高遠琉加さんのレビュー一覧

天国が落ちてくる 1 小説

高遠琉加  祭河ななを 

ああもう大好き

高遠琉加さん大好きです。
芸能人な攻めと、音楽ライターの受け。
舞台設定だけ見ると派手なんだけど、ストーリーは地味です。地味というか、じっくりじわじわゆっくりって感じ。なのに、ぐるぐるはしてない。そのすべてが好きです。
高遠琉加さんの小説って、空気感がいつもセピアに感じるんですが、なんでだろう。胸の奥の柔らかい場所を、常に優しく刺激してくれる感じ。すごく心地いいんです。

攻めのもがき方が痛々しい…

2

天国が落ちてくる 1 小説

高遠琉加  祭河ななを 

純粋に

面白いと言える作品だと思います!
文を無理に飾り付けていないようなところとか、比喩が納得できやすいので、すごく読みやすい!だけどじっくり読みたいような小説でした。(実際はあまりゆっくりは読めませんでしたが)
読後も温かな余韻に浸れます。

クラシックの世界を諦めきれずに、悩んでいるうさぎちゃんにカオルが言った言葉がすごくジーンときました。
水族館でのシーンはほのぼのしていてすごく気に入っ…

3

夢の庭「愛と混乱のレストラン」シリーズ番外編プレミアム小冊子 Le jardin du reve グッズ

幸せのその先の幸せ

パティシエ一の話『甘い運命』刊行時にシリーズの完結で応募者全員サービスとなった小冊子です。

『愛と混乱のレストラン』終了その後のレストランの様子は順調なようです。
支配人の鷺沼もきちんと食事を摂るようになったようで、摂らないと久我に怒られちゃいますからww
今回は久我がフランスで修行していた店の孫娘ニコールが大きくなってレストランを訪れます。
鷺沼のちょっとした嫉妬がまたかわいらしく、…

3

Un roman de I'amour 高遠琉加2ヶ月連続刊行記念小冊子 グッズ

若き日の主人公達

高遠さんのルビー文庫2ヶ月連続刊行記念の小冊子はモノトーンに赤が印象的なモダンな表紙で、思わず高遠さんらしいな~、どちらかというと成澤准教授のイメージ?と思ってしまいました。
それぞれ、高校時代のエピソードが。

『屋上のスタンダール』
成澤は高校の頃からキザだったんですね。
でもそれは天然の意図しないキザ。
友人となった葛城も最初は彼が気に入らなかったようです。
でも彼の読むフラン…

3

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

好きだ好きだ好きだ

このお話も、三浦も、堂島も、高遠琉加さんも~!
もう何度涙したことか...
電車で読むのはオススメしません!
悲し涙とうれし涙がとめどなく溢れてくる...
あとがきで“半分読んだところで投げないで下さい”って書いてあり
ましたが、無理です、そんなことできません!!
「ラブソングみたいに」を読んで三浦の想いが報われるのを見届けるまで
死ぬに死ねない!ってぐらい引き込まれました。

5

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

ボッコボコに

受けは高校時代から片思いをしていて、一度振られているにもかかわらず、大人になってから偶然の再会でその気持ちが再熱。
でも攻めにはすでに恋人がいるという最初から「泣ける設定」でいかにも感はありますが、不快感はなく純粋な気持ちで読むことができます。

途中、攻めの暴言で受けが平手で殴るシーンがありますが、拳で良いと思います。
パシッ?そんな生ぬるいのより、ボッコボコにするべき。
個人的な意見…

3

捨てていってくれ 小説

高遠琉加  金ひかる 

ワンコ×ツンデレの王道ですね

先月読んだ「犬と小説家と妄想癖」のスピンオフ作品です。
ちょっとだけ小説家の“不破”という単語は登場しますが、主人公は編集長の沖屋なので、基本前作とは関係ありません。

というわけで、エロ小説雑誌の編集長・沖屋と、アルバイト学生・隆之のお話です。
廃刊寸前だった雑誌の編集長に20代でなり、見事立ち直らせたというやり手の沖屋には、ワケアリの過去が・・・
その沖屋にほぼ一目ぼれの隆之は、ある…

1

捨てていってくれ 小説

高遠琉加  金ひかる 

もう私が君達のものになる…! ←

年下ってすばらしい。
大人相手にも余裕綽々な子というのもいとをかしですが、大人の余裕に翻弄されっぱなしで悶々するのはさらなり!大学生の隆之の、年下ゆえの必死さにはほんとうにドキドキさせられたし、社会人の沖屋の、年上の余裕ぶりとその裏の弱さなんかにもときめきっぱなしでした。
隆之のキャラに、とにかく萌え萌えしましたヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
要領が良くてイケメンでとにかく優しくて、モテ要素に…

4

捨てていってくれ 小説

高遠琉加  金ひかる 

まだまだ続きそうなワンコ攻めブーム

官能小説を出版する出版社編集部でアルバイトする水梨(攻)がバイト先の美人編集長 沖屋(受)に恋するお話。

バイト先でやり手編集長の沖屋がゲイである事、そしてセフレも沢山いる噂を聞いた水梨。綺麗でクール、毒舌で奔放な沖屋に好奇心を誘われ、酔った勢いと拙い口説き文句で沖屋を誘う水梨はまさに典型的なワンコ攻め。いつも皮肉な笑みを口元に浮かべる沖屋に惹かれ、好きになるのに時間はかかりません。あくまで…

4

天国が落ちてくる 3 小説

高遠琉加  祭河ななを 

完結。もっと二人を見ていたいような、辛いことが終わってよかったと思いたいような…。

本当に本当に切なくて、胸がぎゅーっとなるような息苦しさの中読み進めました。

綺麗なものに汚い自分は触れてはいけない、という思いと、もうなにもかもから逃げてしまいたい、という思いが交じり合って、カオルがうさぎちゃんの傍を離れてしまいます。
なのに、心はどうしてもうさぎちゃんを求めてしまうから、声だけでも聞きたくて電話をかけてしまったり……。

決断しても思い切れなくて心が揺れ動くのは仕方…

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