貧しい村で生まれ育ち、彼が10歳の時に貧困ゆえに男娼として売られていくところから物語はスタートします。
多額の借金を返すために日々男に抱かれる毎日。逃げたくなる日もあるけれど毎日必死で働く彼ですが、ある日、見目麗しい貴族が悪友に連れられ…

7

嘆きの天使 小説

いとう由貴  高座朗 

復讐にとらわれた男と地上の天使

うーん。
設定自体は好きなのですが、攻めのランバートが好きになれませんでした。
ノエル(受)→修道院育ちで純粋無垢。父の暴力から逃れるために母親が修道院に預ける。
ランバート(攻)→ノエルの父親に家をめちゃくちゃにされ母と兄を失う。ノエルの父に復讐するためにノエルを利用。

伯爵ランバートは純粋無垢なノエルを利用して亡き兄の復讐を果たすのですが、あまりに容赦なくて心が狭い人になっちゃって…

2

恋の報い、愛の渇き 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

愛されたがりの美人カメラマンが遊び人と恋に落ちる

美人カメラマン怜は、一見ビッチふうで男を手玉に取っているんじゃないかと思ったけれど、本当はまじめで淋しがり屋、真実の愛を求めて今度こそ運命の人と信じて次々と付き合う人を変えていくのでした。

怜がゲイであることを自覚してから、異端である自分が隠し事をしながら偽りの幸せな家族を壊すことを恐れて誰にも心開けなかったのはとても不幸なことでした。
だからこそ誰かと心から愛し合ってつながりを持ちたいと…

1

恋の誘惑、愛の蜜 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

親友が恋人になるまでの長い道のり

悲しみを癒すために抱いてしまったことで親友の可愛さに気がついてしまい右往左往するハイスペック男の悲喜劇。

好きなのに擦れ違ったりじれじれぐちゃぐちゃするお話がダメじゃない人ならお勧めしたい作品でする。

親がそこそこ資産家で容姿も優れ男にも女にのモテル一見完璧な有名パティシエの貴之。
自分を平凡で特別取り柄もないと思っている雑誌編集者の知也は貴之のことを高校生のころから密かに想ていまし…

2

淫夜 ~二人の花嫁~ 小説

いとう由貴  Ciel 

巻数ふえることに。。。笑

淫月~淫花~につづいての3作目。
ここまでだったらこれが一番好きかなという読後(*´▽`*)ノシ
恋愛という意味ではこれが一番わかりやすかった。

お話はといいますと、美しい双子。
お互いを愛しているが、兄弟という禁忌があるために一線を越えないまま過ごしていた。
そんな最中、第一作目の受を抱いた遊び人たちが
「俺たちも神子ほしくね?」的なノリで可愛い双子を拉致。
こいつら俺たちの神…

4

淫月 ~運命の花嫁~ 小説

いとう由貴  Ciel 

表紙がまず美しい

ひたすら受がエロエロされるお話(*´▽`*)このシリーズ好きだ。

受は、ある時を境に夢を見るようなる。
儀式のような場面、男に組み敷かれ淫らに喘ぐ青年。
そしてなぜか自分も同じように快楽を得てしまう。
決してゲイではない。
そんな最中、自分を夢の中の登場人物で呼ぶ人物に出会い
半ば強引に犯されてしまう。
初めてなのに、身体が覚えているかのように男を受け入れ感じてしまう。
そして…

4

M 小説

いとう由貴  せら 

何でも性癖のせい?

あらすじ:
学生時代、海外旅行中に知り合ったロシア人に騙され輪姦された明人(受け)。
それから6年。商社マンとして働く明人は、取引先のロシア企業の社長・ヴィタリー(攻め)と出会い…

そのものズバリなタイトル通り、潜在Mの明人がヴィタリーにその性癖を見出され、調教されていくという内容です。

輪姦されて以来女性に対し不能になり、当時のことを思い出し自分を慰めることでしかイけなくなった明…

8

囚われの熱い砂 小説

いとう由貴  みずかねりょう 

アラブ王道+神カラー口絵

みずかね先生おっかけでとうとうGET。
腐海入りたてでアラブものが好きだったころ、
電子本で読んだのはいいものの、挿絵なし。
あとあと、実はみずかね先生のだったと気付いて 
うーーーーーーと唸っていました。
挿絵なしでも何回も繰り返し読んでましたが、
とうとう我慢できなくなり紙でGET。買ってよかったー(泣)
カラー口絵が神!!!!開けた瞬間 思わず「きゃああ」とつぶやきました。

0

淫楽の神が住む都~淫花シリーズ番外編~ 小説

いとう由貴  Ciel 

パターンは一緒なのですが…!

淫花シリーズ番外編です。
今回は受けと、親子の攻め二人という3Pもの。+タイムスリップです。
時系列ではこちらの作品が前4作より前の時代になるので、前作を未読でも大丈夫そうです。

インドに海外赴任中の涼(受け)は地割れに巻き込まれ、気が付くとラシャクタラ王国に。グリハの領主であるシンハ(攻め1)に保護されますが、実はシンハは神託で涼を『神子』にするつもりで…。更に、シンハの息子ラーシュ(…

5

うたかたの月 小説

いとう由貴  みずかねりょう 

書き下ろしに萌!

2007年の作品の新装版。
書き下ろしアリです。

あらすじ:
明治35(1902)年、日本陸軍大尉の敦(受け・25歳)は、留学生と身分を偽り、東欧の大国アラニアに入国。
現政権を反ロシア派に変えるという任務を遂行しようとするが、謎の男・フェレンツ(攻め)に、秘密警察に正体をバラされたくなければ身体を差し出せと脅され…

日清戦争、日露間の摩擦など、史実通りの世界観。
周辺国の状況…

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