高宮東さんのレビュー一覧

彼をさがして 小説

風見香帆  高宮東 

評価のわかれみち

優しかった攻めが記憶喪失になって傲慢攻めになっちゃうストーリーです。
たくさん読んできたBL小説の中で初めて受けざまぁ…などと一瞬でも思ってしまった作品でもありました。
攻めの勝倉に甘やかされ過ぎて、攻めを下僕扱いして傲慢不遜な受けの相馬。攻めが記憶喪失になって偉そうな態度になってしまった状態でも喧嘩腰のしゃべり口調で心配する様子もなく自分のことばかり。
でも時間が経つにつれて、愛情に胡坐を…

2

彼をさがして 小説

風見香帆  高宮東 

これは良い記憶喪失もの

私は記憶喪失ネタが大好きでして、片っ端から読んでいたりします。
何が楽しいかって、攻めの強烈な執着が感じられる事なのです。

気が付くと自身が何者かも分からず、記憶喪失で混乱する受け。
そこに見知らぬ男が現れ、自分の恋人だと告げる。
戸惑いつつも共に過ごすうち、男に惹かれてゆく受け。
で、ちょい強引に抱かれちゃったりする。
そんな中、突然記憶が戻る受け。
「あいつはただの友達(もし…

7

恋愛は貴族のたしなみ(文庫化) 小説

遠野春日  高宮東 

愛があるならいいけれど

ノベルスの文庫化、貴族シリーズ1作目。日本に侯爵等の制度があった頃の話です。

読み終えて最初の感想は、「馨(受)が威彦(攻)を好きでなかったら、犯罪!」の一言でした(笑)。あとサブキャラの執事が良かったです。
イラストでは、両想いになってからの場面と、ラストの薔薇の花を渡す場面が私は好きでした。

馨と威彦の両方の視点で語られているので、お互いに中等部の頃から惹かれているのがよく分かり…

2

きらいきらいすき。 小説

栗城偲  高宮東 

あり!

しぶりに栗城さんの本読ませていただきました。
癒やされるわ(ノ´∀`*)。

憧れの人が久しぶりに再会したらオネエになってて、
でも全然憧れてたとこそのままで。
無自覚に好きが暴走して反対の態度言葉を投げつける。
ぐぅかわ。
ぐぅかわでございます。
せきがはずれたら野獣な攻もたいがいですが、
何よりも、言葉の掛け合いが楽しくてウッカリほっこりした。
こんなん「嫌い!」って言われ…

3

彼をさがして 小説

風見香帆  高宮東 

泣きたい時にオススメ

記憶喪失もの。

受け視点での前半、攻め視点での後半。
女王さま気質だった受けが攻めの記憶喪失を機に変わっていく様子が描かれています。
最初は受けの女王さま気質にイラっとしましたが、
徐々に変わっていく受けを見て、本来の受けの気質はとってもいい子で健気な子なんだーと読んでいてほわっとしました。
記憶を失って、受けのことかわからなくなって、何なんだよお前、みたいになりながらも、深層心理の…

7

LOOP 小説

木原音瀬  高宮東 

読後は疲弊感しかない。

読み終わった時、暫く脱力して動けなかった作品。英田サキ先生の『神さまには誓わない』を読んでからあまり間をおかずに読んだのですが、輪廻転生ものとしては至極似ているようでいて、また違った衝撃を受けました。というか打ちのめされたという感じ…。おそらくこの作品では最後に「希望」というより「諦念」に近いものが提示されているからかもしれません。

『恋愛時間』の有田の弟・英一が主人公。レビュー前の印象では…

9

愛しい眠り 小説

清白ミユキ  高宮東 

感情移入がしにくかった

もとは雑誌掲載作品のため、一話はそれほど長くなく、短編が4つほど入った構成になっています。
短いからか結ばれるまでがやけにトントン表紙に思えてしまいまして、こっち(読み手)が二人のキャラクター性にハマる前にくっついてしまったような気がし、感情移入する間がなかったように感じました。

大きな救急病院が舞台で、外科医×麻酔科医者という組み合わせです。
アメリカからきたちょっと傲慢で強引な男前の…

0

仮想現実恋愛論 コミック

高宮東 

女装少年

挿絵でいつも綺麗な絵だなあと思っていた作者さんの、少し古い漫画です。絵柄も今とはやっぱり変わっていますね。

女装っ子好きな方にはオススメできるかも知れません。
主人公は好んで女装しているわけじゃないのですが、おふざけで女装をさせられ、その格好で出会った男子と友達になり、頻繁に会うように。
でも彼は自分をを女の子だと思い込んでいて…。というお話です。

けっこう見た目、喋り方が普通に男…

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一緒に暮らそうよ 小説

高尾理一  高宮東 

年齢もバラバラな家族のかたち

あたたかくて素敵な作品でした。ガッツリラブストーリーでなく、同居や家族というヒューマンドラマ系だと思います。
小学校のときから祖母と2人暮らしの直行の夢は、お嫁さんを貰って素敵な家庭を作ること。けどそこには祖母への恩返しという意味があり、祖母を大事にしてくれるお嫁さんを探しているのですが、これがなかなか上手くいかない。

直行という人間は恋愛に努力をしない、「理想の人」が勝手に現れてくれると…

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執務室の秘密 小説

うえだ真由  高宮東 

浮気はダメ

もしかしたら表現が悪いかもしれませんが、寝取られ系と呼べるタイプのお話でした。私にはちょっと合わなかったです・・・。
寝取られがダメなわけでなくて、寝取った方も抱かれた方も本来の恋人に対して裏切りを働いていて、不誠実だと感じたからです。

検事の歩己は同期の毅と付き合って一年ですが、検事という職業柄、周りにはばれないようにと今だデートとキスのみの清いお付き合いをしています。
そんなとき先輩…

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