高岡ミズミさんのレビュー一覧

可愛いひと。cute コミック

高岡ミズミ  御園えりい 

他の誰かと幸せになるくらいなら 好きな人と不幸になった方がいい

前作「可愛いひと。Pure」と対になっている本作。
高根千尋と元同級生で友人の各務瑛司と、怪我をしているところを偶然に救われた都村春のカップリング。
「可愛いひと。」シリーズはこの2組を中心に展開してゆく。

今回はタイトルに「cute」とあるように、受けの春は奔放で無邪気でやんちゃなタイプだ。
対して攻めの各務は理性的で大人でムッツリ。
全く絢一と高根の取り合わせとは逆で、対比してみ…

3

可愛いひと。 小説

高岡ミズミ  御園ざぼん 

内気なだけに強情な受けの愛

高根千尋が4年ぶりに再会した元妻の弟・絢一は、いつもオドオドと怯えてばかり。あまりに面倒で突き放してみると、今度は必死に傍にやってきて離れようとしない。その姿がかよわいヒナのようで気になりだした頃、絢一が同僚にイタズラされてる事を知る。

姉の夫に恋をした内気な絢一が長い年月思い続けて結局は愛を手に入れる。
すごいと思いません?
石の上にも三年、なんて言葉がありますが一歩間違えばストーカー…

2

花のように愛は降る 小説

高岡ミズミ  紺野けい子 

読むなら『夜ごとの花』を読んでから。

エリート年上攻めに一目惚れされて、引き抜かれた先で再会というシンデレラストーリーっぽい話。
一夜限りの関係がそのまま続くという話はよくあるが、『夜ごとの花』を読んだあとに読むと伊月に幸せになって欲しいと思っているためか特別に思える。
大人になればそれだけ背負わなければいけないものがあり、それ故に簡単にいかない。葛西はかなり自分の欲望に忠実だが、成尭とのことを引きずっている伊月には戸惑うことが多…

0

夜ごとの花 小説

高岡ミズミ  紺野けい子 

狡いと思う場面もある

多くの人に囲まれて、人の中心に居る成尭に対し、自分に自信がない吹雪は自分が傷つくことを恐れ、思い出にしようとした高校時代。だが社会人になっても成秋が目の前に現れると心は騒ぎ出し、今は兄の伊月の恋人だと解っていても成尭に求められれば拒むことができない吹雪。
自分が傷つきたくないからと酷いふり方をしておいて、兄を傷つけたくないと思いつつも求められれば拒まないと書くとなんと都合のいい、自分勝手なヤツな…

1

あなたの花になりたい 小説

高岡ミズミ  紺野けい子 

あらすじ表示に偽りあり?

あらすじを読む限りでは前島×金田の年の差モノ一本だと思えるのですが。

実際は表題作の前島×金田というより葛西×伊月がもっていっている印象がある。
「もうひとつの花」「あなたの花になりたい」が前島×金田。
「春は温泉」成尭×吹雪に見せかけて葛西×伊月。
「夜ごと愛は降る」成尭×吹雪のようで葛西×成尭っぽい感じ。
「永遠の花」葛西×伊月。
ちなみに「もうひとつの花」と「あなたの花になり…

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