高遠琉加さんのレビュー一覧

酷いくらいに 小説

高遠琉加  麻生ミツ晃 

障害者+元兄の恋人+年差の恋、すごく良かった!

のっけから変な話ですみません。
CMで、歩道橋を登る老婆に、男子高校生が手を取ってあげるのってありますが、あれ好きじゃないんです。
手摺を自分のペースで登った方が楽だし、気を使わなくて良い分、気楽ですから。
だからアレ健常者の思い上がりだと思っています。
世間の「道徳」だから、あのCMが出来たんだろうけど(良い子なのは確かですよ)、ずっと不快だったんです。

足の不自由な愁堂秋にとって…

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葛城副編集長の最後の賭け 小説

高遠琉加  高永ひなこ 

良かった~!

『成澤准教授の最後の恋』のスピンオフです。そちらは読んでなくても大丈夫です。でもこの作品を読んだら、そっちも読みたくなるだろうと思います(笑)

すごく良かったです。
数ヶ所気になる点があったので神評価にはしませんでしたが、萌×2がなかった頃なら、たぶん神評価にしてたと思います。

まず文章ですねー。
高遠琉加さん、本当に文章が素敵。高遠さんて、たぶんきっちりプロットを立てるタイプじゃないと思うん…

2

溺れる戀 小説

高遠琉加  今市子 

高遠さんと今市子さんのコラボ

あとがきに今市子さん挿絵なので折角だから時代背景をこの設定にしたとありますが、全体的に今市子さんをイメージしたのかなという感じが読んでいてしました。
前半はほぼ豪華客船で話は進みます、見合いの為に一等で優雅な旅をする銀行の3男、祥彦[受]でこのまま行けば相手と結婚する事になるのだろうと曖昧に流されるままに進んで行く時、彼は同じ船内で伊藤[攻]の姿を見付けるのです。
伊藤はかつての学友で一度だけ…

1

葛城副編集長の最後の賭け 小説

高遠琉加  高永ひなこ 

主従敬語受け、エエのぉ~♪

高遠作品、まだ数冊しか読んでいないけど、読む毎にこの作家さんの文章が好きになるのが分かります。
背景や心象の表現が自分の中にぴったり嵌る、それが心地良い。
所々から本当に作者は本好きなんだなと、それを基としてこの文章が出てくるのが感じられ、まさに天職ではないかと、自分の中で大絶賛を送っています。

葛城夏彦の父の実家は、歴史も名誉も資産もある名家。
諒は、その家の住込み雇人の子として封建…

1

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

安全圏。。

レビューも高評価だし、タイトルにも惹かれて購入しました。

三浦の一途な恋心はとても切ないし、私自身も読んでて苦しくなる位に想いが伝わってきました。こういう健気で一途な子は大好きです。
一方の堂島、過去の傷から自分を知らずの内に護っているという事に気付いていない。相手を想っているというより、相手の為に自分はこうあるべきだと決めて行動しているように思える。
堂島がどうしてもダメでした・・・自…

4

甘い運命 小説

高遠琉加  麻生海 

擬似的家族

帯『こんなおじさんの体を触りたいなんて、君、本当にどうかしてるよ』

本編中にもちょっと出てた一の話ですが、今回はそれだけで丸々一冊スピンオフ!
気になっていただけにこうして読めるのは嬉しい限り。

犯罪を犯して少年院から出て来た少年一と、その元担任教師湯原の元で一緒に暮らす事になります。
この作品の中盤は、所謂疑似家族的な繋がりと描写とが丹念にえがかれています。
彼等の大事な存在で…

1

甘い運命 小説

高遠琉加  麻生海 

キャラと文章に参りましたっ!ツボリまくりの本作!

【愛と混乱のレストラン】のスピンオフ。
寡黙ながら存在感が半端なかった「樫崎一(いち)」が、気になって気になって、早く読みたかった!
一の今までが語られた本作は、心の琴線を強く揺さぶりました!

【甘い運命】
もの心が付いた頃からの母からの虐待に、母から嫌われない様にとする一がとてもいじらしいのです。
その幼い心にも、怒りや自己嫌悪や言い訳や辻褄合わせやら、ごうごうと捻じれ混ざり合って…

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この胸をどうしよう 小説

高遠琉加  笹生コーイチ 

ガマンの幼馴染みもの、ジンときました・・!

「嬉しい、読めて。」という作品でした。

日比谷耀一(よういち)と藤澤架(かける)、7才のあの雪の日から。
厳格な祖母に育てられ、周りと馴染めない「架」にとって「耀一」は“唯一無二の太陽”で、耀一には架が、自分だけの守るべき慈しむべき存在。
高校時代に耀一は自分の性癖に気付き、その時の恋人との失恋で架を頼ってから、お互いに改めて相手の存在を意識するのですが、そのまま隠していくのです。

2

愛と混乱のレストラン 小説

高遠琉加  麻生海 

高遠先生も、文章が心地良い作家さんの1人ですね!

フレンチ・レストラン、行った事ないし有名店も知らない、そんな自分に“これは知っている?”風な無体な料理用語のカタカナ・・きっと美味しいものなんだろうなぁ~と想像するだけの自分が寂しかったです。

フレンチレストラン“ル・ジャルダン・デ・レーブ(夢の庭)”を再興する為、本社出向の支配人・鷺沼理人とヤンチャ系シェフ・久我修司の葛藤劇。
よくあるネタなんだけど、
理人やパティシエの樫崎一(いち)…

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好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  佐々成美 

おすすめしていただいた作品♪

攻←受度:★★★☆☆
糖度  :★★☆☆☆
コメディ:★☆☆☆☆
切なさ :★★★☆☆
◇感想:Q&Aで攻←受な作品を姐さんに教えていただきました!
文章もキレイであっという間に読めました^^ちょっと絵が苦手(><)
◇私的に感じた攻め受けの印象:無神経攻め、悩み受け

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