高階佑さんのレビュー一覧

法医学者と刑事の相性 小説

愁堂れな  高階佑 

事件がメイン?

これが襲い受けか!初めて読んだ!

他のレビューにもあるように私も中◯先生の作品を思い浮かべました。
攻めは男盛りで無精髭で体格がよくて素材はいいのにヨレヨレの無頓着。
仕事熱心で思いやりのある男前。

事件を追う中に濡れ場が2回。特に1回目は襲い受けで、初めて遭遇し興奮しました。こういう感じなのか!と。

BLらしさは濡れ場くらいかな?お互いにひかれあってく描写も少しあったのです…

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タナトスの双子 1912 小説

和泉桂  高階佑 

ストーリーは面白いが、肝心のBL面が弱くて残念

この小説は帝政ロシアの時代に生き別れの双子が、革命にまつわる対極的な立場で運命的に再会する事から物語が動き出します。ストーリーは王道中の王道です。帝政ロシアの時代考察や風俗も調べられていて、その時代のロシアの空気感が伝わり、先も気になる展開で面白かったです。舞台となったサンクトペテルブルクという美しい街にも興味が出てきて、行ってみたくなりました。

ただ不満な点もありました。この上巻…

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懐かしい10作品のちょこっとコミカライズ

小説Chara創刊10周年記念の小冊子。小説の一場面をコミカライズした10作品が載ってます。
このうち「DEAD LOCK」「二重連鎖」は連載されてコミックも出てますし、この小冊子から興味を持って購入した本もあったと思うとなんだか感慨深いものがあります。懐かしい!作品ごとにある「ツボ度チェック」も見事でした。

菱沢九月「年下の彼氏」漫画:穂波ゆきね
文庫114ページから。恋人となった二…

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タナトスの双子 1917 小説

和泉桂  高階佑 

もう少し救いが欲しい・・・

ひゃーな所で終わった「タナトスの双子1912」の続き。1912で書き損ねましたが、裏表紙と表表紙は1枚の絵になっていて、裏にはそれぞれの攻めがいる構図になっています。

1912では、1912年、1913年のエピソードが書かれ、当巻では1914~1917が という時系列になっているお話。後半になるにつれ甘くなるんじゃないの という予想を裏切り、最後の最後まで、どえりゃーシビアなお話で終わってしまい…

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タナトスの双子 1912 小説

和泉桂  高階佑 

2冊まとめて読まないと!

ちょっと前に答姐で「季節感あるお話」とご紹介いただいていた記憶のある本。タナトスとはギリシア神話に登場する「死そのものを神格化した神」だそうで。本当にその印象通りの、シリアス路線まっしぐらなお話でした。舞台が主にロシアなので、めちゃ寒い。しまった冬に読むんじゃなかった と思います。1912,1917の2冊同時発行だったみたいで、これは是非2冊横に並べて、表紙の美しさをまずご堪能いただきたいです。本…

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堕ちゆく者の記録 小説

秀香穂里  高階佑 

確かに実験作です

非常に恐ろしい物語です。
凝った構成やみなぎる緊張感、息を詰めて読む感覚、呆然とするような終結…
この読み応えは神級ですが、BLの萌えは?と言われたら、いわゆる「萌え」は無い、のです。
美しい社長はサイコで、1人の社員を全く前触れなく拉致し、監禁し、人格を奪ってゆく。
確かに肉体的なレイプ、陵辱はあるけれど、終盤まで被害者は狂った社長を憎み、どうにかして正気を保ち、逃げ出してやる、と考え続…

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DEADLOCK 3 DEADSHOT 小説

英田サキ  高階佑 

海外ドラマのような展開!シーズン1完結

DEADLOCKシリーズ3巻目です。
コルブスを廻る大きなストーリーの中では起承転結の転結、シーズン1の完結です。
それぞれの想いを胸にコルブスをついに追い詰めていきます。
コルブス、というかアメリカの政治や経済のあり方に切り込むBLを超えた素晴らしい展開。
と同じくらい重要な要素のディックとユウトの愛。もう涙無しでは読めませんでした。
ディックの鋼のような強さの中にある繊細さ、ユウトの…

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DEADLOCK 2 DEADHEAT 小説

英田サキ  高階佑 

海外ドラマのような展開!シリーズ2作目

DEADLOCKシリーズ2巻目です。
前作は刑務所が舞台でしたが、今作はいろいろな経緯をたどり出獄したユウトとディックがそれぞれが思い悩みつつにコルブスを追っていきます。
おもしろい…!深い!読む手が止まらない!
ユウトの相棒としてロブが登場しますが実に良いキャラクターです。
この巻はユウトやディックが思い悩むみすれ違うことが多いので、明るく聡明なこの人なしでは読み進められない!ってぐらい…

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DEADLOCK 小説

英田サキ  高階佑 

海外ドラマのような展開!シリーズ1作目

DEADLOCKシリーズ1巻目です。
いろいろなランキングで良く目についていたので、小説沼にハマる前から気になっていました。
DEAの捜査官が無実の罪で刑務所に収監され、出獄のためにFBIの事件に手を貸す…このあらすじだけでもう面白そう。
事実、アクション、リアリティ、ドラマどれもハンパなく、読了後は上質な海外ドラマか洋画を見た後のようでした。
ストーリー、人物像ともに厚みがあってとんでも…

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DEADLOCK 2 コミック

高階佑  英田サキ 

みんな怪しく見える…

今回は萌え萌えなシーンとお気に入りキャラが酷い目に合うシーンが盛り沢山で読み終わって尚興奮気味です。

ディックを意識し始めるユウトにキターー!!って、興奮しつつ、これディックが怪しいんじゃないの?!と小説未読の私としてはコルブスは誰かも気になるところ。

最後のシーンでディックが間一髪助けに来てくれるものと安易な展開を期待していただけに、コルブスが意外な人物なような嫌な予感がします。

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