高遠琉加さんのレビュー一覧

神様も知らない 小説

高遠琉加  高階佑 

「エデンの園」と「失楽園」

紙本購入。
続編を電子版にしようか思案中。
電子版には、挿絵が無い。
高階先生の画を楽しみたいけど・・ 
・・セール中なので、電子版でいいかな??
推理ものは、分冊にせず、完結したなら合本化してほしい

神様も知らない、の「神様」にかかるものは「エデンの園」、
主人公の司は、13才から蛇=佐季に魅入られ「失楽園」の住人になっている。 
夜と昼間。印象が変わる庭がある家。
佐季、…

0

世界の果てで待っていて -嘘とナイフ- 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

何と…すでに10年以上経っている

図書館で借りたので気が付きませんでした。
ストーリーは面白かったし、エロなし(厳密にはあるんですが)であっても、萌シーンはちゃんとありました。

一つ本当のことを言えという雪人に統一郎は「愛してる」と。

このシーンは物語の流れではめちゃくちゃ有効な、殺し文句でした。

なのに!!
続きがない!どーしたんだ!
と思うほどに。

世界の果てどころか、そこかしこのファンが待ってま…

2

三千六百五十日の抱擁 小説

高遠琉加  一夜人見 

すっごく良き10年愛だった。

恋人になるまでに時間がかかる作品って、その年月が無駄&とっととつまらん誤解を解いてさっさと付き合えば良かったのに…と思ってしまうものと、その年月は二人にとって不可欠だったと納得できるものにわかると思うんですよね。

この作品は間違いなく後者でした。

一緒にいたのは実質3ヶ月程度。
それから岐阜と東京と離れていた二人を繋いでいたのは、1日1回の電話だけ。
例えて言うならば、細い糸のよう…

3

壁の中の嘘と秘密 小説

高遠琉加  小椋ムク 

「いつかさ、壁の外で会おうぜ」

全寮制の学生寮を「壁の中」と表現するだけあって、閉塞感がつきまといます。
陽キャでどこかチャラさを漂わせた香司と、学年トップの優等生・昴という正反対の二人が、屋根裏部屋で夜な夜なこっそりと天体観測をする仲になる。
陸の孤島にある学生寮という閉ざされたちっぽけな場所から眺める宇宙の広大さ。
その対比が印象に残りました。

外とは隔絶された学生寮という環境、そしてだいぶ大人に近づいてはいるも…

1

三千六百五十日の抱擁 小説

高遠琉加  一夜人見 

ゆっくりすすむ

高校の同級生二人の、10年に渡る交流と恋心を描かれたお話でした。
10年間のお話なので、ゆっくりと進んでいくのですが
二人の気持ちや環境の変化、お互いのことを信頼して大切に思っているという事が、丁寧でわかりやすかったなと思いました。

逢沢(受)は、モデルや俳優をしている芸能人です。
過去のトラウマや自分に自信が持てない性格で、キラキラ系ではなく、腰の低い穏やかなタイプ。
芸能界でのお…

2

三千六百五十日の抱擁 小説

高遠琉加  一夜人見 

じれったい両片想い

10年間のじれもだな両片想いの物語。

印象としては2人の関係はスローテンポな感じです。あまりアップテンポはないですね。2人の視点から覗き込めますが、あぁ〜もぉ〜ってなります。2人ともお互いに惹かれ合ってるのにって思うのに、私の期待する展開に中々なってくれなくて…しかも樫本は彼女作るし(涙)でも安心して下さい。ちょっとだけの出番でしかもすぐ別れたらしいので。
もうちょっと何か進展ないの?って…

5

「三千六百五十日の抱擁」出版社ペーパー グッズ

にやにやしちゃう(´∀`*)ウフフ

本編終了後の2人。
樫本視点のアフターストーリー。

今日はなるべく早く家に帰りたい。せめて日付けが変わる前に。
…“なるべく早く”からだいぶ妥協してるなぁ(^o^;
下っ端の公務員は忙しそうです。

今日は春翔の誕生日なので、お祝いは改めて別日にするけど、せめて電話くらいはしたい、と急いで帰宅してる電車の中。
春翔のファンの女性グループが乗ってきて、スタッフに祝われている春翔の動…

1

成澤准教授の最後の恋 小説

高遠琉加  高永ひなこ 

最初で最後の恋( ´∀`)

惹き込まれる美しい文章、思い浮かぶ情景。
とても好きなお話の1冊です(^∇^)ノ


受け様の蒼井は、文芸誌の新人編集。
攻め様の成澤は、フランス文学准教授。

成澤は退屈な毎日を過ごす中、蒼井が密かに報われない純愛を大事にしている事を知り、それが見たいと思う。
初めは興味本位な気まぐれだったはずなのに、気付けば蒼井のことでいっぱいに。

攻め様である成澤視点で進むので、成澤が…

1

三千六百五十日の抱擁 小説

高遠琉加  一夜人見 

10年の軌跡。

表紙の2人と題名に惹かれて購入です。
題名から想像できるように、知り合ってから恋人となるまでの2人の10年の軌跡のお話。

16歳、高校のクラスメートとして出会う。
受け様の逢沢はモデルをしている華やかなイケメン。
攻め様の樫本は、剣道部所属の堅物の朴念仁。

逢沢が剣道部の見学に訪れたことで話すようになり、逢沢が東京へ引っ越してからは電話で繋がってきた。
樫本が大学進学で上京して…

3

ラブレター 神様も知らない(3) 小説

高遠琉加  高階佑 

切ないけどこれしかないか

三巻通してですが、最後はこうなるしかない、こうなるのがせめてもの救い、なんでしょうね。
攻めと受けのストーリーと思えばこれが一番良い形だったんだろうな。

司の選択というか生き方は、実際その立場だとそうなる人もいるよねって思う。流の無念さは計り知れないけど、あの時…という気持ちをそれぞれが持っていて、一つでも変わっていたら、違う選択をしていたらもっと違う未来があったのかも知れない。
でも、…

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