高岡ミズミさんのレビュー一覧

天使の爪痕 小説

高岡ミズミ  奈良千春 

極端だなぁ(苦笑)

桐島東吾(風俗店やバー8店舗のオーナー 高校生の頃から水商売に携わる)×瀬ノ尾聡明(ヤクザの組長の一人息子 高校時代から桐島に片思いしている)

シリーズ1作目「天使の啼く夜」は桐島の義弟(田宮)が義父の復讐計画を立てそれを実行するという話でしたが、この作品はその後日譚(復讐劇の後)という位置づけになっています。前作では始まりから中盤くらいまでどういう展開になるのかが見えてこず、モヤモヤっとし…

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天使の啼く夜 小説

高岡ミズミ  奈良千春 

最初はテンション↓でしたが

伊佐秀和(ヒモ 女に追い出された日に田宮に拾われる 天涯孤独の身の上)×田宮知則(人材派遣会社経営 義父の復讐の機会を狙っている)

浮気がバレて女の家から追い出された伊佐の前に、喪服を着た田宮が現れ「私のところに来るか」と誘います。料理もセックスも必要ないが最低限の礼儀作法と一般常識を学べという田宮に対し、伊佐は疑問を覚えつつもその条件を受け入れ同居生活をスタートしますが、自分に興味を示す訳…

2

お天道様の言うとおり 小説

高岡ミズミ  山本小鉄子 

ヤクザと的屋は違うんです。

母子二人きりで育ち教師となった青目は、ある日学校の校門でヤクザに待ち伏せされる。
そして、ヤクザとの関係を疑われ長期休暇(暗にクビ)を言い渡されてしまう。

ヤクザと言うのは正確ではなく実は的屋が正しいんだが、素人には似たり寄ったり。
母から「外交官だった」と聞いていた青目の父は、実際は的屋・常盤組の親分で、倒れた親分の跡を継いで欲しいと頼まれた青目は失職とのダブルパンチにショックを受ける…

2

可愛いひと。Pure コミック

高岡ミズミ  御園えりい 

心からおまえだけを熱愛している

原作小説が9巻まで出ていた「可愛いひと。」シリーズ。
もともとハイランドから出版されていたものなので入手が難しいかったが、現在は新装版がルチル文庫より順次刊行されている。
そしてコミックスも同じく絶版中だったのだが、リンクスコレクションから描き下ろしなどを追加して今回発行された。

このシリーズ、コミックス版から入ったのだが、すぐに原作小説が読みたくなってしまった。
作画の御園えりいは正…

4

君の瞳を奪いたい 小説

高岡ミズミ  西崎祥 

押してもだめならもっと押せ

MLBを舞台にした「君シリーズ」の第三弾です。
三作とも、どれも気軽に楽しめるお話ばかりです。
メジャーの選手と甘い恋のドリーム…って感じですか(笑)

今回は同じチームの選手同士。
中堅の中心選手・グレッグと、シーズン後半に昇格してきた新人・ミゲルの、「押しても駄目ならとにかくもっと押せ」な年下攻めです。

三作の中ではこれが一番好きですね。
ミゲルみたいな、おっきくて一途に押し…

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愛執の赤い月 小説

高岡ミズミ  有馬かつみ 

ぐだぐだな攻めと受けだけど、無事ハッピーエンド!

弟実徳(みのり)の事を好きだと知っているのに、誘惑する姉美鈴、実徳に告白する勇気が無く、弟に似た姉とくらす正周(まさちか)、あきらめきれないのにはっきり告白出来ない実徳・・
登場人物みんなぐだぐだ人間です。(-ω-)/

正周は、美鈴と一緒に暮らすけれども、美鈴のなかに実徳をずっと求めていることを美鈴もしっていて、寂しさから、美鈴も正周の兄貴分のヤクザと関係があり・・
主人公実徳も、正周も…

1

可愛いひと。cute コミック

高岡ミズミ  御園えりい 

他の誰かと幸せになるくらいなら 好きな人と不幸になった方がいい

前作「可愛いひと。Pure」と対になっている本作。
高根千尋と元同級生で友人の各務瑛司と、怪我をしているところを偶然に救われた都村春のカップリング。
「可愛いひと。」シリーズはこの2組を中心に展開してゆく。

今回はタイトルに「cute」とあるように、受けの春は奔放で無邪気でやんちゃなタイプだ。
対して攻めの各務は理性的で大人でムッツリ。
全く絢一と高根の取り合わせとは逆で、対比してみ…

3

可愛いひと。 小説

高岡ミズミ  御園ざぼん 

内気なだけに強情な受けの愛

高根千尋が4年ぶりに再会した元妻の弟・絢一は、いつもオドオドと怯えてばかり。あまりに面倒で突き放してみると、今度は必死に傍にやってきて離れようとしない。その姿がかよわいヒナのようで気になりだした頃、絢一が同僚にイタズラされてる事を知る。

姉の夫に恋をした内気な絢一が長い年月思い続けて結局は愛を手に入れる。
すごいと思いません?
石の上にも三年、なんて言葉がありますが一歩間違えばストーカー…

2

花のように愛は降る 小説

高岡ミズミ  紺野けい子 

読むなら『夜ごとの花』を読んでから。

エリート年上攻めに一目惚れされて、引き抜かれた先で再会というシンデレラストーリーっぽい話。
一夜限りの関係がそのまま続くという話はよくあるが、『夜ごとの花』を読んだあとに読むと伊月に幸せになって欲しいと思っているためか特別に思える。
大人になればそれだけ背負わなければいけないものがあり、それ故に簡単にいかない。葛西はかなり自分の欲望に忠実だが、成尭とのことを引きずっている伊月には戸惑うことが多…

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夜ごとの花 小説

高岡ミズミ  紺野けい子 

狡いと思う場面もある

多くの人に囲まれて、人の中心に居る成尭に対し、自分に自信がない吹雪は自分が傷つくことを恐れ、思い出にしようとした高校時代。だが社会人になっても成秋が目の前に現れると心は騒ぎ出し、今は兄の伊月の恋人だと解っていても成尭に求められれば拒むことができない吹雪。
自分が傷つきたくないからと酷いふり方をしておいて、兄を傷つけたくないと思いつつも求められれば拒まないと書くとなんと都合のいい、自分勝手なヤツな…

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