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29/46(合計:457件)
高遠琉加 笹生コーイチ
kirara
ネタバレ
もうホントにタイトル通り、『この胸をどうしよう』でした。上手いタイトルですね~。 なんというか、ものすごい正統派だな~と。いや、それが悪いというわけではまったくないです。すごくよかったし好きなんですよ。『幼馴染』で『すれ違い』なんて、私の好みにピッタリで言うことないです。 あえて言うなら、終盤の大人たち(桜庭と北見)の仕掛けというか仕込みでしょうか。正直、あれはなくてもよかったかなと…
高遠琉加 金ひかる
高遠さんでは、いちばん好きかもしれません。少なくとも今まで読んだ中ではベスト3には入ります。 沖屋(受)は、健気ではないし性格がいいというわけでもないんですが、それでもいい、好きなんです。強気だけど自信過剰なだけではない受はいいですね。 でも、一見冷たくて毒舌で強気だけど、決してただ傲慢で無神経な嫌なヤツじゃない。わかりにくい繊細さがとても上手く描写されていました。 そして水梨(攻…
悪くはないです。ただ、スピンオフの『捨てて行ってくれ』の方は大好きなんですが、そこまでは行かないですね。 鮎川(受)のぐるぐるっぷりがちょっとうっとおしかったんです。いや、『ぐるぐる受』は好きな方なんですが、なぜか今ひとつでした。『ぐるぐる』のタイプなのかなあ?優柔不断すぎたから?ああ、もしかしたら『受一人称』だったからかもしれません。三人称(あるいは攻一人称)だったらワンクッションあると…
高遠琉加 麻生ミツ晃
これはよかったです。高遠さんではかなり好き。これで続編が受一人称でなかったら、『神』だったかもしれない、と思ったくらいです。もともと受一人称は苦手なんですが(攻一人称はその作品によります)、高遠さんの受一人称はとりわけ合わないんです。 私にとって、高遠さんはかなり当たり外れのある作家さんなんですよ。正直、広見の勤めてるレストランが舞台の、大変評価の高い作品は、私はどうしても攻キャラクターが…
高遠琉加 高永ひなこ
高遠さんではかなり好きな作品です。今まで読んだ中でも上位には入りますね。 ただ、諒(受)の置かれた状況が、何とも時代錯誤過ぎないかい・・・と思ってしまいました。いっそ時代ものならすんなり受け入れられたかもしれません。でも、そこに目を瞑れば、キャラクターもストーリーもよかったです。 終盤の和也に対する言葉からもわかるように、諒が結構したたかで、でもそれがよかったんですよ。ホントに健気…
正直なところ、キャラクターは特に好きなタイプではないのですが、作品としては結構好きですね。成澤(攻)が、最初の余裕綽々からどんどん蒼井(受)にのめり込んで、なりふり構わなくなって行くところがよかったんですよ。調子に乗ってまわりを見下してるような嫌なヤツが、おろおろ・あたふたするさまはホントに気持ちいいですね。 タイトルは直球そのままですが、厳密には『最初で最後の恋』だよな、と思いましたね、…
M
真面目な数学教師・鮎川の親友は、官能小説家の不破。 鮎川は、酔って階段から落ちそうになったところを、不破に助けられ、その不破が利き腕を骨折したことから、不破の仕事を手伝うことになる。 それは、不破の小説――もちろん、官能小説の後述筆記であった。 やってみるまではなんともないと思っていた鮎川だったが、実際にやってみると、不破の唇が快楽の世界をつむぐたびに、不破を意識してしまい、叫びたく…
高遠琉加 六芦かえで
いえ、別に泣きたくて読んだわけではないんですが・・・ 高遠さんは、文章も綺麗だし心情描写も細やかで、読んでいてリズムが気持ちいいですし、なんでもない日常を題材に、大きな起伏もないところも私はいいと思うんですよ。でも、キャラクターが好きになれないことが多いんです。キャラクターさえ気に入れば、好き作品になる確率は高いんですが。この作品はその典型です(ちなみに高遠さんでは『捨てていってくれ』『酷い…
高遠琉加 佐々成美
ofnotice
片思いの話ですね、ウン。 高校時代の同級生を好きになって、それで卒業間際に告白して…振られる。 それで5年後に偶然、再会して、まだ思いを引きずっている自分に気づく。 「ありがち」な設定ながら、その間のココロの痛みと揺れの描写はとてもよくできている。 …がっ! 相手(攻め)視点の後半はいらなかったかなー。 理由も何もふっとばして片思いする受けの思いはよくわかるんだが、それを受け止める…
東雲月虹
これはもう、高遠さんのお話の中で一番好きかもしれません。 何度でも読み返したくなります。 「犬と小説家と妄想癖」のスピンオフですが、 未読でも問題はないです。 (私は一応読みましたが) 水梨がワンコといえども、ただ闇雲に沖屋を慕っているわけでもなく、 これが結構しっかりしてて好感が持てました。 やたら「好き好き好き!!!」みたいなのよりツボります。 体は許してくれても、…