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茶鬼
パティシエ一の話『甘い運命』刊行時にシリーズの完結で応募者全員サービスとなった小冊子です。 『愛と混乱のレストラン』終了その後のレストランの様子は順調なようです。 支配人の鷺沼もきちんと食事を摂るようになったようで、摂らないと久我に怒られちゃいますからww 今回は久我がフランスで修行していた店の孫娘ニコールが大きくなってレストランを訪れます。 鷺沼のちょっとした嫉妬がまたかわいらしく、…
ネタバレ
高遠さんのルビー文庫2ヶ月連続刊行記念の小冊子はモノトーンに赤が印象的なモダンな表紙で、思わず高遠さんらしいな~、どちらかというと成澤准教授のイメージ?と思ってしまいました。 それぞれ、高校時代のエピソードが。 『屋上のスタンダール』 成澤は高校の頃からキザだったんですね。 でもそれは天然の意図しないキザ。 友人となった葛城も最初は彼が気に入らなかったようです。 でも彼の読むフラン…
高遠琉加 六芦かえで
kakasi
このお話も、三浦も、堂島も、高遠琉加さんも~! もう何度涙したことか... 電車で読むのはオススメしません! 悲し涙とうれし涙がとめどなく溢れてくる... あとがきで“半分読んだところで投げないで下さい”って書いてあり ましたが、無理です、そんなことできません!! 「ラブソングみたいに」を読んで三浦の想いが報われるのを見届けるまで 死ぬに死ねない!ってぐらい引き込まれました。 …
ぼむ
受けは高校時代から片思いをしていて、一度振られているにもかかわらず、大人になってから偶然の再会でその気持ちが再熱。 でも攻めにはすでに恋人がいるという最初から「泣ける設定」でいかにも感はありますが、不快感はなく純粋な気持ちで読むことができます。 途中、攻めの暴言で受けが平手で殴るシーンがありますが、拳で良いと思います。 パシッ?そんな生ぬるいのより、ボッコボコにするべき。 個人的な意見…
高遠琉加 金ひかる
久江羽
先月読んだ「犬と小説家と妄想癖」のスピンオフ作品です。 ちょっとだけ小説家の“不破”という単語は登場しますが、主人公は編集長の沖屋なので、基本前作とは関係ありません。 というわけで、エロ小説雑誌の編集長・沖屋と、アルバイト学生・隆之のお話です。 廃刊寸前だった雑誌の編集長に20代でなり、見事立ち直らせたというやり手の沖屋には、ワケアリの過去が・・・ その沖屋にほぼ一目ぼれの隆之は、ある…
伊吹亜弓
年下ってすばらしい。 大人相手にも余裕綽々な子というのもいとをかしですが、大人の余裕に翻弄されっぱなしで悶々するのはさらなり!大学生の隆之の、年下ゆえの必死さにはほんとうにドキドキさせられたし、社会人の沖屋の、年上の余裕ぶりとその裏の弱さなんかにもときめきっぱなしでした。 隆之のキャラに、とにかく萌え萌えしましたヾ(*´∀`*)ノキャッキャ 要領が良くてイケメンでとにかく優しくて、モテ要素に…
munch
官能小説を出版する出版社編集部でアルバイトする水梨(攻)がバイト先の美人編集長 沖屋(受)に恋するお話。 バイト先でやり手編集長の沖屋がゲイである事、そしてセフレも沢山いる噂を聞いた水梨。綺麗でクール、毒舌で奔放な沖屋に好奇心を誘われ、酔った勢いと拙い口説き文句で沖屋を誘う水梨はまさに典型的なワンコ攻め。いつも皮肉な笑みを口元に浮かべる沖屋に惹かれ、好きになるのに時間はかかりません。あくまで…
高遠琉加 祭河ななを
しの
本当に本当に切なくて、胸がぎゅーっとなるような息苦しさの中読み進めました。 綺麗なものに汚い自分は触れてはいけない、という思いと、もうなにもかもから逃げてしまいたい、という思いが交じり合って、カオルがうさぎちゃんの傍を離れてしまいます。 なのに、心はどうしてもうさぎちゃんを求めてしまうから、声だけでも聞きたくて電話をかけてしまったり……。 決断しても思い切れなくて心が揺れ動くのは仕方…
この本を読もうと思ったら、必ず隣に3巻を用意しておくこと! これ必須! 大変なところで終わってしまいますから>< うさぎちゃんへ真っ直ぐに想いを向けるカオルが、本当に素敵でした。 本当に大切で、自分の力や立場で守れるものならどうやっても守りたい、という気持ちが、ひしひしと伝わってきました。 カオルはそんな自分を「汚い」と言うけれど、凄く綺麗な想いです。 今回は、新たな登場人物も…
根底に静かなものが流れる、とにかく素敵なお話です。 この先にきっと訪れるちょっとした闇も見えているんですが、それも含めて、というか、それがあるから、というか、今の静寂が綺麗で怖い……という感じ。 夜明け前――みたいな印象の読後感です。 とにかく主役の二人がイイ! うさぎちゃんは本当に可愛いし、真っ直ぐだし、そのくせ男前で、とても「綺麗なもの」のように見えます。 カオルが惹かれるの…